冷蔵庫の寿命は何年?長持ちさせるコツと処分する方法を解説

365日、24時間ひと時も休まずに動き続ける冷蔵庫。毎日使う家電なだけに、その寿命のサインは意外と見逃しがちです。いざ故障してから買い替えようとすると、冷蔵庫が使えず困ってしまうことも多いので、早めのうちに寿命を見極めることが大切です。
この記事では、冷蔵庫の寿命が近いときにあらわれがちな症状や修理と買い替えの見極め方、古い冷蔵庫の処分方法について詳しく解説しています。今の冷蔵庫を長年使っている方、冷蔵庫の不調を感じている方は、ぜひご参考にしてみてください。
冷蔵庫の寿命って何年くらい?
冷蔵庫の寿命は設置環境や使い方によっても異なるため一概には言えませんが、一般的には約10年程度といわれています。「消費動向調査 2025年3月 内閣府調べ」によると冷蔵庫の平均買い替え年数は13年という調査結果が出ていますが、冷蔵庫が完全に故障してからの買い替えになると、中身の食材の扱いに困ったり冷蔵庫が使えない期間が出てきたりするため、まだ動いているうちに買い替えの検討をするのがおすすめです。
特に、長年使った冷蔵庫に「冷えにくくなった」「異音がする」「水漏れがある」などの症状が出ている場合は、そろそろ買い替えのタイミングが近づいていると判断してよいでしょう。具体的な症状や故障の見極め方については、この後の項目で詳しく解説していきます。
こんな症状は冷蔵庫の寿命を知らせるサインかも

冷蔵庫の経年劣化が進んでくると、「庫内が冷えない」「水漏れする」などの症状があらわれがち。これらの異常を早めにみつけて、冷蔵庫の寿命を見極めましょう。ここでは、冷蔵庫の寿命が近づいているときにあらわれやすい、代表的な症状について解説します。
冷蔵庫が冷えにくい
冷蔵庫の寿命が近いときにまず起こりがちな症状が、本体の冷却能力が低下し始めることです。意外と気づきにくいのですが、「最近食品の痛みが早い」「以前よりも電気代がかかる」と感じる場合は、冷蔵庫が冷えにくくなっているかもしれません。
原因としては、庫内を密閉するためのドアパッキンが劣化したり、冷気を作り出すためのコンプレッサーという冷却装置が不具合を起こしていたりする可能性が考えられます。これらの部品は自分で修理できないので、異常がありそうならメーカーなどに修理の相談をすることをおすすめします。
一方冷蔵庫に問題はなくても、食材を詰め込みすぎていたり、吹き出し口がふさがっていたりすると、庫内が冷えにくくなることもあります。この場合は冷蔵庫の中身を整理するだけで症状を改善できるので、庫内の状態も確認してみるとよいでしょう。
冷蔵庫が冷えないときの対処法や故障の見極め方については、以下の記事で詳しく解説しています。お困りの方は、ぜひこちらもチェックしてみて下さい。

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冷蔵庫から水漏れする
通常であれば、運転中に発生した水は冷蔵庫の下に設置してあるドレンパンという水受け皿に溜まっていきますが、経年劣化でズレたり壊れたりすると、水があふれて外に漏れだしてしまうことがあります。また、使っているうちにホコリやカビがドレンパンやそこにつながるホースに溜まることで、排水能力を超えてしまい水漏れが起こることもあります。
ドレンパンやホースは取り外してお掃除することもできますが、ドライバーでねじの取り外しなどを行う必要もあるため、部品を壊してしまったりしてかえって症状を悪化させてしまうこともあります。もし作業に不安がある場合は、メーカーなどに修理の相談をしてみるとよいでしょう。
なお、冷蔵庫の水漏れの対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。水漏れでお困りの方は、ぜひこちらもご参考にしてみてください。

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冷蔵庫から異音がする
冷蔵庫は正常に動いていても、温度を調節するためのコンプレッサーという装置が動作するときに「ブーン」という音がすることがあります。この音は、庫内の温度が一時的に高くなったり霜取り運転が動作していたりすると起こりやすいのですが、常に音が鳴る、明らかに大きな音がする場合は、本体に不具合が起きている可能性も考えられます。また、ブーンという音に加えて、「ガタガタ」といった異音が発生している場合は、コンプレッサーなどの冷却装置に異常が起きている可能性が高いでしょう。
冷却装置に不具合が起きている場合は、症状が悪化すると突然冷蔵庫が冷えなくなってしまうことも少なくありません。気になる音がする場合は、早めに点検や修理の依頼をすることをおすすめします。
もし今お使いの冷蔵庫から異音がする場合は、以下の記事も併せてチェックしてみてください。冷蔵庫がうるさい原因とその対処法について詳しく解説しています。

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製氷機で氷が作れない
ほかの場所は問題ないのに氷が作れない場合は、製氷機に不具合が起きているかもしれません。具体的には水を入れるタンクや給水ホース、製氷ユニットが故障している可能性が考えられます。この場合は部品交換などが必要になることが多いので、メーカーなどに修理の依頼をしてみるとよいでしょう。
冷蔵庫を長持ち&省エネのために気をつけたいコツ

冷蔵庫をなるべく長持ちさせるためには、日ごろの使い方を少し工夫して、本体への負荷を減らすことが大切です。また、冷蔵庫の冷却効率が上がることで、省エネ効果で無駄な電気代がかかることも防ぎやすくなります。ここでは、冷蔵庫を使うときに意識したいコツを4つご紹介します。
1.定期的にお手入れをする
冷蔵庫を長持ちさせるためにまず気をつけたいのが、本体の定期的なお手入れです。ドアのゴムパッキンや本体奥の吹き出し口、冷蔵庫周辺にたまったほこりなどを定期的にお掃除するようにしましょう。特にドアのゴムパッキンはほこりや汚れが溜まりやすく、そのままにしていると密閉性が低下したりドアが閉まりにくくなったりして、冷気が逃げやすくなることもあります。すると本体に余計な負荷がかかってしまうので、なるべくこまめなお手入れを心がけるとよいでしょう。
2.食材を詰め込みすぎない
冷蔵庫は庫内に冷気を循環させることで、食品を冷やしています。そのため、あまりに詰め込みすぎると空気の流れが悪くなり、冷蔵庫が冷えにくくなって本体に余計な負荷がかかってしまうこともあるので注意が必要です。
庫内にはパンパンになるまで詰め込みすぎず、ある程度食品の間にすきまを開けるようにすると、冷気がうまく回り余計な電気代がかかることも防いでくれます。
ちなみに、冷凍室の場合はなるべく隙間なく詰め込んだほうが、食品同士が保冷材の役割を果たすため冷却効率が高くなります。スペースごとに収納方法を工夫すると、もっと上手に冷蔵庫を使いこなすことができるでしょう。
3.熱いものは冷ましてから入れる
出来立ての料理をそのまま入れると、庫内の温度が一気に上がり、それを下げるために冷蔵庫がフルパワーで運転してしまいます。なるべく冷蔵庫への負荷を減らすには、食品を常温まで冷ましてから、庫内に保管することを心がけるとよいでしょう。効率よく庫内を冷やせるだけでなく、余計な電気代がかかることも防いでくれるので省エネ効果も期待できます。
4.冷蔵庫の周辺にある程度のスペースを確保する
冷蔵庫は庫内を冷却する際、背面や側面から熱を逃がしています。そのため、本体を壁にぴったりくっつけて設置していると放熱がうまくできず、本体に余計な負荷がかかって、寿命が短くなる原因にもなるので注意が必要です。
冷蔵庫を設置するときは、本体の周りにある程度スペースを開けることが大切です。具体的な目安は取扱説明書に記載されているので、十分なスペースが確保されているかをチェックしてみましょう。
粗大ごみはNG!寿命を迎えた冷蔵庫の処分方法

残念ながら冷蔵庫が寿命を迎えてしまったとき、意外に迷ってしまうのが本体の処分方法です。実は冷蔵庫は粗大ごみで捨てることはできず、家電リサイクル法という法律に基づいて、適切な処分業者に引き取ってもらう必要があります。また、処分する際には「リサイクル料金」「収集運搬料金」などの費用がかかるので頭に入れておきましょう。ここでは、冷蔵庫を正しく処分する3つの方法をご紹介します。
家電量販店に引き取ってもらう
家電量販店などで冷蔵庫を買い替える場合は、リサイクル料金と収集運搬料金を支払うことで、不要になった冷蔵庫を回収してもらえます。購入の流れでそのまま処分を申し込めるため、スムーズに手続きを済ませられることが大きなメリットでしょう。なお、引き取りにかかる料金は店舗によっても異なるので、あらかじめどれくらいの金額になるかをチェックしておくとよいでしょう。
自治体と提携している回収業者に依頼する
自治体によっては、地域の回収業者と提携して冷蔵庫の回収サービスを行っているところもあります。冷蔵庫を回収しているかどうかは、各自治体のウェブサイトなどで確認できます。ただし、そもそも回収を行っていない自治体も少なくないので、お住まいの地域で利用できない場合は、ほかの処分方法を検討しましょう。
自分で指定引取場所に持ち込む
各自治体が定める「指定引取場所」に自分で持ち込むことでも、冷蔵庫を処分できます。冷蔵庫を自分で持ち込むため、収集運搬費用を節約できることがメリットですが、自分で本体を運ぶ必要があるので、手間と時間がかかることがデメリットといえます。また、冷蔵庫を運べる大型の車両なども必要になるため、かかる手間と費用を天秤にかけてこの方法を利用するか検討してみましょう。
なお、自分で冷蔵庫を持ち込む際は、あらかじめ郵便局などで料金を支払って、家電リサイクル券を用意しておく必要があります。せっかく冷蔵庫を運んでも、家電リサイクル券がないと引き取ってもらえないので、忘れずに用意しておくようにしましょう。
なお以下の記事では、冷蔵庫の処分方法や注意点、捨てるまでにやっておきたい事前準備について詳しく解説しています。冷蔵庫の処分でお困りの方は、ぜひこちらもご参考にしてみてください。

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なお、冷蔵庫の下取りサービスのメリットや詳しい使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。冷蔵庫の買い替えを考えている方は、ぜひこちらもご参考にしてみてください。

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まとめ:冷蔵庫の寿命のサインから買い替えタイミングを見極めよう
一概には言えませんが、冷蔵庫の寿命は一般的に約10年といわれています。「消費動向調査 2025年3月 内閣府調べ」によると冷蔵庫の平均買い替え年数は13年という調査結果が出ていますが、いきなり壊れて慌てないためにも寿命のサインを見逃さず、はやめに買い替えタイミングを見極めるようにしましょう。
また、日ごろから使い方を工夫するだけでも、本体への負担を減らして冷蔵庫を長持ちさせやすくなります。もし新しい冷蔵庫が必要になったときは、手間なくおトクに買い替えられるジャパネットの下取りサービスもぜひご検討ください。
