今日はお気に入りの番組の放送日、でも帰りの電車が遅れてギリギリ間に合わないかも……。そんな時でも録画機能付きテレビで録画予約しておけば、見逃す心配はありません。また、同じく録画機能を持つレコーダーと比べても、録画機能付きテレビには優れているところがたくさんあるんです。
この記事では、そんな録画機能付きテレビの便利なポイントや、購入する際の選び方についてご紹介します。テレビ番組を録画して楽しみたいと考えている方はぜひご参考にしてください。
そもそも「録画機能付きテレビ」とは、どのようなテレビのことを指すのでしょうか。意外と勘違いしやすいポイントなのですが、実は現在お店で売られているほとんどのテレビには、録画機能が搭載されています。
その上で、録画機能付きテレビと呼ばれるものには大きく2つのタイプがあり、その違いは「HDDなどの記録媒体を内蔵しているかどうか」になります。
「内蔵タイプ」は配線いらずですぐに使える、「外付けタイプ」は容量が選べ交換が容易、という特長があります。これ以外にも、両者にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、詳しくは記事後半の録画機能付きテレビを選ぶときはここをチェック！でご紹介しています。
なお、ほとんどのテレビに録画機能は付いていると前述しましたが、付いていないものもありますので詳細は各メーカーHPをご確認ください。
番組を録画するには、録画機能付きテレビを使う以外にもレコーダーなどの外部機器を使って録画する方法もあります。どちらも好きな番組を撮りためておける便利な家電ですが、録画機能付きテレビ独自のメリットには以下のようなものがあります。
このあとはこれらのメリットについて、それぞれ詳しくご紹介していきます。
録画機能付きのテレビのメリットの1つが、配線の手間が少ない点です。例えばレコーダーで番組を録画するには、あらかじめテレビとレコーダーをケーブルで配線する必要があります。そのため、録画できるようになるまでに手間がかかってしまいますし、配線が苦手な方は億劫（おっくう）に感じてしまうこともあるかもしれません。
対して録画機能付きのテレビは基本的にテレビ本体以外の配線は必要ないので、面倒な手間もかからず気軽に録画を楽しむことができます。ただし外付けHDDタイプの場合、電源ケーブルやUSBケーブルなどでテレビと接続する必要があります。そこまで複雑なものではありませんが、HDD内蔵タイプのものと比べるとひと手間かかってしまうので注意が必要です。
レコーダーで録画する場合、電源ケーブルやアンテナケーブルなど、多くのケーブルが必要になります。そのため、テレビ周りが配線でごちゃごちゃしてしまい、ホコリが溜まりやすくなってしまうことも。
その点録画機能付きのテレビであれば、最低限の配線でテレビ周りをすっきりさせることができます。配線が少ない分ホコリが溜まりにくく、お掃除もしやすくなるのでお部屋をキレイに保ちたい方にもおすすめです。ただしこの場合も外付けHDDタイプだと、接続に使うケーブルとHDD本体を置く場所が必要になります。できるだけテレビ周辺はすっきりさせておきたい！という方はHDD内蔵型タイプを検討するのがおすすめです。
録画機能付きのテレビには、すべての操作がリモコン1つで完結できるというメリットがあります。それに対しレコーダーで録画する場合は、テレビ用とレコーダー用の2つリモコンを操作する必要があります。テレビとレコーダーが同メーカーであればリモコン1つで操作できる場合もありますが、別メーカーの場合、それができません。
しかし録画機能付きテレビであればチャンネル切り替えも録画予約もリモコン1つで操作できるのです。複数のリモコンを使い分ける必要がなくなるので、シンプルな操作感を重視する方には特におすすめです。
いざ録画機能付きテレビを買おうと思っても、お店にはいろいろな種類のテレビが売られています。購入を考えている方は、そのテレビに自分が欲しい機能が搭載されているかどうかをしっかりと確認することが大切です。
この項目では、録画機能付きのテレビを選ぶ際に確認したいポイントをご紹介しています。しっかりチェックして、自分に合ったテレビを選びましょう！
冒頭でお話ししたように、録画機能付きのテレビには「HDD内蔵タイプ」と「外付けHDDタイプ」の2種類があります。両者には以下のような違いがあるので、それぞれのメリット・デメリットをよく確認して自分に合ったテレビを選びましょう。
注意点として、内蔵型の場合はHDDを自分で交換することができないので気を付けましょう。容量がいっぱいになったら、保存してある番組を削除するしかありません。録画した番組は絶対に消したくない！という方は、外付けタイプのテレビやレコーダーを使うことを検討するとよいでしょう。
また外付けタイプの場合、HDDを交換することはできますが、録画してある番組は他のテレビでは再生できません。前のテレビで使っていた外付けHDDを新しく買ったテレビに繋いで見よう、と思っても再生できませんので注意が必要です。
テレビを選ぶときは、同時録画に対応しているかという点も要チェックです。同じ時間に放送されている2つの番組を同時に録画したい、という場合は複数の「チューナー」がテレビに搭載されている必要があります。チューナーとはテレビ放送を受信するための機器で、チューナー数が多いほど複数の番組を録画することができます。
2番組の同時録画をしたい方は、3チューナー以上搭載のテレビを検討してみましょう。3チューナー搭載のテレビであれば、1つの番組を視聴しながら、同時に2つの番組を録画することができます。
なお、チューナーはあとからの追加はできません。同時録画がしたいと考えている方は、購入前に自分にはどのくらいのチューナー数が必要なのかをしっかりと把握し、それに対応したテレビを購入するようにしましょう。
「4K」とは画面の解像度の細かさを表すものです。テレビなどの画面を近くで見てみると、小さな点が集まって画面が構成されているのがわかるかと思いますが、この小さな点（画素）の数のことを画素数といいます。数が多ければ多いほど解像度が高いということになり、美しくなめらかな映像を映し出すことができるのです。ちなみに、これまで多く販売されてきたフルハイビジョンテレビと比較して4Kテレビは約4倍の画素数を誇ります。リアルで美しい映像に没入して、テレビや映画をもっと楽しみたい。そんな方には、4K対応テレビを選ぶことをおすすめします。
以下の記事ではより詳しく4K対応テレビについて解説しています。ぜひ併せてチェックしてみてください。
今さら聞けない！？4Kテレビの特徴・メリットをご紹介！4Kテレビって何がいいの？知っておきたいテレビ知識！
テレビを最大限に楽しむためには、部屋の広さに合った画面サイズを選ぶことが大切です。見る距離に対して画面が小さいと単純に見えにくいですし、逆に画面が大きすぎても見る位置によっては端の方を見るために頭を動かさなくてはいけないこともあります。
そのため、6畳であれば24V型〜32V型、8〜10畳であれば32V型〜40V型、12畳以上であれば50V型以上がおすすめとされています。ただしこれらはあくまで目安ですので、テレビの使い方や間取り、好みに応じて自分に合ったサイズを選ぶようにしましょう。
テレビのサイズの最適な選び方は以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひテレビ選びのご参考にしてください。
テレビのサイズはどれくらいが適切？失敗しない選び方をご紹介
録画機能付きのテレビは配線の手間も少なく、テレビ周りもすっきりするというメリットがあります。録画機能の付いているテレビの中でも、さまざまな追加機能を搭載したテレビが発売されているので、部屋の広さや欲しい機能を考えたうえで自分に合ったテレビを選びましょう！