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テレビが映らない原因と対処法は?長持ちさせるコツも解説!

突然テレビが映らなくなると焦ってしまうものです。しかし何らかの不具合によるエラーメッセージが表示されているだけでテレビ自体に問題がないのであれば、適切に対処することで自分で解決が可能なケースもあります。本体の故障である可能性もありますが、まずは落ち着いて「映らない原因がどこにあるのか」を確かめましょう。 今回は、テレビが映らない原因と自分でできる対策についてご紹介します。また、テレビの寿命サインやテレビを長持ちさせるコツについてもまとめているので、ぜひご参考にしてください。

テレビが映らないときの代表的な3つの症状

ここでは、テレビが映らないときに考えられる代表的な3つの症状についてご紹介します。まずはそれぞれの症状に当てはまるかどうかを確かめてから、具体的な解決策にうつっていきましょう。

エラーメッセージが表示される

画面に何らかのエラーメッセージが表示されて映像が映らない状態です。

エラーメッセージの種類は複数ありそれぞれ意味が異なりますが、アンテナやB-CASカード、ケーブルなどテレビに関わるどこかの部分にトラブルが生じているとエラーメッセージが出る場合があります。

映像は表示されるがノイズが激しい

電源を入れると映像は映し出されるものの、ノイズが激しく画面が乱れている状態です。

このケースではケーブルの接触不良や電波不足、電波過多、電波障害などの原因が考えられます。

真っ暗な画面で何も映らない

真っ暗な画面のまま何も表示されないときのパターンは、主に3つあります。

ほとんどのケースでは「音声は聞こえてくるものの画面は真っ暗なまま映像が映らない」もしくは「音も出ないし映像も映らない」「音も映像も映らないものの、番組表は確認できる」のどれかに当てはまるでしょう。

この症状ではケーブルの接触不良や入力切替操作間違い、もしくは寿命などの原因が考えられます。

【症状別】テレビが映らなくなったときの対処法

ここでは、前述の3つの症状が出たときにどのような対処法が考えられるのか、一つ一つ具体的にご紹介します。

エラーメッセージの対処法

テレビに表示される代表的なエラーメッセージは全部で4つあり、それぞれ意味が異なります。種類によって対処法も異なるため、どのエラーが表示されているのか確認をしてから解決策を試してみましょう。

E201

E201のエラーコードは「アンテナレベルが低下しています」という内容を意味します。

この場合、テレビは完全に映らなくなる状態を避けるために一時的に引き続き放送を受信できる低階層映像や降雨対応放送に自動的に切り替え、最低限の画質と音質で放送します。そのため、映像が乱れているように感じられることがあります。

E201が出る原因には降雨や降雪などの悪天候やアンテナの不具合、ケーブルの接触不良などが挙げられます。悪天候が原因の場合は自分で対処することが難しいため、天候の回復を待つ以外に方法はないでしょう。

アンテナの不具合は、強風による向きの変化や経年劣化による故障などが考えられます。自分で直すのは危険なため点検業者に状態をチェックしてもらい、修理が必要であれば対応してもらうことをおすすめします。

ケーブルの接触不良が原因であればテレビの主電源を切った状態で抜き差しして断線していないかどうか確認し、断線が見られるようなら新しいものと交換します。ホコリが溜まっていることが影響している可能性もあるので、接続部周辺はきれいにしておきましょう。

E202

E202は「放送電波の受信ができない状態」というメッセージです。ケーブルの接触不良やチャンネル設定の誤り、アンテナレベルの不足が原因となっているケースが多いでしょう。

ケーブルの接触不良への対応は前述のとおりですが、加えて「接続する端子を間違えていないかどうか」も確認する必要があります。

すべてのチャンネルが映らないわけではなく一部のみが表示されないのであればチャンネル設定が間違っている可能性があるため、メニュー画面から「チャンネル設定」を実行してみましょう。設定の場所が分からないときはメーカーの取扱説明書の記載をご参考にしてください。

アンテナレベルの不足には、アンテナの向きがずれていることが影響している可能性もあります。業者に調査を依頼し、必要に応じて修理・交換をしてもらいましょう。

E203

E203は「現在このチャンネルは放送を休止しています」というメッセージです。

これは単純に選択したチャンネルが現在放送休止中でテレビ本体や接続等には何の問題もないケースと、アンテナレベルの不足が影響しているケースの2通りにわかれます。

放送休止であればテレビ本体には異常はないので、そのまま使用できます。アンテナレベルが不足しているなら何度か電源を入れ直し、状態が改善されなければアンテナレベルを確認して業者へ点検依頼を行いましょう。

その他のエラー

その他のエラーは以下のとおりです。

エラーコード エラー内容・対処法
E100 B-CASカードが未挿入という意味のエラー。B-CASカードを挿入しましょう。
E101 B-CASカードが読み取れないという意味のエラー。正しい方向に挿入されているか、汚れ・ゴミなどが付着していないかを確認しましょう。
E102 カードが使用できないという意味のエラー。B-CASカード以外のカードが挿入されていないか、破損していないか等を確認しましょう。
E103 契約していないチャンネルという意味のエラー。チャンネルを切り替えてください。
E200 放送されていないチャンネルという意味のエラー。チャンネルを切り替えてください。
E204 このチャンネルはありませんという意味のエラー。チャンネルを切り替えてください。
E205 有料放送の契約が切れている等、契約していないチャンネルという意味のエラー。契約の内容を確認してください。
E209 衛星アンテナのケーブルがショートしている等の問題がある場合に出るエラー。アンテナケーブルの接続や破損を確認し、必要であれば修理を依頼しましょう。

テレビによってはエラーコードではなく、「B-CASカードが読み取れません」というようにメッセージが表示されるケースもあります。エラーコード、もしくはメッセージが表示されたら内容を確認し、対処しましょう。

ノイズが目立つときの対処法

ノイズが目立つときはまずケーブルの状態を確認し、断線などの異常が見られる際は交換します。それでも改善されない場合は電波を十分に受信できないエリアか、逆に電波を受信しすぎるエリアである可能性を疑いましょう。

電波不足の場合は、業者に依頼してブースターの設置や壁の端子増設をしてもらうことが解決策として考えられます。過多であれば、アッテネーターという電波を軽減させる装置の設置を試みましょう。

真っ暗な画面で映らないときの対処法

音も映像も出力されないときは、入力切替が誤っていないかを確認しましょう。見落としがちですが、他の入力に切り替わったままテレビに戻っていないケースもよくあります。

映像は出力されないものの音だけは聞こえるといった場合には、制御基板など内部の故障が影響しているかもしれません。

一般的には修理・交換対応が必要になりますが、テレビが古いと部品の在庫がない可能性もあり、買い替えをすすめられるケースもあります。

映像は映らないものの番組表は確認できるといったときは、チャンネル設定がされていない可能性があるため、チャンネル取得をすることで改善されるかどうかを試しましょう。

引越し後にテレビが映らない?主な原因と対処法を解説

これまで使用できていたテレビが引越し後に映らなくなるケースは珍しくありません。この場合、以下のような原因が考えられるので対処法を押さえておきましょう。

チャンネル設定がされていない

第一に、「チャンネル設定がされていない」という原因が挙げられます。

住んでいる地域によって電波の周波数は異なるため、引越し前のチャンネル設定のままだとテレビが映らない可能性があります。仮に、引越し先が前の居住地とほとんど同じ地域であってもチャンネル設定をするようにしましょう。

なお、チャンネル設定の方法は製品によって異なるため、必ず取扱説明書を確認しましょう。

【集合住宅】BS対応のアンテナが設置されていない

集合住宅に引越した際に、BSが視聴できなくなった場合は、その建物自体にBS対応のアンテナが設置されていない可能性があります。管理会社やオーナーに問い合わせて、BSアンテナの有無を確認しましょう。

【一戸建て】テレビの設備を準備していない

一戸建てに引越したもののテレビが映らない場合は、そもそもテレビを受信する環境が整っていない可能性が考えられます。自ら設備を準備して、視聴環境を整えましょう。

地デジチャンネルを視聴する方法には、主に「ケーブルテレビを契約する」「光回線を契約する」「アンテナを設置する」の3つがあります。

引越しする前からケーブルテレビや光回線を利用していた場合は、継続で利用できるかを確認し、移転手続きは忘れずに行うようにしましょう。

ケーブルテレビや光回線を継続利用できなかった場合、またはそもそもケーブルテレビや光回線を利用していなかった場合は、アンテナを設置することでテレビが視聴できるようになります。

どうしても直らない場合は専門業者に相談

さまざまな原因を追究してみたものの結果的に直らなかったという場合は、メーカーサポートや専門業者に依頼して点検・修理してもらうことをおすすめします。アンテナなどは個人で直すことは難しいため、無理に対処しようとせずにプロに任せましょう。

併せて押さえておきたいテレビの寿命サイン

テレビが無事に映るようになっても、寿命が近づいている場合は、再び映らなくなってしまう可能性もあるため、注意が必要です。以下のようなサインが見られたら修理・買い替えを検討するのも一案です。

電源が入らない

リモコンやテレビ本体の主電源を押しても起動しない場合は、寿命が近づいている可能性があります。「電源プラグがコンセントにしっかり差し込まれているか」「テレビ本体の裏にある電源入力端子にケーブルがしっかり接続されているか」などを確認し、それでも電源が入らないときは寿命の可能性があります。

画面が暗くなる

バックライトの輝度は年月が経つにつれて落ちていきます。そのため、画面の明るさを調整しても暗いままの場合は、テレビの寿命が迫っていると考えられます。

音が出ない

テレビを点けたとき、映像は表示されても音が出ないといった場合、テレビ内部の基盤や回線に何らかの問題が生じている可能性も考えられます。

ただし、スピーカーを修理することによって改善することもあるため、まずは修理に出してみるとよいでしょう。

画面に線が入る

画面に縦線・横線が入る場合、それはテレビの寿命が近づいているサインといえます。そのまま使い続けているといずれテレビが映らなくなってしまうため、修理を依頼するか、買い替えを検討してみてもよいでしょう。

焦げたにおいがする・煙が出る

テレビから焦げたにおいや煙が出る場合は、内部がショートしている可能性があります。火災に発展する恐れもあるため、速やかに電源プラグを抜きテレビの使用を中止したほうがよいでしょう。

におい・煙の原因が内部の部品の経年劣化の場合は、部品を交換することで再び使えるようになることもあります。ただし、テレビが古いと部品の在庫がない可能性もあるため、買い替えを検討してもよいかもしれません。

テレビを買い替えるなら下取りのあるお店がおすすめ

もし寿命による故障が原因と判断されたときは、買い替えることをおすすめします。一度はうまく修理できたとしても、他の箇所が立て続けに故障して修理費用がかさんでしまい、結果的に買い替えた方が安く済ませられる可能性も考えられます。

テレビを買い替えるのであれば、古いテレビを引き取ってもらいつつ、新しいテレビを購入することができる下取りを行っているお店がおすすめです。テレビは家電リサイクル法に基づいた処分が必要になるためリサイクル料金と収集運搬料金の支払いが必要ですが、下取りなら買い替えを同時に行えるため便利です。店舗によっては、新しく購入する製品から値引きをしてもらえる場合もあります。

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テレビを長持ちさせるためのコツ

テレビをより長く使うためには、適切な場所に設置したり定期的に掃除したりするなど、いくつかのコツがあります。以下で、テレビを長持ちさせるコツをご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

定期的に掃除をする

本体が高温になるのを防ぐため、テレビには放熱用の通気口が設けられています。しかし、ほこりやゴミが通気口を塞いでしまうと、うまく放熱できなくなり本体が熱を持ってしまいます。これにより部品の劣化が進み、テレビの寿命が縮まってしまう可能性があります。

テレビを長持ちさせるためには、定期的に通気口まわりを掃除することが大切です。

長時間テレビを点けっぱなしにしない

テレビを長時間点けっぱなしにすると、部品が消耗し寿命が縮まってしまう可能性があります。そのため、誰もテレビを見ていないときは消すようにしましょう。

もし「テレビを点けたままよく寝てしまう」という場合は、タイマー機能を活用するのがおすすめです。設定した時間になると自動的に消えるため、朝までテレビが点いたままになるのを防ぐことができます。

直射日光や熱を発する器具の近くに置かない

直射日光が当たる場所や熱を発する器具の近くにテレビを置くと、その熱によって本体の温度が上昇してしまいます。これにより部品の劣化が進み、テレビの寿命が縮む可能性があります。

テレビを長持ちさせるためにも、直射日光が当たる場所や熱を発する器具の近くには設置しないようにしましょう。

湿気が多い場所に置かない

テレビは湿気に弱く、内部に水分が入り込んでしまうと故障する危険性があります。そのため、湿気が多い場所にはテレビを置かないようにしましょう。

また、万が一テレビ本体に結露が発生した場合は、使用を控えたほうがよいでしょう。結露が発生した状態でテレビを使用すると故障につながりかねないため、結露が消えるまでの数時間はテレビを点けないようにしましょう。

安定感のある場所に置く

テレビは、安定感のある場所に設置することが大切です。仮に、傾斜がある不安定な場所にテレビを置いてしまうと、ふとしたはずみで倒れる恐れがあります。

倒れた拍子にテレビに衝撃が加わると、内部のパーツが破損し故障する可能性があるため、テレビは安定感のある場所に設置するようにしましょう。

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まとめ

テレビが突然映らなくなる原因は故障だけとは限らないため、まずは症状を確認してひとつずつできることを試してみましょう。

それでも直らない場合は故障が疑われるため、メーカーサポートや専門業者などに依頼して点検・交換を行うことが大切です。

ただし寿命によって故障したのであれば、買い替えのほうがコストを抑えられる可能性があります。そのため、無理に修理にこだわらず下取りを活用した買い替えも検討してみましょう。

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よくある質問

テレビが映らないときの対処法は?
テレビが映らないときには、「エラーメッセージを確認して対処する」「アンテナケーブルの状態を確認する」「入力切替が誤っていないか確認する」などの方法で症状が改善しないかチェックしてみましょう。
テレビの寿命が近づいているサインは?
「電源が入らない」「画面が暗くなる」「音が出ない」「画面に線が入る」「焦げたにおいがする・煙がでる」などの症状があらわれた場合は、テレビの寿命が近づいている可能性が疑われます。