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エアコン使用時の換気は必要?換気をした方が良い理由と上手な換気方法を紹介!

エアコン使用中、換気しようかなと思っても「窓を開けるのが面倒臭い」と部屋を閉め切ったまま換気をしていない、という方も少なくないのではないでしょうか。閉め切ったままでは、お部屋の空気が徐々によどんでしまいますので、空気を入れ換えるためにこまめな換気が大切です。ただ窓を開けるだけでも空気を入れ換えることはできますが、開け方を工夫すればより効率的に、すばやくお部屋の空気を入れ換えることもできます。
この記事では、エアコンを使っているときに換気が必要な理由と、より効果的にお部屋を換気するコツについて解説します。この記事を参考に、もっと快適にエアコンを使ってみてはいかがでしょうか。

そもそもエアコンで換気はできるの?

なかには「エアコンを使っていれば、換気もできているんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。しかしその仕組み上、エアコンを使っていてもお部屋の空気は換気できていません。

エアコンはお部屋の空気を吸い込んで温度を調整し、再度空気を室内に戻すことで室温を調整しています。つまりエアコンを使っていてもお部屋の空気はぐるぐると循環しているだけなので、空気は入れ換わっていないんです。

「でも室外機から風が出てきてるけど?」と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、これはエアコンがお部屋の「熱」を外に送り出すために、室外機のファンが外で起こしている風です。一般的なエアコンでは、室外機がお部屋の空気を吐き出したり、逆に外の空気を吸い込んだりすることはありませんので、やはり換気でお部屋の空気を入れ換えることは重要です。

エアコンを使っているときに換気をした方が良い理由

部屋を締め切っていれば外から汚れが入ってくることもないので、一見換気をする必要はないようにも思えます。しかし締め切ったままのお部屋でも、人の出入りで汚れを持ち込んでしまったり、臭いがこもって部屋にこびりついてしまったりすることがあります。

この項目では、換気が必要な理由を詳しく解説していきます。

  • ・閉め切ったお部屋の空気は思ったよりも汚れているから
  • ・室内に臭いがこもってしまうから

閉め切ったお部屋の空気は思ったよりも汚れているから

空気の汚れ具合は見た目ではわかりにくいものですが、閉め切ったお部屋の空気は意外にも汚れています。というのも、お仕事やお買い物などで外出するたび服などに花粉やウイルス、砂埃などが付着し、いつの間にかそれをお部屋の中に持ち込んでしまっているからです。お部屋を閉め切ったままだと、花粉やウイルスなどがお部屋に留まったままになってしまうので、定期的に空気を入れ換える必要があるのです。

室内に臭いがこもってしまうから

お部屋を閉め切ったままにしていると、食べ物や生ゴミ、タバコ臭やペットの臭いなど、さまざまな臭いがお部屋の中に充満してしまいます。長いあいだ換気をしないと、これらの臭いがカーテンや壁紙に染み付いてしまうこともあります。お部屋に臭いがこびりつくことを防止するためにも、定期的な空気の入れ換えを心がけましょう。

効果的にお部屋を換気するためのコツを解説!

いざ換気をしようと思っても、ただ窓を開けるだけでは空気の流れが出来ないので、なかなか室内の空気が外に出ていきません。特に暑い夏や寒い冬はできるだけ早く換気を終わらせて、エアコンを付け直したいところです。

換気をするときは窓の開け方を工夫することによって、効果的に換気をすることができます。この項目ではお部屋を効率的に換気するコツについてご紹介します。お部屋の構造によって効果的な換気方法は変わってくるので、ぜひ参考にしてみてください。

窓が2つ以上あるお部屋を換気するコツ

窓が2つ以上あるお部屋で換気をするときは、お部屋の対角線上にある窓を開けて換気するようにしましょう。そうすると、お部屋の中で空気の通り道ができるので、より早く室内の空気を入れ換えることができます。

それでもうまく風が入ってこない場合は、風が入ってくる方の窓は半分だけ、出ていく方の窓は全開にしてみましょう。風は通るスキマが狭いほど勢いが強くなるので、風の流れができやすくなり短時間でもしっかりと換気ができます。

窓が1つしかない・窓がないお部屋を換気するコツ

一人暮らしのお部屋などは、窓が1つしかなかったりそもそも窓がなかったりすることも少なくありません。その場合は窓、もしくはドアを開け、サーキュレーターや扇風機を使って空気の流れを作り出しましょう。お部屋の空気を外に押し出すことができるので、効率的に換気をすることができます。その場合、室内に向けて風を送るとなかなか空気が外に出ていかないので、部屋の外に向かって回すのがポイントです。

お部屋を換気するおすすめのタイミングを季節ごとにご紹介

換気が大切なことは分かったけど、どんなタイミングで換気を行えばいいのか迷ってしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば換気をするのはエアコンをつける前か、それとも後か。換気をするときはエアコンをつけっぱなしでいいのか、などです。夏場と冬場ではベストな換気の方法やタイミングが変わってきます。このあとは季節ごとの換気の方法についてご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

夏場の換気方法

換気のコツ

夏場に換気をするときは、エアコンをつけっぱなしにするのがおすすめです。エアコンを消してから換気をすると、その間に部屋の温度が上がってしまい、再度エアコンをつけたときに大きな電力を消費してしまいます。

また換気をするときは、どの窓を開けるかにも注意が必要です。エアコンに近い窓を開けてしまうと、外の熱い空気を直接吸い込んでしまうので、エアコンに負荷がかかってしまいます。エアコンの吹出口に結露が発生してしまう原因にもなりますので、なるべくエアコンから離れた窓を開けるようにしましょう。

タイミング

夏場はエアコンをつける前に、換気をするのがおすすめです。夏はお部屋に熱がこもりやすいので、外の温度より部屋の温度の方が高くなりやすくなります。外よりも部屋の温度が高い状態でエアコンをつけると、設定温度になるまでにより多くの電力を消費してしまいます。特に外出から帰ってきたばかりの時などは、まずお部屋を換気することを心がけてみましょう。

冬場の換気方法

換気のコツ

冬場も暖房を効かせたまま空気を入れ換えましょう。急激に下がった室温をもとに戻すために、余計な電力を消費することを防ぐことができます。また、暖かい空気は冷たい場所に流れる性質があるので、事前にお部屋を暖めておけば空気が外に逃げやすくなり効率的に換気をすることができます。

タイミング

換気のタイミングとしては、暖房が効いて部屋が暖まっている状態がベストです。先に床や壁を温めておくことで、換気のために冷気が入ってきても部屋の温度が下がりにくくなります。また、冬場はお部屋の暖かい空気が外に逃げ、室温が下がりやすいので、数分間の短い換気をこまめに行うのがおすすめです。

換気機能搭載のエアコンなら窓を開けずに換気!

一般的なエアコンは、外の空気を取り入れることができないので、定期的に窓を開けて換気をする必要があります。でも夏の暑い日や、凍えるように寒い冬は、窓を開けてしまうとせっかくちょうど良かった室温が元に戻ってしまうので、換気をするのもちょっと億劫ですよね。

そんな時でも換気機能の付いたエアコンなら、空調を効かせたまま換気もすることができます。これらのエアコンには、室外機から外の空気を取り込む機能が搭載されているので、エアコンをつけていれば自動的にお部屋の空気を入れ換えてくれるのです。わざわざ窓を開けなくても換気をすることができるので、より便利にエアコンを使いたいという方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

エアコンを使っているときは、窓を開けてこまめな換気をすることが大切です。効率よく換気するためには、窓の開け方を工夫して空気の通り道を作るようにしましょう。また季節によって換気をするタイミングや方法が変わってきますので、今回の内容を参考に効果的な換気をしてみてください。

また、エアコンのなかには使いながらお部屋の空気の換気もできる機種も発売されています。窓を開けて換気をする必要がなくなるので、より便利にエアコンを使いたい方には購入を考えてみてはいかがでしょうか。


よくある質問

エアコンの換気はなぜ必要?
エアコンは室内の空気を循環させているので、窓を開けなければ換気ができません。締め切ったお部屋には外から持ち込んだほこりや生活臭がこもってしまうので、定期的な換気が必要です。
効果的な換気の仕方は?
お部屋の対角線上にある窓を開けることで効率よく換気することができます。窓が一つしかない場合は、サーキュレーターや扇風機を使うことですばやく空気を入れ換えることができます。