東芝のエアコンは、電気集じん方式の空気清浄機能である「プラズマ空清」を搭載しているのが特徴です。そのほかにも豊富な内部クリーン機能や、レーダーで人を検知して気流をコントロールする機能など、独自の機能がいくつも搭載されています。
この記事では東芝エアコンの特長や、搭載されている機能について解説しています。おすすめの機種もご紹介しているので、ぜひエアコン選びのご参考にしてください。
東芝エアコンは「大清快」という名前で1998年に発売され、当時主流だったフィルター式の空気清浄機能ではなく、電気集じん方式のプラズマ空気清浄機能を搭載し人気を博しました。現在のモデルにはプラズマ空清機能はもちろん、快適な空間を生み出すためのさまざまな機能が搭載されています。
このあとは、そんな東芝エアコンに搭載されている便利な機能を一挙ご紹介します。この記事を参考に、自分に合ったエアコンを見つけてみてはいかがでしょうか。
せっかく新しいエアコンを買うなら、自分に合った機能が搭載されている機種を選びたいですよね。この項目では東芝エアコンに搭載されている便利な機能をそれぞれご紹介していますので、ぜひエアコン選びのご参考にしてください。
※この記事に記載している情報は2023年5月時点の情報です。
※ご紹介している機能はすべての機種に搭載されているものではありません。詳しくはそれぞれの商品ページにてご確認ください。
プラズマ空清とは、電気の力で空気中の汚れを集める「電気集じん方式」をもちいた空気清浄機能のことです。カビ※1やホコリだけではなく、PM2.5※2、細菌※3まで除去します。さらに花粉※4を捕獲し、ウイルス※5を抑制することができます。プラズマ空清が搭載されている機種は空気清浄だけの運転もできるため、エアコン一台で一年中快適な空間で過ごすことができるのです。
また「電気集じん方式」を採用しているプラズマ空清では空気清浄ユニットのお手入れや交換の必要はありません※6。フィルター式の空気清浄機に比べてメンテナンスの手間がかからずに済むので、手軽に空気清浄したいという方にもおすすめです。
※1 実使用空間での結果ではありません。【試験機関】（一財）北里環境科学センター【試験方法】25㎥試験チャンバー（密閉空間）内にカビ胞子（1種類）を浮遊させ、エアコンを空清運転。経時的にチャンバー（密閉空間）内の浮遊カビを捕集し、カビ数を測定【試験結果】空清運転前に比べ102分で99％減少【報告書No.】北生発2018_0406号。RAS-K221DXT(W)において。
※2 実使用空間での結果ではありません。【試験方法】（一社）日本電機工業会規格「JEM1467：微小粒子状物質（PM2.5）に関する除去性能」による。【判定基準】0.1㎛〜2.5㎛の微小粒子状物質を32㎥（約8畳）の密閉空間で99%除去する時間が90分以内であること。［29.5㎥（約7.4畳）にて試験。32㎥（約8畳）の試験空間に換算した値です。］RAS-K221DXT(W)において。
※3 実使用空間での結果ではありません。【試験機関】（一財）北里環境科学センター【試験方法】25㎥試験チャンバー（密閉空間）内に菌（1種類）を浮遊させ、エアコンを空清運転。経時的にチャンバー（密閉空間）内の浮遊菌を捕集し、菌数を測定【試験結果】空清運転前に比べ110分で99％減少【報告書No.】北生発2018_1336号。RAS-K221DXT(W)において。
※4 実使用空間での結果ではありません。【試験機関】新日本空調（株）【試験方法】60㎥評価試験ルーム内に30㎛のAPPIE標準粉体を浮遊させ、エアコンを空清運転。経時的に評価試験ルーム内（室内中央・床上120㎝）の粉体数を測定【試験結果】空清運転前に比べ12分で99％減少【報告書No.】A391_18002号。RAS-K221DXT(W)において。
経時的に評価試験ルーム内（室内中央・床上120㎝）の粉体数を測定【試験結果】空清運転前に比べ12分で99％減少【報告書No.】A391_18002号
※5 実使用空間での結果ではありません。【試験機関】（一財）北里環境科学センター【試験方法】25㎥試験チャンバー（密閉空間）内にウイルス（1種類）を浮遊させ、エアコンを空清運転。経時的にチャンバー（密閉空間）内の浮遊ウイルスを捕集し、ウイルス数を測定【試験結果】空清運転前に比べ107分で99％減少【報告書No.】北生発2018_1338号。RAS-K221DXT(W)において。
※6 プラズマ空清において
東芝のエアコンには内部クリーン機能が豊富に搭載されており、手では届かないような場所もエアコン任せで簡単にお手入れすることができます。
熱交換器はフィルターのさらに奥の方にあり、フィルターで取り切れない汚れがだんだん溜まっていってしまいます。通常は取外しができない部分なので、自分の手でお掃除をすることは困難です。
ところが東芝エアコンの「マジック洗浄熱交換器」には特殊なコーティングが施されており、運転中に発生した結露水※1で汚れを浮かせて洗い流すことができます※2。自動的にお掃除をしてくれるので、気にせずとも熱交換器を清潔にできるのが魅力です。
※1 冷房・除湿運転時、熱交換器に付着した水。
※2 東芝独自の条件により評価。【試験機関】（株）衛生微生物研究センター【試験方法】熱交換器フィン（試験片）にカビ胞子（1種類）を付着させ、滅菌精製水で洗浄。洗浄前後のカビ数を測定（コーティングなし試験片とコーティングあり試験片とのカビ数を比較）。【試験結果】コーティングなし試験片：カビ残存率25.3％に対し、コーティングあり試験片：カビ残存率6.9%【報告書No.】2020D-BT-1041
セルフクリーン機能が搭載された機種は、エアコンの運転を停止すると自動でエアフィルターの汚れを掃除し、エアコン内部を乾燥させます※。これにより、カビの発生原因である湿気を取り除くことができます。
※オフシーズン中に付着してしまったホコリや汚れを取り除く機能ではありません。
運転停止中にリモコンのクリーニングボタンを押すと、「UVプレミアムクリーニング除菌」でお掃除することができます。この機能の特徴は下記の4つの工程でエアコン内部を強力に洗浄することができることです。
さらに行程中にUVを照射して除菌※2を行うので、熱交換器を本格的にお掃除することができます。
※除菌の対象部位は熱交換器です。
手動クリーニング※3のため少々手間はかかりますが、毎回の自動お掃除よりも本格的にエアコン内部をお掃除することができます。「なるべくエアコンのクリーニング機能にこだわりたい！」という方には、ピッタリの機能といえるでしょう。
※1．RAS-K402DRにおいて、室温27℃、室内湿度60％、外気温35℃において約1.75ℓの結露水の発生を確認。消費電力量1,045Wh。使用環境により冷房洗浄を行わない場合があります。また、水の量も異なります。冷房洗浄中はお部屋の温度が低下する場合があります。室温、湿度、外気温等の条件によっては１リットルの水量が出ない場合があります。その場合は、汚れが落ちにくいことがあります。
※2．RAS-K221DXT(W)において、東芝ライフスタイル独自の条件により評価。【試験機関】（一財）北里環境科学センター【試験方法】熱交換器に菌（1種類）を付着させ手動クリーニング運転を実行。クリーニング前後の菌数を測定し比較。【試験結果】99%減少【報告書No.】北生発2022_0381号
※3．手動クリーニングの冷房洗浄中は室内温度が下がることがあります。また、暖房乾燥中は室内温度が上がることがあります。手動クリーニング中は室温が変動しますので、外出時などに手動クリーニングを行うことをおすすめします。
「レーダー」機能が搭載されていれば、部屋にいる人やその動きを検知して、自動で最適な運転を行ってくれます。たとえばエアコンの近くにいる人に風が当たるように調整したり、反対に直接風が当たらないようにしたりすることもできます。人の動きまで探知するため、場所を移動しても自動で風向きを調整してくれるので、わざわざリモコンで設定しなおす必要がありません。
このほかにも「急速冷房」機能を使えばお風呂上がりや運動後など暑く感じているときに、レーダーで場所を検知し集中的に冷房を行うことで一気に温度を下げてくれます。部屋全体の設定温度を変更しなくて済むので、少しの間だけ涼しくなりたいときに便利な機能です。
さらに「おでかけ」※1機能を使えば、部屋の中に人がいる・いないを感知して、自動で運転を切り替えてくれます。不在時は抑え、お部屋に戻った時には状況によりレーダー風あて・風よけを自動で制御してくれるのです。
※冷暖房時のみ
※1 RAS-K402DRにおいてメーカー独自の条件により評価。冷房：メーカー環境試験室（11畳）にて、通常冷房時とおでかけ運転時の比較。外気温35℃、設定温度「24℃」、風量「自動」にて、不在時間が2時間経過後の消費電力量の比較。通常冷房時1.7kWh、おでかけ運転時0.8kWh。暖房：メーカー環境試験室（11畳）にて、通常暖房時とおでかけ運転時の比較。外気温7℃、設定温度「20℃」、風量「自動」にて、不在時間が2時間経過後の消費電力量の比較。通常暖房時4.3kWh、おでかけ運転時1.6kWh。（エアコンの設置環境、ご使用条件により効果は異なります）
暑いからエアコン付けたけど、なかには「エアコンの風が直接当たるのが苦手」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。特にエアコンの真下などは、冷たい風がダイレクトに当たって肌寒く感じてしまうこともありますよね。
「無風感空調」機能が搭載されたエアコンには「無風感ルーバー」※1が搭載されており、噴き出す風を拡散させます。そのため拡散された風は、体が感じないくらいのやわらかな風でいつでも快適に過ごせます。「無風感冷房」※2も肌で感じないほどの柔らかな風でありながら、しっかりとお部屋を冷やし快適な空間を作り出してくれます。
さらに左右で風の流れを変えられる「セパレート無風感ルーバー」を搭載している機種もあり、片側は普通の風、もう片側は無風感にするなど、それぞれの好みに合わせて気流を制御することができます。
※1 使用環境により動作しない場合があります。
※2 RAS-K402DRにおいて、「無風感ルーバー」動作時、エアコン本体から2.5m、床上60㎝の地点で風速が0.2m/s以下であることを確認（メーカー調べ）。使用環境により動作しない場合があります。
エアコンのフィルターが汚れてしまうと本来の性能が発揮できなくなったり、嫌なニオイの原因になってしまったりすることがあります。それを防ぐには定期的なフィルター掃除が欠かせませんが、自分でフィルターを取り外して掃除するのは面倒ですよね。
「フィルター自動お掃除」機能が搭載された製品なら、内部に搭載されたブラシがフィルターに溜まったホコリを自動でお掃除してくれます。
また、お掃除で出たホコリは「楽ダストボックス」に集められていくので、掃除機を使えば溜まったホコリも簡単に吸い取ることができます。しかも、ホコリを捨てる時期になると本体のランプが点灯してお知らせしてくれるので、ホコリを捨てるのを忘れてしまう心配もありません。
無線LANが内蔵されている機種なら、専用アプリ「IoLIFE」をインストールすることで、お手元のスマートフォンからもエアコンを操作できます。ちょっと温度を変えたいときでも、わざわざリモコンを取りに行く必要なしにお手元のスマートフォンから設定を変更できます。
また外出先からもエアコンの操作ができるので、「エアコンを切り忘れた！」と慌てて家に引き返すこともありません。さらに事前にエアコンの運転を始めておけば、帰った時にはすでに部屋は快適な状態で出迎えてくれます。
スマホだけでなく、スマートスピーカーと連携させれば、音声でも運転の切り替えや温度設定ができるようになります。家事や育児中など手が離せないときでも手軽に操作できるため、どんなときでも快適なお部屋を保てます。
※サービスのご利用には以下の準備が必要です。
※常時接続のブロードバンド回線。スマートフォン（タブレットは動作対象外です。また、すべてのスマートフォンで動作を保証するものではありません。無線LANルーター（エアコンとの接続は2.4GHｚ帯を使用します。）アプリのダウンロード・ユーザー登録・利用はいずれも無料です。ダウンロードおよびサービス利用時に必要な通信費は、お客様のご負担となります。無線通信を利用していますので、電波の特性上、環境条件により通信距離、通信速度は異なります。提供されるサービスについては予告なく終了することがあります。
エアコンは生活に無くてはならない存在ですが、長時間使うことも多いのでその分電気代も気になりますよね。節電機能が搭載された機種なら自動で省エネ運転をしてくれるので、快適な温度に調整しながら節電もすることができます。
日あたり節電は、日差しをセンサーが検知して自動で最適な運転を行ってくれる機能です。たとえば夏の日差しが強い時間帯は通常運転に、夕方以降の気温が下がりやすい時間帯は自動で抑え目運転を行ってくれます。
※ RAS-K281DXTにおいてメーカー独自の条件により評価。メーカー環境試験室(11畳)にて、通常運転とeco設定運転との比較。 冷房：外気温35℃、設定温度「24℃」、風量「自動」にて、安定時1時間の消費電力量の比較。通常冷房運転時166Wh、eco冷房運転時159Wh。 暖房：外気温7℃、設定温度「20℃」、風量「自動」にて安定時1時間の消費電力量の比較。通常暖房時256Wh、eco暖房運転時251Wh。 ※エアコンの設置環境、ご使用条件により効果は異なります。
不在節電は部屋に人がいるかどうかをセンサーが感知し、30分以上不在の時間が続くと控えめ運転に切り替わります。短時間の外出が多いときも、エアコンをつけっぱなしにしておけば自動で省エネ運転をすることができます。
※RAS-K402DRにおいて東芝独自の条件により評価。冷房：メーカー環境試験室（11畳）にて、人がいる時といない時の比較。外気温35℃、設定温度「24℃」、風量「自動」にて、不在時間が2時間経過後の安定時1時間の消費電力量の比較。人がいる時262Wh、人がいない時187Wh。暖房：メーカー環境試験室（11畳）にて、人がいる時といない時の比較。外気温7℃、設定温度「20℃」、風量「自動」にて、不在時間が2時間経過後の安定時1時間の消費電力量の比較。人がいる時510Wh、人がいない時320Wh。（エアコンの設置環境、ご使用条件により効果は異なります）
東芝エアコンは独自の空気清浄機能や多彩な気流制御で快適な空間を作り出せることが特徴です。そのほかにも省エネ機能や内部クリーン機能なども様々で、機種によって搭載機能は異なります。今回ご紹介した機能を参考に自分に合ったエアコンを探してみてはいかがでしょうか。
