「新しい洗濯機が欲しいけど、どれくらいのサイズを選べばいいかわからない……」洗濯機を選ぶときは、一日分の洗濯物の量や置きたい場所の広さをよく確認し、自分に合った機種を見つけることが大切です。
この記事では洗濯機のサイズを選ぶコツや、きちんと本体を設置するために確認しておきたいチェックポイントについて解説しています。
洗濯機選びで特に悩ましいのが、どれくらいのサイズの機種を選べば良いかという点ではないでしょうか。サイズ選びに失敗してしまうと、一日に何度も洗濯をしなければならなかったり、そもそも本体が大きすぎてお部屋に設置できなかったりすることもあります。
洗濯機のサイズを選ぶときは、その機種の「洗濯容量」と「本体の大きさ」に注目してみましょう。洗濯容量は、その機種で一度にどれだけの洗濯物を洗えるかを表したもので、家族の人数や洗濯の頻度から選ぶことが大切です。一方本体の大きさはメーカーや機種によって異なるので、あらかじめ設置環境を確認し問題なく設置できるかを確認しておくようにしましょう。このあとの項目では、それぞれの見極め方について詳しく解説していきます。
洗濯容量は「〇kg」のようにあらわされており、数字が大きくなるほど一度にたくさんの洗濯物を洗うことができます。自分にとってちょうどいい容量を見極めるには、「家族の人数」と「洗濯の頻度」をもとに考えてみるとよいでしょう。
洗濯機の容量を選ぶとき、まず参考にしたいのは家族の人数です。一般的に、1日に出る洗濯物の量は1人あたり約1.5kgと言われているため、一人暮らしの場合は約1.5kg、二人暮らしの場合は約3kg、三人暮らしの場合は約4.5kg程度の機種を目安にしてみるとよいでしょう。
ただしこれはあくまでも毎日洗濯する場合の目安なので、数日分の洗濯物をまとめて洗いたいという場合は、洗濯の頻度を参考にこれよりも余裕を持った機種を選ぶのがおすすめです。
洗濯物をまとめ洗いしたい方は、洗濯の頻度を参考に洗濯容量に余裕のある大きめの機種を選んでみましょう。たとえば、二人暮らしの洗濯物の量は1日あたり約3kgが目安なので、2~3日まとめて洗うなら約6~9kgになります。
洗濯機のなかには、12kgや13kgなどの大容量サイズの機種もラインナップされているので、なるべく洗濯の頻度を減らしたい方はこれらのモデルもチェックしてみるとよいでしょう。
たとえ洗濯容量が同じでも、メーカーや機種によって本体の大きさはさまざま。自宅に届いてから「やっぱり入りきらなかった!」ということがないように、あらかじめ以下のようなポイントを確認しておきましょう。
このあとは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
洗濯機を購入する前には以下の写真を参考に本体の幅と奥行きを確認して、設置場所に収まるかをチェックしておきましょう。ジャパネットのショッピングサイトでは、商品ページの「仕様・付属品」の欄から確認することができます。
防水パンとは洗濯機を設置するための土台で、本体から水漏れした場合にあふれた水を受け止めて、排水口に流す役割があります。洗濯機は防水パンの上に設置する必要があるため、以下の写真を参考に奥行と幅を確認し、本体が収まりそうかをチェックしておきましょう。
以下の写真のように、水栓が洗濯機よりも高い位置にあれば問題はありません。しかし洗濯機よりも低い位置に水栓が来てしまう場合は、本体を移動させて距離を取ったり、別途専用の器具が必要になったりすることがあるので注意が必要です。
洗濯機を選ぶときは、設置場所まで問題なく運んで来られるかどうかも確認しておきましょう。室内の廊下はもちろん、お家までの階段やエレベーターの幅も忘れずにチェックしておくことが大切です。目安としては、搬入経路のすべての場所で商品の外形寸法(幅・奥行・高さ)の中で一番短い辺+10cmの余裕が必要です。以下の写真も参考に、本体の大きさをしっかりと確認しておくようにしましょう。
意外と見落としがちなのが、洗濯機のふたを開けたときのスペースです。本体の幅や奥行きに問題がなくても、いざ設置してみると水栓や棚などにふたが干渉してうまく使えないこともあるので、注意が必要です。
縦型洗濯機の場合はふたを開けたときの高さを、ドラム式洗濯機の場合は本体の前側に十分なスペースがあるかを確認しておきましょう。また、ドラム式洗濯機には右開きの機種と左開きの機種があるので、ご自宅の環境に合わせて使い勝手の良い方を選んでみましょう。
洗濯機には機種によってさまざまな機能が搭載されており、毎日のお洗濯をより便利にサポートしてくれます。たとえば洗剤や柔軟剤を自動で投入してくれたり、使うたびに洗濯槽を自動でお掃除してくれたりする機能などがあります。このあとは洗濯機に搭載されている代表的な便利機能をご紹介しているので、洗濯機選びに迷っている方はぜひご参考にしてみて下さい。
この機能が搭載されていれば、衣類の量やコースに応じて適量の洗剤や柔軟剤を自動で投入してくれます。タンクに洗剤や柔軟剤を入れておけば自分で計量する必要がなくなるため、よりお手軽に洗濯機を使うことができます。またボタン一つで洗濯ができるため、不慣れな方でもかんたんに洗濯機を使えることもメリットの一つです。
洗濯物を外に干せない雨の日は、洗濯を憂鬱に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。そんなときでも、乾燥機能が搭載された機種を選べば、室内でかんたんに衣類を乾かすことができます。乾燥機能のなかにもいくつかの種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあるので、あらかじめ確認してくとよいでしょう。
ヒートポンプ乾燥は洗濯機内を除湿しながら、乾いた温風によって衣類を乾燥させる方式です。ヒーター乾燥方式に比べると風の温度が低く、衣類が縮みにくいことがメリットとして挙げられます。ヒートポンプ方式は基本的に縦型洗濯機には採用されないため、気になる方はドラム式洗濯機をチェックしてみるとよいでしょう。
ヒーター乾燥方式は、比較的高い温度の風を使って衣類を乾燥させる機能です。この機能を搭載した製品は比較的お安く手に入ることが多いため、乾燥機能をお手軽に使ってみたい方には特におすすめです。一方でその仕組みはドライヤーに近く、ヒートポンプ式に比べると衣類が縮みやすく、電気代もかかりやすい点には注意が必要です。
送風乾燥は洗濯槽内に風を送り込むことで、洗濯物の水分を飛ばす乾燥方式です。他の乾燥方式のように衣類を完全に乾かせるわけではなく、あくまで洗濯物が乾くまでの時間を短縮する機能なので注意が必要です。雨の日でもしっかりと洗濯物を乾燥させたいという場合は、ヒートポンプ式やヒーター式が採用された洗濯機を選んでみるとよいでしょう。
洗濯機を使っていると、洗濯槽に衣類の皮脂汚れなどが溜まってしまい、そのままにしておくとカビが繁殖してしまうこともあります。そのため定期的なお手入れが欠かせませんが、自動槽洗浄機能が搭載されていれば、洗濯のたびに自動で洗濯槽の汚れを洗い流してくれます。洗濯機を清潔に使いたい方や、日ごろのお手入れを面倒に感じていた方は、自動槽洗浄機能が搭載された洗濯機をチェックしてみましょう。
マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいる方は、早朝や夜中に洗濯をすると運転音が気になってしまうということも多いのではないでしょうか。そんなときは、静音性に優れた洗濯機を選んでみることをおすすめします。洗濯機の音の大きさは「dB(デジベル)」で表示されており、この数値がなるべく小さな機種を選ぶと、深夜でも気兼ねなくお洗濯がしやすくなります。
なお、以下の記事では洗濯機の選び方についてさらに詳しく解説しています。洗濯機選びに迷っている方は、ぜひこちらもご参考にしてみて下さい。
洗濯機の選び方について解説!縦型とドラム式の違いから、各メーカーの特徴までご紹介!
洗濯機のサイズ選びに迷ったときは、洗濯容量と本体の大きさの2点をチェックしてみましょう。洗濯容量は家族の人数や洗濯の頻度、本体の大きさは設置場所のスペースと防水パンの大きさを参考にすると、自分にぴったりのサイズを見つけやすくなります。どんな機種にするか迷った際は、今回ご紹介したジャパネットおすすめ洗濯機もぜひご参考にしてみてください。
洗濯機の一覧を見る