「キリっと冷えた飲み物が、いつでも手の届く場所にあれば……。」小型冷蔵庫にはコンパクトな機種も多く、書斎や寝室に置いておけば、キッチンまで足を運ばずに冷えた飲み物や食事を楽しむことができます。また、小型冷蔵庫のなかでも大きめの機種は、一人暮らしのメインの冷蔵庫にぴったりです。
この記事では、小型冷蔵庫の選び方や人気メーカーの特徴について、わかりやすく解説しています。おすすめの小型冷蔵庫もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
「なんとなく小型の冷蔵庫が気になっているけど、どんな時に役立つんだろう?」この項目では小型冷蔵庫が活躍するシーンをまとめているので、使い方に悩んでいる方はぜひご参考にしてみてください。
在宅ワークで一息つきたいとき、夜中に喉が渇いてふと目が覚めたとき、小型冷蔵庫があれば、手を伸ばしてすぐに冷たい飲み物やおやつを楽しむことができます。書斎の机のすぐそばに、ベッドやソファの隣に設置するなら、コンパクトな機種がピッタリです。
「メインの冷蔵庫はあるけど、もう少し余裕をもって使いたい」という場合は、より大きな冷蔵庫に買い替える方法もありますが、大容量の冷蔵庫はどうしても価格が高くなりがちです。追加で小型冷蔵庫を設置すれば、費用を抑えながら今より広々と冷蔵庫を使うことができます。
一人暮らしのキッチンはそこまでのスペースがないことも多いため、一般的な冷蔵庫では大きすぎると感じることも多いのではないでしょうか。一人暮らし用には、大型冷蔵庫よりもよりも少し小さめの300L台の機種から、よりスリムで腰よりも少し高いサイズの150L前後の機種が特におすすめです。キッチンのスペースや自炊の頻度から、自分に合った製品を選んでみましょう。
小型冷蔵庫を選ぶときは、どこに、何のために、どれくらいの大きさの機種が必要なのかを明確にしておくことが大切です。具体的には、以下のようなポイントをチェックするようにしましょう。
この項目では、小型冷蔵庫を選ぶときにチェックしておきたいポイントについて詳しく解説しています。
小型冷蔵庫をお探しの方は、一人暮らしで使いたい、もしくは2台目の冷蔵庫を探しているということが多いのではないでしょうか。小型冷蔵庫には、大型よりも少し小さめサイズ、ベッドサイドにも置けるコンパクトなものなどさまざまです。この項目では、目的別のおすすめ容量と、目安のサイズ感についてご紹介しています。
300L前後の機種は一般的な冷蔵庫よりやや小さめ、というサイズ感です。幅は大型冷蔵庫より一回りスリムで、目線の高さくらいの機種が多いため、キッチンにしっかりとスペースを取って設置する必要があるでしょう。
その代わり食材や飲み物を余裕をもって保存できるため、料理が趣味の方や、自炊をよくする方には特におすすめです。
もし一人暮らしであまり料理をしないのであれば、150L前後の機種をメインの冷蔵庫として選んでみてもよいでしょう。300L前後の冷蔵庫に比べさらにスリムになり、腰よりも少し高いくらいの機種が多くなります。また、本体の上にレンジなどの小型家電を置ける機種も多いため、キッチンがあまり広くなくてもスペースを有効活用することができます。
一方で、飲み物やある程度の食材は保存できますが、野菜室がついていない機種も少なくないので、自炊をよくする方には容量が足りないと感じることもあるかもしれません。
寝室やソファの近くに置いてサブ冷蔵庫として使いたいなら、100L未満のコンパクトな機種がおすすめです。飲み物やアイス、軽食などを手の届くところに冷蔵・冷凍しておけるので、わざわざキッチンまで足を運ぶ手間がなくなります。また、機種によってはセラー機能が搭載されたものもあり、ワインやコーヒー豆など温度に敏感な食材も保存しやすくなります。なかには木目調でインテリアに調和するようなデザインに優れた製品も多いため、お部屋の雰囲気を壊したくない方にも特におすすめです。
小型冷蔵庫は機種によって冷却方式が異なり、霜のできやすさや、冷却性能が変わってきます。また、価格にも大きく影響するので、それぞれのメリットとデメリットを知って、後悔のないお買い物にしましょう。
具体的には、以下の表のように3つの冷却方式に分かれます。
冷却方式 | 特徴 |
---|---|
ファン式 | ・一般的な冷蔵庫と同じ冷却方式 ・霜はほとんど発生せず、冷却性能も高い ・小型冷蔵庫の中では、比較的高価格帯に採用されている |
直冷式 | ・庫内の冷却装置で直接冷気を送り出す ・冷却性能は高いが、庫内に霜ができやすい ・ファン式に比べると価格が安い機種が多い |
ペルチェ式 | ・ペルチェ素子という半導体の一種に電気を流し、冷気を発生させる ・冷却能力がやや低いが、低価格な製品が多い ・電気代は高くなりがち |
特に使い勝手が変わってくるのが、霜の付きやすさと、冷却性能です。直冷式は高い冷却性能のわりに価格が手ごろな機種が多いですが、使っているうちに庫内に霜が付いてしまうので、定期的に本体の電源を切って溶かす必要があります。時間と手間をかけたくない方は、ファン式かペルチェ式を選んだ方が良いでしょう。
ペルチェ式は霜ができず価格も安いですが、冷却性能は比較的ひかえめです。また、年間を通してみると電気代がかさむ機種が多いので、購入する際はランニングコストも考慮することをおすすめします。冷却性能や省エネ性能を重視する方は、ペルチェ式以外の機種を選んだ方が良いかもしれません。
一見サイズが小さいほど電気代も安そうに感じますが、必ずしもそうとは限りません。なるべく電気代を節約したい方は、その機種の省エネ性をチェックしておくようにしましょう。
冷蔵庫の省エネ性能は「省エネ基準達成率」で確認でき、数値が大きいほど消費電力を低く抑えやすくなります。また、年間の電気料金の目安が表示されていることも多く、購入後のランニングコストの参考になります。
以下の記事では、冷蔵庫の電気代についてさらに詳しく解説していますので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。
冷蔵庫の電気代を抑えたい方必見!意外と知らない節約ポイントを伝授
小型冷蔵庫は、機種によって搭載される機能が大きく異なります。例えば、大型冷蔵庫ではよく見かける自動製氷機能ですが、小型冷蔵庫には限られた機種にしか搭載されていません。そのほかにも、コンパクトな機種ではあまり搭載されませんが、300L台のモデルなどには、肉や魚の鮮度長持ち機能が搭載されている機種もあります。あらかじめ必要な機能を明確にし、自分に合った冷蔵庫を選ぶようにしましょう。
冷蔵庫の電気代はサイズに比例するとは限らず、機種によっては大型冷蔵庫よりも高額な電気代がかかることもあります。まず、一般的な大型冷蔵庫は、年間で約7000円台〜約9000円台の電気代がかかる機種が多いでしょう。一方で小型冷蔵庫は、約4000円台〜約12000円台のものが多く、機種ごとの電気代の幅が特に広くなります。
なぜこれほど電気代に違いが出るのかというと、小型冷蔵庫の冷却方式が大きく関係しています。特に電気代が高くなりやすいのが「ペルチェ式」の冷蔵庫で、このタイプの機種は常に素子に電気を流していないと冷却できず、年間を通してみると1万円を超える電気代がかかることも珍しくありません。一方「直冷式」と「ファン式」は大型冷蔵庫と同じくコンプレッサーを使って冷気を発生させるため、庫内が十分に冷えたら動作を停止するため、省エネ性能は高くなります。
また、直冷式やファン式であっても、冷凍室や製氷機能が搭載された機種はより低温で運転する必要があるので、冷蔵オンリーの機種と比べると電気代は高くなりがちです。
小型冷蔵庫は本体価格の安い製品が多いことも魅力の一つですが、実際に使ってみると、機種によっては年間の電気代が本体価格を上回ってしまうこともあります。商品ページには年間の電気代の目安が記載されていることがほとんどなので、あらかじめランニングコストも計算に入れ、本当にお得な機種を見つけることが大切です。
冷蔵庫はメーカーによって、搭載される機能やデザインなどが大きく変わってきます。この項目では、小型冷蔵庫で人気を博しているメーカーの特徴を解説しているので、どんな機種にするか迷ったときはぜひご参考にしてみてください。
※この項目の情報は、2024年11月時点のものになります。ご紹介している機能は、すべての機種に搭載されるものではありませんので、ご注意ください。
パナソニックの小型冷蔵庫には、150L前後の一人暮らしにちょうどいいモデルが豊富にラインナップされています。またインバーター搭載で静音性に優れた製品も多いので、音に敏感な方にもおすすめのメーカーといえます。
「自炊もするけど300L台はちょっと大きすぎる」という方は、ぜひパナソニックの小型冷蔵庫をチェックしてみてください。
「冷蔵庫 パナソニック」で商品を探すシャープの小型冷蔵庫にはプラズマクラスターが搭載されたモデルが多いため、清潔性を重視する方には特におすすめのメーカーです。また、左右のどちらからでもドアが開けられる機種もラインナップされているため、引越しや模様替えがあっても、場所を選ばずに使いやすいことも特徴です。
「冷蔵庫 シャープ」で商品を探す一般的に、小型冷蔵庫に搭載される機能はひかえめになりがちです。しかし、日立の300L台の機種には鮮度長持ち機能が搭載されたものが多くラインナップされているため、性能で妥協したくない方にもおすすめのメーカーです。例えば、野菜のうるおいをキープする機能や、急速冷凍で肉や魚の鮮度を保つ機能が搭載されているモデルが多いので、料理をよくする方や食材をおいしく保存したい方は、日立の小型冷蔵庫をチェックしてみるとよいでしょう。
「冷蔵庫 日立」で商品を探すアイリスオーヤマでは、150L前後の機種から、80L程度のコンパクトなモデルまで、幅広いサイズが展開されています。比較的安価な製品も多いため、価格を重視している方も要チェックのメーカーです。
また、小型冷凍庫のラインナップも豊富なため、セカンド冷凍庫を探している方にもおすすめのメーカーといえます。
「冷蔵庫 アイリスオーヤマ」で商品を探すアクアの小型冷蔵庫には、100L前後のコンパクトなモデルが比較的多めにラインナップされています。なかには、木目調のデザインでインテリアに溶け込む、スタイリッシュなデザインの冷蔵庫が発売されていることも特徴です。「ソファやベッドの近くに設置したいけど、お部屋の雰囲気は壊したくない」という方は、ぜひアクアの小型冷蔵庫をチェックしてみてください。
「冷蔵庫 アクア」で商品を探す小型冷蔵庫にもさまざまなモデルがあり、一人暮らし用のメインの冷蔵庫として使えるものや、寝室やリビング、オフィスなどに置けるコンパクトな機種などがあります。また機種によって冷却方式や電気代なども変わってくるので、今回ご紹介した内容も参考に、自分に合った冷蔵庫を見つけてみましょう。
もしどんな商品にするか迷ったときは、ジャパネットおすすめの小型冷蔵庫もぜひチェックしてみてください。
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