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電子レンジが汚れる原因やお掃除方法をまとめて解説

電子レンジは、日々の生活を豊かにする家電のひとつです。食べ物や飲み物を温めるなど、比較的使用する頻度が多いため、その分汚れがつきやすい製品でもあります。汚れがついた電子レンジをそのままにしていると、どんどん汚れが溜まっていく上、こびりついて落としづらくなるため、こまめにお掃除をすることが大切です。

電子レンジが汚れる主な原因とは?

電子レンジのお掃除方法をお伝えする前に、まずは電子レンジの汚れの原因について解説します。

食品を温める際、食品に含まれる油分などが飛び散ることで、電子レンジ庫内が汚れてしまいます。汚れをそのままにして繰り返し電子レンジを使用すると、焦げたような汚れがこびりつき、落としにくくなってしまいます。

水あか

食品を温める際に発生する水蒸気が電子レンジ庫内に付着すると、水あかになることがあります。電子レンジ庫内で発生した水蒸気は、食品や調味料に含まれる成分が混ざっている場合があります。

庫内の水滴や汚れをそのままにすると、カビが発生しやすい環境を作り出してしまう可能性があるため、衛生面を考えるとこまめに掃除することをおすすめします。

電子レンジの基本的なお掃除手順

こちらでは、電子レンジの部分ごとにお掃除方法をご紹介します。

ドアの前面&本体外側

まず、電源プラグをコンセントから抜き、本体・付属品が冷めた状態で掃除を始めてください。

ドアの前面や本体外側は、やわらかい布で水拭きしましょう。それでも汚れが落ちない場合は、電子レンジの掃除に使用できる台所用中性洗剤(以下 中性洗剤)をつけた布で拭き取った後、硬く絞った濡れ布巾で洗剤や水分を拭き取ります。

ドアの内側&電子レンジ庫内

ドアの内側や電子レンジ庫内に直接水をかけたり強い力を加えたりすると、破損してしまう可能性があります。しっかりと水気を切った濡れ布巾で、やさしく汚れを拭き取るようにしましょう。それでも汚れが落ちないときは使用可能な中性洗剤で掃除してから、再度濡れ布巾で洗剤や残った水気を拭き取りましょう。

また、ドアの内側には、ドアと本体がはまり合うための隙間があります。ドアは取り外しできないため、この隙間に汚れが入らないように定期的にお手入れするほか、お掃除の際にも、水や洗剤などが入らないように注意しましょう。

電子レンジ庫内には、赤外線センサーや温度センサー、保護カバー、ヒーターなどがあります。これらの箇所は精密機器を使用しているため、掃除をするのを避けた方がいい場合もあります。製品によってお手入れ方法が異なるため、取扱説明書に従ってお手入れしましょう。

つゆ受け(クリーントレー)

つゆ受けには、調理中の水蒸気やドアに付着した水滴、食品くずなどが溜まります。そのため、お掃除をする際は、まずこれらの汚れ・ゴミを取り除いた後、スポンジを使って水洗いしてください。

なお、製品によってはつゆ受けが取り外せないものもあります。無理に外そうとすると破損してしまう可能性があるため、取扱説明書を確認して正しくお掃除を行ってください。

グリル皿&角皿&テーブルプレート

グリル皿や角皿、テーブルプレートは使用したあとにすぐお湯で洗い流し、その後、やわらかいスポンジと使用可能な中性洗剤で汚れを落としましょう。

たわしや金属たわし、ナイロン面のスポンジは、フッ素コートが剥がれたり裏面の発熱体が傷ついたりする恐れがあるため使用しないようにしましょう。また、食器洗い乾燥機や食器乾燥機を使用すると、形が変形してしまうものもあります。必ず取扱説明書を確認し、適切なお手入れをしましょう。

スチーム噴射口

スチーム付きの電子レンジには、電子レンジ庫内にスチーム噴射口があります。スチームを使用した後は噴射口に白い跡が残ることがあるため、硬く絞った布巾で拭き取りましょう。酸性・アルカリ性の洗剤を使うと、さびることがありますので注意しましょう。

パイプの水抜き

スチームを使ったら、必ずパイプの水抜きを行いましょう。水抜きをしないままスチームを使うと、つゆ受けから水があふれることがあるため注意しましょう。

なお、水抜きの手順は製品によって異なるため、取扱説明書を確認した上で行いましょう。

給水タンク(給水カセット)

給水タンクをお掃除する際は、パイプ部分に触れないように気をつけながらフタを外し、柔らかいスポンジで水洗いするのがおすすめです。最後に、水気をしっかり拭き取ったら完了です。

こまめにお掃除することでカビの発生を防ぎやすくなるため、忘れずにケアするようにしましょう。

電子レンジのお掃除でやってはいけないこと

電子レンジのお掃除では、下記に注意しましょう。

電子レンジの庫内が熱いときに掃除をする

電子レンジ庫内が熱いうちにお掃除をすると、やけどをする危険性があります。そのため、電子レンジのお掃除は使用直後ではなく、時間をおいて庫内が冷めてから行いましょう。

なお、お掃除の際は感電などの危険性をなくすため、電源プラグを抜いてからお掃除をするようにしましょう。

住宅用・家具用・換気扇用などの合成洗剤の使用

以下に挙げる洗剤を使用すると、電子レンジの塗装が剥げたり、傷ついたり、錆びたり、変色したりする可能性があります。また、電子レンジ内部に洗剤の液が浸透し、電子レンジ本体の劣化・故障につながる恐れもあるため、使用しないように注意しましょう。

  • 住宅・家具・換気扇用合成洗剤、強酸性洗剤、強アルカリ性洗剤、シンナー、ベンジン、アルコール、オーブンクリーナー、粉末クレンザー、漂白剤、スプレー式洗剤

金属タワシや硬いスポンジの使用

金属タワシや硬いスポンジの使用も、塗装剥げや傷、変色などの原因になる恐れがあるため、おすすめできません。お掃除の際は、かたく絞った濡れ布巾などを使用しましょう。

電子レンジを長く使うならこまめなお掃除が大切

電子レンジを長くきれいに使用したいなら、こまめにお掃除をしましょう。「汚れたらすぐに拭き取る」のが望ましいですが、時間がなく毎回のお掃除が難しいときは月に数回程度はお手入れすることをおすすめします。

また、そもそも汚れが付着しないように工夫することも重要です。たとえば、食品を温める際はラップやフタをするなど、電子レンジを使用するときにも気をつけることで、その後のお掃除がグッと楽になります。

お掃除の負担を軽くしてくれる電子レンジの選び方

電子レンジと一言でいっても、製品ごとに構造や性能は異なります。お掃除を楽にしてくれる機能がついていたり、お手入れしやすい構造になっていたりする電子レンジを選べば、日々のお手入れの負担を軽減しやすくなるでしょう。

フラットテーブルを選ぶ

フラットテーブルの電子レンジはターンテーブルがない分、お掃除の負担が軽くなります。底面がフラットになっているため汚れを拭き取りやすく、またパーツを外してお掃除する必要がないため隅々まできれいにできます。

製品によっては自動お手入れ機能がついているものもあるため、購入する前にチェックしてみましょう。

お手入れ機能付きを選ぶ

お手入れ機能付きのスチームオーブンレンジであれば、電子レンジ庫内の汚れをスチームで浮かせて落としやすくすることができます。それにより底面や側面、奥面、天井の汚れをスムーズに拭き取れるようになるため、お掃除の負担を軽減しやすくなります。

まとめ

電子レンジをきれいに保つためにも、お掃除はこまめに行いましょう。

長期間お掃除をしないと汚れがこびりつき、落としにくくなってしまうため、拭き取れるうちにお掃除を行うことが大切です。

なお、電子レンジによって特徴や機能は異なるため、取扱説明書を読んだ上で、メーカー推奨のお手入れ方法を試しましょう。

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