電子レンジの3つの処分方法を解説!それぞれのメリット・デメリットやお得な買い替え方もご紹介

電子レンジは自治体のルールに則って家庭ごみとして捨てるか、お店に引き取ってもらったりリサイクルショップに売却したりして処分する必要があります。
この記事では、電子レンジの処分方法をはじめ、寿命のサインや、お得な買い替え方についてもご紹介しています。電子レンジの捨て方に迷っている方は、ぜひご参考にしてください。
電子レンジは「小型家電リサイクル法」の対象

小型家電リサイクル法とは、電子レンジをはじめ、スマートフォンやパソコン、掃除機などの小型家電に含まれる資源の回収・再利用を推進する法律です。そのため、電子レンジを処分したいときは、自治体のルールに則って正しく分別して捨てる必要があります。処分の仕方は地域によって異なるため、お住いの自治体のホームページなどを確認して、正しい方法で処分するようにしましょう。具体的な処分方法については、このあとの項目でご紹介していきます。
電子レンジの3つの処分方法とそれぞれのメリット・デメリット

電子レンジの処分方法には、一般的に以下のようなものがあります。
- 1.自治体のルールに従い不燃ごみ・粗大ごみで処分する
- 2.家電量販店などの店舗に引き取ってもらう
- 3.リサイクルショップで売却する
- 4.そのほかの処分方法
このあとは、それぞれの詳細とメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
1.自治体のルールに従い不燃ごみ・粗大ごみで処分する
自治体によっても異なりますが、一般的に電子レンジは粗大ゴミや不燃ごみで処分することができます。「不燃ごみの袋に入りきらない場合は粗大ごみ」など自治体によってルールが決まっているので、お住まいの地域の処分方法を確認しておくようにしましょう。また自治体によっては、処分場に持ち込むことでそのまま電子レンジを引き取ってくれるところもあります。
なお、電子レンジを粗大ゴミとして処分したい場合は、事前に受付まで問い合わせをし、ゴミ処理券を用意しておく必要があるので注意が必要です。一般的な申し込みの流れは、以下のようになります。
- 1.自治体が管理する粗大ゴミ受付センターなどに問い合わせる
- 2.コンビニなどで粗大ゴミの処理券を購入する
- 3.電子レンジ本体に処理券を貼る
- 4.回収場所に電子レンジを置く
問い合わせ先は自治体ごとに異なるので、あらかじめお住いの地域での詳しい手順を確認しておくようにしましょう。
メリット:いつものゴミ捨て場に捨てればOK
不燃ごみや粗大ごみで処分する場合は、いつものゴミ捨て場に捨てることができます。わざわざお店や処分場に持ち込む必要がないため、手軽に捨てられることがメリットの一つといえるでしょう。
デメリット:処分に手間と時間がかかる
粗大ごみとして処分する場合は、あらかじめ問い合わせをしてからゴミ処理券を用意しておく必要があります。また回収の曜日は自治体によって決められているため、平日にしか回収していなかったり、日時指定ができなかったりと、処分したいと思ってもすぐに回収してもらえないことも少なくありません。
2.家電量販店などの店舗に引き取ってもらう
家電量販店などの店舗の多くでは、引き取り料金を支払うことで電子レンジを引き取ってもらえるサービスを行っています。お店によって料金や持ち込み方法が異なるので、利用したい店舗のサービス内容を事前に確認しておくとよいでしょう。
メリット:お店におまかせで処分できる
お店に依頼すれば自分で手続きをする必要はないため、おまかせで処分できることがメリットといえるでしょう。特に買い替えの場合は、古いレンジを店頭に持ち込めばそのまま引き取りを依頼できるため、よりかんたんに電子レンジを処分することができます。
デメリット:料金は比較的高め
お店に電子レンジを引き取ってもらう場合は、引き取り料金を支払う必要があります。店舗によっても異なりますが、粗大ごみに出す場合に比べると料金は高くなりがちでしょう。
3.リサイクルショップで売却する
電子レンジの状態が良ければ、リサイクルショップに売却することでも処分することができます。査定の前には、本体をなるべくきれいにお掃除して、購入したときに入っていた箱に付属品をまとめて梱包しておくとよいでしょう。
メリット:買取金額に応じて現金が手に入る
リサイクルショップに売却する一番のメリットは、買取金額に応じた現金が手に入る点でしょう。また、処分費用も特に掛からないので、お得に電子レンジを処分したい方にはおすすめの方法といえます。
デメリット:買い取ってもらえない場合がある
処分したい電子レンジが壊れていたり、年式が古すぎたりすると、買取不可になってしまうこともあります。長年使った電子レンジを処分したい場合は、他の方法を検討した方が良いかもしれません。
もしかしたら寿命が近いかも?電子レンジが発するサインに注意しよう

なんだか最近電子レンジの調子が悪い……。もしかするとそれは、電子レンジが寿命を迎える前兆かもしれません。寿命を知らせるサインには以下のようなものがあるので、当てはまる症状がないかチェックしてみましょう。
- 1.温まりにくい
- 2.途中で止まってしまう
- 3.ボタンが反応しない
- 4.異音・異臭がする
- 5.加熱中に火花が出る
1.温まりにくい
以前よりも明らかに食品が温まりにくいと感じる場合は、マイクロ波を照射する「マグネトロン」という部品が劣化している可能性があります。そのまま使い続けていると本格的に故障してしまうことも考えられるので、修理か買い替えを検討することをおすすめします。
2.途中で止まってしまう
あたためが途中で止まってしまう場合は、内部のセンサーなどに不具合が生じている可能性が考えられます。機種によっては運転が停止すると操作パネルにエラーコードが表示されるものもあるので、取扱説明書を確認して何が原因なのかをチェックしてみましょう。
3.ボタンが反応しない
ボタンが反応しない場合は、電子レンジのコンセントを抜いて、数分後にコンセントを差して電源を入れ直してみましょう。それでも反応しない、または一度反応したのにしばらくして再び反応しなくなってしまう場合は、ボタンそのものか内部の回路などが故障している可能性が考えられます。
4.異音・異臭がする
あたためている最中に本体から聞き慣れない音や異臭がする場合は、すぐに使用を中止してください。そのまま使い続けていると、火災などの事故につながる恐れもあるため、修理や買い替えを検討した方が良いでしょう。
5.加熱中に火花が出る
電子レンジを使用しているときに突然火花が出た場合は、本体が発火する恐れもあるため、すぐに運転を停止し電源プラグを抜きましょう。本体内部に不具合が発生している可能性も考えられますが、以下のようなものをあたためたときにも火花が出ることがあります。
- ・水分が少ない食品をあたためすぎたとき
- ・アルミホイルをあたためたとき
- ・金属製のスプーンやフォークなどをあたためたとき
- ・食品カスが庫内に残った状態で加熱したとき
- ・金や銀などでメッキされている食器をあたためたとき
もしこれらの原因に当てはまらない場合は、本体が故障している可能性が高いため、修理や買い替えを検討した方が良いでしょう。
なお、電子レンジの寿命の見分け方については、以下の記事でも詳しく解説しています。お使いの電子レンジに気になる症状がある場合は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

-
電子レンジの寿命を知らせるサインや長持ちさせるコツを一挙公開!
- 電子レンジの寿命は一概には言えませんが、メーカーの部品保有期間は8年と定められています。また、使い方やお手入れなどによって、どれくらい使用できるかは異なってきます。この記事では、電子レンジの寿命を知らせるサインや長持ちさせるコツ、適切な処分方法などについて解説しているので、ぜひご参考にしてください。
- 詳しく見る
電子レンジを長持ちさせるために気をつけたいこと

電子レンジを長持ちさせるためには、日ごろから以下のようなポイントに気をつけながら使ってみましょう。
- ・こまめにお手入れをする
- ・空焚きをしない
- ・長時間の連続使用を避ける
- ・食品をあたため過ぎない
このあとは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
こまめにお手入れをする
食品カスや油汚れなどをそのままにして使っていると、繰り返し加熱されることで庫内に焦げついてしまうことがあります。発火や故障の原因にもなるため、庫内が汚れたときはこまめにふき取ることが大切です。
また庫内だけでなく、本体の吸気口や排気口に溜まったホコリもなるべくきれいにしておくようにしましょう。この部分が塞がってしまうと、本体がうまく排熱できなくなり、故障や不具合につながることもあるので注意が必要です。
詳しいお手入れ方法や実際の手順については、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

-
電子レンジが汚れる原因やお掃除方法をまとめて解説
- 電子レンジが汚れてしまう原因としては、主に食品を温める際に食品中に含まれる成分が庫内に飛び散ってしまう、ということが挙げられます。この記事では、電子レンジの汚れの原因や基本的なお掃除の方法についてまとめています。
- 詳しく見る
空焚きをしない
空焚きとは、庫内に食品を入れずにレンジを運転させることです。空焚きをすると、庫内が異常に加熱された状態になり、火花が出たり故障の原因になったりすることがあります。
長時間の連続使用を避ける
電子レンジを連続使用すると、本体が高熱になり劣化を早めてしまう恐れがあります。食品をたくさんあたためたい場合は、なるべく間隔を空けて使うようにすると安心です。
食品をあたため過ぎない
例えばサツマイモなどの水分量の少ない食品を長時間加熱すると、爆発的に燃焼して火災につながる恐れもあるので注意が必要です。また水や汁物などをあたため過ぎてしまうと、急激に沸騰して中身が吹き上がり、レンジが故障したりやけどを負ってしまったりする可能性もあります。これらの食品をあたためる場合は、様子を見ながら少しずつあたため時間を追加するようにしましょう。
買い替えるなら要チェック!電子レンジ選びで押さえておきたいポイント

もし新しいレンジを購入する際は、搭載機能や本体の大きさ、容量などをチェックしておくと自分に合った機種を選びやすくなります。このあとは、電子レンジを選ぶときに確認したいチェックポイントについてご紹介します。
1.レンジの種類
電子レンジには大きく分けて、「単機能レンジ」「オーブンレンジ」「スチームオーブンレンジ」の3種類があります。使い勝手や機能性が大きく異なるので、それぞれの特徴をよく確認しておきましょう。
単機能レンジ
単機能レンジは、あたため機能だけが搭載されたシンプルな電子レンジです。安価な機種が多く、本体サイズも比較的コンパクトなため、「最低限の機能さえあれば問題ない」という方におすすめです。
オーブンレンジ
オーブンレンジは、その名の通りオーブン機能がプラスされた電子レンジです。パンやお菓子作り、ローストビーフなどの焼き料理も作れるため、レンジ一台でいろいろな料理を作りたいという方におすすめです。
スチームオーブンレンジ
オーブンレンジに、さらに「スチーム機能」を追加したものがスチームオーブンレンジです。水蒸気を使った調理ができるため、茶碗蒸しやシュウマイなどの蒸し料理もレンジだけでかんたんに作ることができます。
また機種によっては、100℃以上に熱した水蒸気で加熱する「過熱水蒸気」機能を搭載したオーブンレンジも発売されています。スチームを使って食品を焼き上げることができるため、ハンバーグや照り焼きなども余分な塩分と油を落としやすく、おいしくヘルシーに仕上げることができます。
2.本体サイズや容量
電子レンジは庫内の容量や搭載機能によって本体サイズが異なるため、キッチンの広さをもとにちょうどいい大きさのものを選んでみましょう。電子レンジの容量はリットル(L)であらわされており、一人暮らしなら20L前後、2人世帯なら20~25L程度、3〜4人世帯なら26〜30L程度、5人世帯なら30L以上が目安です。
ただし小さめの電子レンジでは、大皿の料理などは入りきらない場合もあるため、どんなものをあたためたいのかも考慮して選んでみるとよいでしょう。
3.扉が開く方向
電子レンジには、扉が横向きに開くものと手前側に開く機種があります。それぞれ使い勝手が変わってくるため、利き手や設置場所に応じて最適なものを選んでみましょう。
横開きの機種は扉が手前側に大きく開くため、本体の正面に物が置いてあると使いづらさを感じやすいでしょう。また、利き手によっては扉が開けにくいと感じることもあるかもしれません。
対して縦開きは正面のスペースはそこまで取らないため、比較的置き場所を選ばないことがメリットといえるでしょう。ただ扉が前側に開く関係上、棚の上など目線よりも高い場所に置くと開いた扉で物の出し入れがしにくくなるので注意が必要です。
4.テーブルの種類
電子レンジのテーブルは、「ターンテーブル式」と「フラットテーブル式」の二種類です。使い勝手やお手入れのしやすさが大きく異なるので、それぞれの特徴をよく確認しておきましょう。
ターンテーブル式
ターンテーブル式はその名の通り回転するテーブルが搭載されており、食品を回転させることで食品をあたためます。比較的安価な製品が多いため、なるべく安い電子レンジが欲しいという方は、ターンテーブル式の電子レンジをチェックしてみるとよいでしょう。
一方で、食品を回転させるという特性上、大きなものをあたためると引っかかってうまく加熱できないこともあります。また、お手入れの際はテーブルを取り外す必要があるので、少々手間がかかることもデメリットといえるでしょう。
フラットテーブル式
フラットテーブル式は庫内に凹凸が少ないため、汚れてもかんたんにお手入れできることが特徴です。また庫内を広々使えるほか、あたためムラが起きにくく、大きなものでもあたためやすいことも見逃せないメリットです。
5.最高出力・最高温度
電子レンジの最高出力はワット(W)で表記されており、食品をどれだけ早くあたためられるかを表しています。一般的な電子レンジは出力が500〜700ワットのものが多いですが、なかには1000ワットの高出力モデルも発売されています。
一方最高温度とは、オーブン機能でどれだけの温度で熱することができるかを表した数値です。なかには350℃もの高温で調理できる機種もあるため、作りたい料理に合わせて選んでみましょう。
必見!ジャパネットおすすめの電子レンジをご紹介!
まとめ
電子レンジを処分する際は、お住いの自治体のルールを確認し、正しい方法で処分するようにしましょう。もし新しく電子レンジを買い替える場合は、手間なくお得な下取りサービスを活用するのがおすすめです。新しい電子レンジを選ぶ際は、今回ご紹介したチェックポイントやおすすめ商品も参考にしてみてください。
