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布団は洗濯機で洗える?その疑問を解決する方法と事前に押さえておきたい注意点

肌に直接触れる布団は清潔な状態で保ちたいものでしょう。 ただ布団は洗濯機で洗っていいものかわからず、なかなか洗えていない方もいらっしゃると思います。 そこで今回は、布団を洗濯機で洗濯可能か確認する方法や、チェックしたいポイントなどをご紹介します。

ご存じですか?お使いの布団が洗濯機で洗えるかどうか確認する方法をご紹介

布団は毎日使うものだから、常に清潔にしておきたいですよね。晴れた日には天日干しをして布団をキレイに保っている、という方は多いと思いますが、中には「水洗いでもっとキレイにしたい!」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。すべての布団が洗濯できるわけではありませんが、布団の中には洗濯機で洗えるものもあります。

その確認方法は、布団の端についている洗濯表示タグをチェックすることです。

洗濯表示タグに洗濯桶のマーク、もしくは洗濯機のマークが描かれていれば、洗濯機で洗っても問題ないでしょう。
※数字は液温の上限を示しています。

洗濯表示タグ

ただし、洗濯桶に「手を入れている」マーク、または「手洗イ」と文字が入ったマークの場合は、「手洗いならOK」という意味です。

洗濯表示タグ

手洗いマークの布団を洗濯機で洗ってしまった場合、洗濯機の水流に耐えきれず、布団の中の綿が片寄ったり、加工が取れたりしてダメージを負う可能性があるため注意しましょう。

手洗いマークも洗濯機マークもついていない布団は、自宅では洗濯できないのでクリーニングに出しましょう。

布団を洗濯機で洗う際に押さえておきたい4つのポイント

洗濯表示マークを確認し、お使いの布団が洗濯機で洗えるとわかったら、実際に洗濯をする前に以下4つのポイントをチェックしておきましょう。

1.布団が洗濯機に入るか

布団自体は洗濯機で洗ってOKだったとしても、お使いの洗濯機の容量が小さい場合など、そもそも洗濯機に布団が入りきらない可能性もあります。まずはご自宅の洗濯機に布団が入るかどうか、確認しましょう。なお、ドラム式など一部の洗濯機では布団が洗えない機種もあります。布団を無理に詰め込んでしまうと洗濯機が故障してしまう恐れがあるため、布団が洗えるかどうか洗濯機の取扱説明書も確認しましょう。

2.キルティング加工がされているか

洗濯したい布団がキルティング加工されているかもチェックしましょう。キルティング加工とは、中綿が片寄らないように表と裏を縫い合わせてある加工のことです。もしキルティング加工がされていない布団を洗濯機で洗うと、中綿が片寄ってしまい布団に凹凸ができてしまう可能性があります。キルティング加工されていない布団をご自宅で洗う場合は、中綿が片寄らないようにするなど注意が必要です。

3.布団を干すスペースを確保できるか

洗濯後に布団を干すスペースがあるか、確認することも重要なポイントです。ベランダや日当たりの良い窓際など、布団を広げて物干し竿等に干せる場所があれば、しっかりと乾かすことができるでしょう。日当たりがよくない場所に干してしまうと、表裏両面を乾かすまでにかなりの時間を要することになりますし、生乾きでカビが生えたり雑菌が繁殖したりするなどの原因になりかねません。布団を清潔に保つためにも、しっかりと広げて干せるスペースがあるか、またその日当たりがいいかどうか、を確認しましょう。

4.晴れの日が続くか

布団のサイズや素材によって乾くまでの時間は異なりますが、基本的に丸1〜2日は干す必要があると考えておいたほうがよいでしょう。そのため、洗濯当日から翌日・翌々日までの天気予報をチェックしておくことも大切です。

もし翌日や翌々日に雨が降ってしまう場合、布団を室内干しすることになったり、雨で濡れたりする可能性があります。布団が湿った状態が続くと、カビや雑菌が繁殖してしまうこともあるので、布団を洗濯する際は天気予報を確認しましょう。

なお、布団を干す時間やポイントについては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひご参考にしてください。

  • 布団を干す時間はどれくらい?ポイントや注意点をご紹介

    • 布団は、素材や種類によって適した「干す時間」が異なります。この記事では、布団を干す際ポイントや注意点をご紹介しています。
    • 詳しく見る

洗濯機で洗えない布団はどうすればいい?対処法をご紹介

もし「洗濯機の容量が小さい」「キルティング加工されていない」「洗濯機OKのマークがついていない」などの理由からご自宅の洗濯機で布団が洗えない場合は、以下のような方法で洗うことができます。

浴槽を使って手洗いする

布団のサイズと洗濯機の容量がマッチせずに、洗濯機で布団を洗えないときは、浴槽を利用して手洗いするのがおすすめです。浴槽なら、洗濯機に入らない場合でも布団を洗うことができます。

なお、手洗いした後にすすぎや脱水をしっかりとすることも忘れないように注意しましょう。

コインランドリーを利用する

布団のサイズが大きくてご自宅の洗濯機で洗えない場合は、コインランドリーを利用するのも一つの方法です。コインランドリーには大きめの布団が入る大型の洗濯機を設置しているところもあり、ご自宅の洗濯機では洗えない厚手の布団や大きな布団も洗うことができます。乾燥まで行えば、布団が乾くまで数日間干しっぱなしにする必要もありません。

ただし、コインランドリーによっては大型の洗濯機を設置していなかったり、そもそもコインランドリーで洗えない布団もありますので、事前に確認しておきましょう。なお、コインランドリーで布団を洗うメリットは以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。

  • コインランドリーで布団を洗うメリットと洗濯のコツを解説

    • 「布団を洗濯したいけれど、自宅の洗濯機に入らない」という方におすすめなのが、コインランドリーの利用です。この記事ではコインランドリーを利用するメリットや洗濯のコツを解説しています。
    • 詳しく見る

クリーニングに出す

ご自宅の洗濯機で布団が洗えない場合、クリーニングに出す方法もあります。布団が洗濯機に入らない場合に限らず、布団の素材が羊毛やキルティング加工されていないなどでご自宅での洗濯に適さない場合もクリーニング店へ出すのが良いでしょう。

料金はかかりますが、プロの技で布団の汚れを落とし、しっかりと乾燥させて仕上げてくれます。手間をかけたくない方やご自宅で洗えない方はおすすめです。

また、重たい布団を運ぶのが困難な場合はご自宅まで取りに来てくれるクリーニング店もありますので事前に確認してみましょう。

知っておいて損はない!洗濯時&洗濯後の注意点

布団を洗濯するときは、洗濯する際と洗濯が終わった後に、いくつかの注意点があります。以下をしっかりと押さえておきましょう。

洗濯時の注意点

洗濯機で布団を洗う場合は、布団用の洗濯ネットを用意しましょう。ネットなしで洗うと、生地を傷めてしまうこともありますので、事前に用意しておくとよいでしょう。

また、布団の水を絞る時にも注意が必要です。厚みがある布団は水を含んでしまうとかなり重くなり運ぶのも難しくなってしまいます。そのため、しっかりと中の水気を切ろうとキツく絞ってしまいがち。しかし、濡れた布団を強く絞りすぎてしまうと、生地がダメージを受け、ほつれや破れの原因になることがあります。最悪の場合、中綿が出てしまうこともあるので注意してください。

洗濯後の注意点

しっかり脱水したつもりでも布団に水分が残っていると、運ぶ際に水が垂れて床が濡れてしまうことも。濡れた床を踏んで足をすべらせないように注意しましょう。

洗濯後の布団を運ぶときは、大きめのごみ袋に入れるか、床にタオルを敷くなどの対策を行いましょう。

まとめ

布団の洗濯表示タグに洗濯桶マークや洗濯機マーク、手洗いマークがあればご自宅で洗うことが可能です。しかし、洗いたい布団のサイズに対して洗濯機の容量が小さい場合、無理に詰め込んでしまうと洗濯機の故障や布団のほつれ・破れの原因になってしまうこともあります。そのような場合は、無理にご自宅の洗濯機で洗わず、コインランドリーやクリーニング店を利用するのも一案です。

お使いの布団が洗濯機で洗えるか、洗えないか、洗える場合はどうすればいいか、しっかりと理解し、布団を清潔に保ちましょう。

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