「空気清浄機能付きエアコンを使ってみたいけど、どれを選べばいいのかわからない」そんな悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。空気清浄機能付きエアコンは各メーカーから展開されており、その機能もさまざまです。
そこで今回は、空気清浄機能付きエアコンを展開している代表的なメーカーを5社ピックアップし、それぞれの特徴とおすすめ製品をご紹介します。空気清浄機能付きエアコンを購入する前にチェックしておきたいポイントも解説していますので、ぜひご参考にしてください。
空気清浄機能とは、エアコン内部に搭載されたフィルターで空気中の微小な粒子を捕集し、快適な空気を送り出す機能です。空気清浄機能が付いたエアコンを使うメリットには、下記のようなものがあります。
1つ目のメリットは「温度を調整しながらお部屋を快適にできる」ことです。お部屋の空気中には目に見えない花粉やホコリ、ウイルスなどが浮遊していることがあります。夏や冬の時期、「暑い(寒い)から窓を開けたくない!」と、換気をせずに窓やドアを閉めきったままだと、そんな空気がお部屋に留まったままに。そんなときにも空気清浄機能が付いたエアコンなら、暖房や冷房を効かせたまま快適な空気を送り出すことができます。
2つ目は「空気清浄機を別途購入しなくてもいい」という点です。部屋の大きさによっては、空気清浄機は予想以上に大きく感じる場合もあります。その点、空気清浄機能付きエアコンであれば、1台で二役こなせるので、スペースをとらずお部屋を広く使うことができます。
ただし単体の空気清浄機と比較すると、エアコンの空気清浄機能では一部の機種を除いて性能で敵わない部分もありますので、「最高の空気清浄機能を追求したい!」という方は空気清浄機単体の購入を検討した方がいいかもしれません。
いざ空気清浄機能付きのエアコンを買おう!と思っても、メーカーごとに独自の機能が搭載されているので、自分にあったモデルを見つけるのは大変です。ここでは、空気清浄機能付きエアコンを取り扱っているメーカーを5社ピックアップし、それぞれの特徴をご紹介します。ぜひエアコン選びのご参考にしてください。
※本記事の情報は2024年6月時点のものです。
※紹介している機能はすべての機種に搭載されているものではありません。
「空気で答えを出す会社」のフレーズが有名なダイキン。独自の空気清浄機能である「ストリーマ」は、ストリーマ放電をフィルターに向けて行い、捕集したカビや花粉などの有害物質を酸化分解する機能です。
そのほかにも、冷房運転で発生した結露水を利用し、熱交換器に付着した汚れを洗浄する「水内部クリーン(結露水洗浄)」が搭載されている機種もあります。手が届きにくい熱交換器をきれいにできるため、エアコン内部を清潔に保ちやすくなる便利な機能です。
「エアコン ダイキン 空気清浄」で商品を探す日立のエアコンには、「premiumプラズマ空清」という空気清浄機能を搭載した製品があります。これは、プラズマ電極から放出した電子が空気中のホコリなどを帯電させ、熱交換器全面でキャッチする機能です。さらに吹き出し口からプラズマイオンをワイドに放出するため、お部屋に快適な空気を届けることができます。
また、日立のエアコンには「凍結洗浄」の機能も搭載されています。凍結洗浄は、熱交換器に付着したホコリや油汚れを凍結し、一気に溶かして洗い流す機能です。お手入れしにくいエアコンの内部まで自動でお掃除してくれるので、エアコンをキレイに保ち、お手入れの手間を減らしてくれます。
「エアコン 日立 空気清浄」で商品を探すシャープのエアコンの多くには「プラズマクラスター」が搭載されています。プラズマクラスターとは、空気中にイオンを放出し菌やウイルスなどの有害物質を抑制する効果が期待できる、シャープ独自の技術です。
さらに上位モデルとして、空気清浄機能に特化した「Airest(エアレスト)」シリーズも発売されています。そのコンセプトはズバリ、「エアコンでありながらも空気清浄機でもある」というもの。実は空気清浄機として商品を販売するためには、業界で定められた規格をクリアしなければなりません。エアレストはこの基準をクリアしているため、エアコンでありながらも正真正銘の空気清浄機としても使うことができます。エアコンの空気清浄機能にはとにかくこだわりたい、という方には必見のモデルといえます。
「エアコン シャープ プラズマクラスター」で商品を探す東芝エアコンに搭載される空気清浄機能は「プラズマ空清」で、空気中のホコリやウイルス、PM2.5などの微細な粒子を静電気の力でキャッチし、UV照射を行うことで活動を抑制します。吸着した汚れはドレンホースを通って屋外に排出されるため、いつでもキレイな状態でエアコンを使うことができます。
このほか、センサーで空気の汚れを測定し、汚れ具合に応じてモニターのランプが点灯する「空清みはり」機能が搭載されたモデルもあります。運転停止中も空気の汚れを感知すると自動でプラズマ空清運転を行うので、エアコンにまかせきりで空気を快適に保つことが可能です。
「エアコン 東芝 空気清浄」で商品を探す三菱電機といえば「霧ヶ峰」が有名です。空気清浄機能としては一部のモデルに「ヘルスエアー機能」が搭載されており、エアコン内部を通過する空気中の菌やウイルスを電気の力でキャッチします。
そのほかにも、お部屋に細かいミストを放出して空気を清潔にする、「ピュアミスト」機能を搭載した製品もあります。これは電気を帯びたナノレベルの水粒子をエアコンから放出し、空気中の菌などの活動を抑制する機能です。ピュアミストは清浄機能に加え、保湿効果も得られるため、お肌の状態が気になる方にもおすすめです。
「エアコン 三菱 空気清浄」で商品を探す室温を調整しながら空気を快適にしてくれる、空気清浄機能付きエアコン。どんな住宅でも、どんな人にとっても便利な機能ですが、以下のような方には特におすすめです。
屋外のホコリや花粉は衣服にも付着しやすく、お家に帰ってきたときにそのまま汚れを持ち込んでしまうこともあります。そんなときでも、エアコンをつけるだけで取り込んだお部屋の空気を快適にしてくれます。
また空機清浄機能には脱臭効果があるものも多く、空気中に漂う細かい毛を吸い取ってくれるので、ペットを飼っている方にもおすすめです。
空気清浄機能の効果を最大限に保つためには、いくつか注意したいポイントがあります。このあとは、空気清浄機能付きエアコンを使ううえで日ごろから気をつけたいポイントについて紹介しています。
フィルターがホコリなどで目詰まりを起こすと空気の通りが悪くなり、空気清浄機能の効果に影響が出てしまうことがあります。それだけでなく、エアコンの冷暖房効率が下がってしまうこともあるので、定期的にフィルターに溜まった汚れをお掃除することが大切です。
フィルターをお掃除するには、まず目立ったホコリを取り除いてから水で洗い流します。その後は直射日光の当たらない場所でしっかり乾燥させて、エアコン本体に戻せばOKです。自分でお掃除する場合は2週間に1回が目安の頻度ですが、面倒に感じる場合は自動フィルターお掃除機能がついているエアコンを選ぶのもおすすめです。
こちらの記事では、エアコンのフィルター掃除のやり方やメリットについて詳しく解説しています。ぜひ、あわせてご覧ください。
エアコンのフィルター掃除は必要?その理由と手順を解説!
オフシーズンはエアコンの電源を全く入れない、という方も少なくないのではないでしょうか。ところが長期間エアコンを運転しないでいると内部にホコリがたまりやすくなり、空気清浄機能や冷暖房の性能に影響が出てしまうこともあります。そのため、エアコンを使わない春や秋にも、定期的に電源を入れて内部に汚れが溜まらないようにしましょう。
空気清浄機能が搭載されていれば、エアコン一台で温度調整しながらお部屋の空気を快適にすることができます。メーカーや機種によって仕組みや効果が異なるため、この記事の内容を参考に自分に合ったエアコンを見つけてみてください。
どんな機種にするか迷ったときは、今回ご紹介したジャパネットおすすめのエアコンも、ぜひご参考にしてください。
エアコンの一覧を見る