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高圧洗浄機を初めて使う方必見!使える場所や使い方、注意点をまとめてご紹介

高圧洗浄機……テレビでは見たことがあるけどなんだか難しそう、そんな感想を持つ人も多いのではないでしょうか。一見難しそうに見える高圧洗浄機ですが、実際には、注意点さえしっかり押さえれば、初めての方でも扱える便利な家電なんです!
高圧洗浄機でお掃除できる場所は、壁や地面だけではありません。
窓や網戸、車、玄関前、ベランダなど幅広い箇所をきれいにすることができます。この記事では高圧洗浄機の仕組みや使い方、ジャパネットおすすめの商品について紹介しています。これを機に高圧洗浄機デビューをしてみませんか?

思った以上にシンプル?高圧洗浄機の構造と使い方を解説

高圧洗浄機は簡単に言えば水鉄砲のようなもので、トリガーガンから水を勢いよく噴射し、汚れを吹き飛ばす家電です。ただの水鉄砲と違うところは、電気の力でポンプを動かし強い圧力をかけながら水を発射できるところです。これによって、非常に強い水圧で水を吹き付けることができるため、手では落としにくい頑固な汚れを落としやすくなります。

しかし、名前は知っていても高圧洗浄機をどうやって使ったらいいのかよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。そこで、この項目では高圧洗浄機の一般的な構成と、大まかな使い方について解説していきます。

まず高圧洗浄機の構造ですが、多くの製品は「本体」「給水ホース」「高圧ホース」「トリガーガン」「ノズル」のパーツで構成されていることが多いです。
下記の写真のように、ノズル付きのトリガーガンをホースで本体とつないでいるだけなので、意外とシンプルな構成になっています。

高圧洗浄機を使用する際は一般的に下記のような手順で準備します。
※詳しい取り付け方は機種によって異なるので、実際に使うときはご自分の機種の取扱説明書をよく読むようにしましょう。

1.トリガーガンと本体を高圧ホースでつなぐ
2.本体と蛇口を水道ホースでつなぐ    
3.電源プラグを差し込み、スイッチを入れる

以上で準備は完了です。

あとはトリガーガンを握れば、ノズルから高圧の水が勢いよく噴射します。

ちなみに、ノズルは比較的簡単に取り替えることができます。用途によってたくさんの種類がラインナップされているため、掃除したい場所によって使い分けるとより簡単にお掃除することができるようになります。

こんな場所にも使える!高圧洗浄機で掃除できる場所一覧

高圧洗浄機といえば、大きな家の外壁や広い玄関先を掃除している場面を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

ウチは豪邸でもないし高圧洗浄機まではいらないかな……と考えている人に耳寄りな情報です。実は、一般家庭でも高圧洗浄機が役に立つ場所は意外に多いんです!この項目では手洗いだけでは掃除しにくい、高圧洗浄機が大活躍間違いなしのお掃除箇所について紹介していきます。

1.窓・網戸

窓や網戸は外に舞っているホコリや微細なゴミによって汚れやすい場所です。一般的には、網戸や窓は雑巾やブラシを使って、手で掃除することが多いのではないでしょうか。ただ、雑巾やブラシだとホコリや髪などが網目に絡まったりして、なかなか取り除けないことも多いですよね。そんなちょっと掃除するのが億劫な場所も、高圧洗浄機を使えばより簡単にお掃除することができるようになります。

高圧洗浄機を使えば、水圧によって汚れをきれいに洗い流しやすいため、頑固な汚れに手こずることが少なくなるでしょう。
お掃除のコツとして、網戸や窓を掃除する場合は上から下に向かって水をかけていくようにしましょう。水は上から下方向に流れ落ちていくため、よりスムーズに汚れを落としていくことができます。

またアクセサリーで、窓専用のノズルなども販売されており、それらを使うとより汚れを落としやすくなるので大変おすすめです。

2.車

高圧洗浄機を使えば、なんと洗車をすることもできてしまいます。経験したことがある人はわかると思いますが、車を手洗いするのは本当に骨が折れる作業です。

手洗いの場合、たいてい水バケツとスポンジで洗車しますが、そもそも車が大きく、洗う面積自体が広いので非常に手間がかかります。そのうえ傷をつけないように泥を落として、スポンジが汚れたらバケツまで戻って、また洗って……想像しただけで気が遠くなりますよね。

その点高圧洗浄機を使えば、水圧で汚れを吹き飛ばしてくれるので手洗いと比べてはるかに効率的に洗車をすることができます。さらに、機種によっては洗浄剤と吹付け用ノズルで泡を吹き付けることもできるので、自宅にいながらより本格的に洗車をすることができます。これに慣れてしまうと、もうスポンジで洗剤を泡立てる、という洗い方には戻れなくなってしまうかもしれませんね。

高圧洗浄機で洗車をする場合の注意点ですが、初めに汚れが多い足回りから行うようにしましょう。なぜなら、車体の汚れを洗い流したあとにタイヤやフェンダーの裏などを洗うと、そこに付いていた泥や砂が飛び散ってしまう可能性があるからです。せっかくボディをきれいにしても再度洗い流す手間がかかるので、最初に足回りを洗浄するということを意識しておきましょう。

また威力の強いノズルを使うと、塗装が剥げたり、車体にへこみができたりする可能性もあります。愛車を傷つけないためにも、洗車に使えるノズルかどうかを確認してから洗車するようにしましょう。

なお、高圧洗浄機を使った洗車については以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

  • 高圧洗浄機を使って洗車するメリット・デメリット(注意点)や選び方を解説

    • 高圧洗浄機は手洗いよりも簡単に汚れを落とせるため、洗車におすすめの清掃用品です。この記事では、高圧洗浄機を使って洗車するメリット・デメリット(注意点)をはじめ、選ぶ際に確認しておきたいポイントや洗車方法についてまとめています。ぜひ、ご覧ください。
    • 詳しく見る

3.玄関前・ベランダ

玄関前やベランダは雨風にさらされるため、ホコリや微細なゴミなどによってだんだんと汚れてしまいます。特に玄関前がタイルだと隙間に汚れが入り込み、ブラシを使ってもなかなか落とせない頑固な汚れになってしまいます。

その点高圧洗浄機であれば、ブラシでは落としにくい狭い隙間に入り込んだ汚れも、強力な水圧によって落としやすくなります。もし、「隣の家や部屋に水が飛び散ってしまわないか心配」という場合は、水ハネを防げるデッキクリーナーなどのアクセサリーを使用するのがおすすめです。

4.駐車場・ガレージ

駐車場やガレージは吹き溜まりになりやすいため、ホコリや土、葉っぱなどのゴミが溜まって汚れてしまいやすい場所です。

またカーポートなど、高さのある設備がある場合は、脚立などを使わないと手が届かないため掃除がしにくく、汚れが溜まりやすいです。そのような手の届かない高い場所でも、アクセサリーの延長パイプが使える機種であれば手軽に掃除することができます。

5.外壁・ブロック塀

家の外壁やブロック塀はホコリや排気ガス、カビ、コケなどの汚れで少しずつ汚れていくものです。このように積もり積もった頑固な汚れは一筋縄では落とせないため、綺麗にすることを諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし高圧洗浄機を使えば、外壁・ブロック塀の手ごわい汚れも格段に落ちやすくなります。高圧洗浄機には、頑固な汚れ専用ノズルも販売されており、それを使えばしぶとい汚れもより落としやすくなります。時の流れで色あせてしまった我が家も、高圧洗浄機を使えばかつての輝きを取り戻せるかもしれません!

また、外壁を掃除する際も上から下に向かって汚れを洗い流すようにしましょう。壁面は水が跳ね返ってきやすいので、レインコートなど水に濡れてもよい服装で掃除するとよいでしょう。

ちなみにその高威力ゆえ、塗装されている箇所や木材に当てると水圧で表面が剥がれる可能性があるので、十分注意しましょう。

思わぬ事故につながる可能性も!高圧洗浄機使用時の注意点

頑固な汚れも落とす高圧洗浄機ですが、使用する際にはいくつかの注意点があります。なんとなくで使っていると、思わぬ事故が起きたり、人にけがをさせてしまったりすることもあります。

ここでは高圧洗浄機を使う上での注意点をまとめているので、使う前にしっかりと確認して事故やトラブルにならないようにしましょう!

高圧洗浄機は絶対に人に向けない!

大前提の話ですが、高圧洗浄機は絶対に人に向けて使用していけません。たかが水と侮ってしまいがちですが、安易に人に向けると、ケガをさせてしまう恐れがあります。周囲の人にも気を配り、不注意でも水をかけないように心がけましょう。

使用前の注意点

高圧洗浄機を使用する前は、本体やパーツに壊れている箇所がないか確認することが大切です。仮にどこかが壊れている状態で使用してしまうと、思わぬ怪我や事故の原因になる恐れがあります。安心して使用するためにも、使用前に必ず確認をしましょう。

次に、電源プラグをコンセントに差し込む前に、本体の電源スイッチがオフになっていることを必ず確認しましょう。本体のスイッチがオンになったままの状態で電源プラグをコンセントに差し込むと、ショートや火災など本体の故障につながる可能性があります。

また意図せず水を出してしまい、通行している人に水がかかったりする場合もあるので、使用する前は電源スイッチがオフになっていることを必ず確認しましょう。

使用中の注意点

高圧洗浄機の使用中は、本体を過度に濡らさないよう注意が必要です。
本体は防水加工されている機種が多いですが、製品の中には防水機能が搭載されていない機種もあります。故障につながる恐れもありますので、取扱説明書をよく読み正しく使用するようにしましょう。

このほか、高圧洗浄機を使用中はホースにも注意しなければなりません。
なぜなら、ホースが家具や置物に引っかかって倒してしまったり、ホース自体が壊れたりする可能性があるからです。清掃に夢中になるとつい確認を忘れてしまいがちですが、ホースの行方にも注意を払うようにしましょう。

さらに、清掃中は使用するノズルの種類にも気をつけることが大切です。
たとえば、頑固な汚れを落とすのに適したノズルを塗装面に使用すると、水の威力が強すぎて塗装が剥がれてしまう可能性があります。用途によってさまざまな種類のノズルが販売されていますので、自分が掃除したい場所に合ったノズルを選ぶようにしましょう。

使用後の注意点

高圧洗浄機を使用したあとは、濡れた手で電源プラグに触れてはいけません。乾いた状態よりも格段に電気が流れやすくなるので、感電の危険性があり非常に危険です。必ず手を乾かしてから電源プラグを触るようにしましょう。

このほか、高圧洗浄機はこまめにお手入れをすることも大切です。特にフィルター部分はゴミが詰まりやすく、故障の原因になりやすいです。取扱説明書にお手入れの方法が記載されていますので、日ごろからのお手入れを心掛けるようにしましょう。

また、寒い時期に高圧洗浄機を使った後は、必ず水を抜いて凍結しないよう室内に保管しましょう。水が残った高圧洗浄機を凍結させてしまうと、破損・故障の原因につながる可能性があるので十分注意が必要です。

故障かな?と思ったらここをチェック!高圧洗浄機のよくある症状と対処法

高圧洗浄機を使っていると、思わぬトラブルに見舞われることもあります。ここでは高圧洗浄機を使う上で起こりがちなトラブルと、その対処法について紹介していきます。

なお実際に作業をする場合は、使用している機種の説明書をよく読み行うようにしましょう。トラブルが解決しない場合は、メーカーに問い合わせをすることも大切です。

高圧洗浄機が動かない、電源が入らない

まずは電源プラグがコンセントにしっかり差し込まれているか、電源がオンになっているかを確認しましょう。

延長コードを使っている場合は、高圧洗浄機の機種によって推奨されている仕様を満たしているか確認しましょう。機種によっては延長コードの長さの上限が決まっていたり、そもそも延長コードの使用を禁止していたりする場合もあります。お手元の取扱説明書で、その機種がどんな電源コードを使えるのか確認してみましょう。

高圧洗浄機本体に高圧ホースを取り付けられない

高圧洗浄機本体と高圧ホースの接続部分に砂などがついていると、うまく取り付けられないことがあります。高圧ホースの取り付けができない場合は、接続部分をきれいにしてから再度試してみてください。

高圧洗浄機本体やトリガーガンから高圧ホースを取り外せない

高圧洗浄機本体のポンプ内に圧力が残っている場合、高圧ホースが取り外せないことがあります。取扱説明書に沿ってポンプ内の圧力を抜き、正しい手順で取り外しましょう。

水が出ない

高圧洗浄機から水が出ないときは、まず水道栓が開いているかを確認してください。水道栓が開いているのに水が出ない場合は、トリガーガンの安全ボタンを解除して水が出るかを確認しましょう。

それでも水が出ない場合は、給水口フィルターやノズルにホコリやゴミなどが詰まっている可能性があります。取扱説明書に沿ってお手入れを行いましょう。

水が漏れる

数滴程度の水漏れであれば異常ではないことが多いです。しかし、水漏れの量が多い場合は何らかの異常が生じている可能性があります。トリガーガンや高圧ホース、ノズルなどの接続部分からの水漏れであれば、パーツがしっかりはまっているか、壊れているところはないかをチェックしてください。

高圧洗浄機の多くは、補修部品も販売しているので、パーツが壊れている場合は自分で部品を購入し修理できる場合もあります。壊れている箇所が見当たらない場合や、自分で修理ができそうにない場合は、メーカーへ問い合わせをしてみましょう。

水圧が弱い

水圧が弱い場合は、本体・水道ホース・高圧ホースのどこかに空気が溜まっている可能性があります。取扱説明書に沿って、空気を抜く作業を試してみましょう。

このほか、給水口フィルターとノズルにホコリやゴミなどが詰まっている可能性も考えられます。お手入れをしてゴミを取り除いてから、水圧が戻るかを確認してください。

空気を抜き、お手入れをしても水圧が弱い場合は、水道栓がきちんと開いているか、どこかで水漏れしていないかも確認してみましょう。

高圧洗浄機の代表的なメーカーの特長を紹介

現在、高圧洗浄機は数多くのメーカーから発売されています。

世界的に名の知れたブランドであるケルヒャーや、日本で昔から人気のある京セラ(旧リョービ)、最近では低価格帯向けにアイリスオーヤマも販売を始めています。

ここではそれぞれのメーカーの特長をまとめて紹介しています。各メーカーよって価格帯や機能に違いがあるので、それぞれの特長を知って、自分に合った機種を選びましょう!

※こちらに記載されている情報は2022年12月時点のものであり、製品ごとに搭載されている機能は異なります。

1.ケルヒャー(KÄRCHER)

ケルヒャーは、1935年に創業した、ドイツの清掃システム販売メーカーです。

比較的手を出しやすい価格のものから、高性能なモデルまで幅広いラインナップを展開しています。高性能な機種は威力が高いだけでなく、本体から発生する騒音を抑える機能が搭載されたタイプもあります。

ただし高性能モデルは、パワーも強いですが、本体も大きく重くなる傾向にあります。使いたい用途とそれに必要なパワー、本体の大きさを考慮して、ご自身にちょうどいい商品を選ぶとよいでしょう。

このほか、ケルヒャーはアクセサリーも充実しています。洗車する際に最適なフォームノズルや、自宅周辺を掃除するのに向いているデッキクリーナーなど、いろいろなシチュエーションにも対応できます。掃除する場所に合わせて使い分ければ、よりきれいに掃除をすることができるでしょう。

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2.アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

アイリスオーヤマが展開している高圧洗浄機の種類は、主に「タンク式タイプ」「コンパクトタイプ」「スタンダードタイプ」の3種類です。タンク式タイプであれば近くに水道の蛇口がなくても使用することができます。

くわえて、温水を使用できる製品も販売されているため、油汚れなどを効率よく落としたいという方におすすめです。また、ほかのメーカーと比べてリーズナブルな傾向あるので、気軽に購入できる点もうれしいポイントです。

3.京セラ(Kyocera)※旧リョービ

京セラも高圧洗浄機を豊富に取り揃えており、アクセサリー数も多いため幅広い用途に使うことができます。さらに価格も比較的リーズナブルな機種が多いため、費用を抑えたいという方にもおすすめです。
かつてはリョービの名前で高圧洗浄機を発売していましたが、現在は京セラブランドでの発売となっています。

下記のページでは高圧洗浄機の選び方とおすすめ商品を詳しくご紹介しているので、気になる方は是非ご覧ください。

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迷ったらこれ!おすすめ高圧洗浄機をご紹介

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まとめ

高圧洗浄機はその強力なパワーによって、手洗いよりも格段に効率よく汚れを落とすことができます。地面の黒ずみや、壁の頑固な汚れだけでなく、網戸掃除や洗車などさまざま用途で使うこともできます。

ただし高圧洗浄機の正しい使い方を知らないと、綺麗にするどころかかえって傷つけてしまう可能性もあるため、使用する際は取扱説明書をよく確認し十分に注意しましょう。今まであきらめていた長年の汚れも、高圧洗浄機ならきれいに洗い流してくれるかもしれませんよ。

気になる方はぜひ検討してみて下さい!

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