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冷蔵庫の電気代を抑えたい方必見!意外と知らない節約ポイントを伝授

ご家庭で手軽にできる節電には、「こまめに電気を消す」「コンセントを抜く」などがあります。でも、常に稼働している冷蔵庫には使えない手法ですよね。そのため冷蔵庫は節電の対象外に思われがちですが、実は日頃のちょっとした行動で冷蔵庫の電気代は抑えられるのです。この記事では冷蔵庫の電気代の算出方法と、電気代を抑えるためのポイントをご紹介します。ぜひご参考にしてください。

冷蔵庫の電気代はどう算出する?まずは計算式を押さえよう

冷蔵庫の1年間あたりの電気代は、「年間消費電力量(kWh)× 1kWhあたりの電力料金単価」で求めることができます。そのため、まずは調べたい冷蔵庫の年間消費電力量と1kWhあたりの電気料金を把握する必要があります。
年間消費電力量とは、「特定の条件下でその製品を1年間使用した場合、どのくらいの電力を消費するか」を数字で表したもので、JIS(日本工業規格)により定められた測定方法に基づいて算出されています。冷蔵庫の取扱説明書や冷蔵庫内等に記載されています。
1kWhあたりの電力料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が「31円(税込)」と目安として定めています。年間消費電力量(kWh)と掛け合わせることで1年間あたりの電気代が算出できます。

なお、この計算式で求められる1年間の電気代はあくまでも目安です。冷蔵庫の消費電力量は、庫内にどれくらいの食品を入れているかや、扉の開閉回数などによって変わることもあるため、明確な電気代を予想するのは難しいといえるでしょう。

冷蔵庫の電気代を抑えるための節約ポイント

冷蔵庫は常にコンセントをさしたままにしておかなくてはなりません。そのため、使わないときにコンセントを抜いたり電源を切ったりできるほかの電化製品と違い、電気代を節約するのは難しいと感じるかもしれません。

しかし、冷蔵庫の電気代を抑えるために家庭でできることはあります。電気代がかさむことになる無駄な電力の消費を避けるために、以下のポイントを押さえておきましょう。日々の積み重ねや冷蔵庫に搭載されている機能によっては、年間の電気代を抑えることにつながるかもしれません。

1.温かいものは冷ましてから入れる

調理を終えたばかりの料理をすぐに冷蔵庫へ入れている方はいませんか? 夏場は特に料理が傷まないように早めに冷蔵庫へ入れたくなるものです。でも、それをすると庫内の温度が上昇してしまい、庫内を冷やすために余計な電気代がかかってしまいます。

電気代を抑えたいときは、温かいものは常温まで冷ましてから入れるのが大切だといえるでしょう。

2.冷蔵庫内に食品や飲料品を詰め込みすぎない

庫内に食品や飲料品をたくさん詰め込むと、庫内の冷気の循環が悪くなり温度を均一に保てなくなる可能性があります。さらに、詰め込みすぎによってドアがしっかり閉まらなくなれば、冷気が逃げ出してしまうこともあります。これにより、冷蔵庫が庫内を冷やそうと余計に働いて電気代が高くなるのです。

電気代を抑えるためには、冷蔵庫内に食品や飲料品を詰め込みすぎないのがポイントです。冷気の流れを妨げないよう、庫内の空間に余裕を持たせて収納しましょう。

また、冷蔵庫内にある冷気の吹き出し口付近に食品や飲料品を置かないように注意しましょう。冷気が循環しやすくなり、電気代を抑えやすくなります。

3.ドアの開閉時間と回数を最小限に抑える

冷蔵庫のドアを開閉する時間が長い、または回数が多いと、冷気が逃げ出してしまい冷蔵庫内の温度は上昇します。そうすると庫内を再度冷やそうとして電力の消費量は増加し、電気代が高くなる可能性があります。電気代を抑えるためには、ドアの開閉時間と開閉回数を最小限に抑えることが大切といえます。「無駄な開閉はなるべく避ける」「扉を開けっぱなしにして作業しない」などを徹底するようにしましょう。

また、食品を冷蔵庫内のどこに収納するかの定位置を決めておけば、探す時間が短くなります。これによって扉を開けている時間は減るため、電気代の節約につながるでしょう。

このほか、扉の内側に冷蔵庫用カーテンを取り付けるのもおすすめです。扉を開けた際に冷気が逃げるのを防ぎやすくなるので、冷蔵庫内を再度冷やすための電力を無駄に消費せずに済むでしょう。

4.冷蔵庫の放熱スペースを確保する

冷蔵庫を壁や食器棚にぴったりとくっつけて設置しているというご家庭もあるのではないでしょうか。冷蔵庫は庫内を冷やすために、外部に熱を放出しています。そのため、冷蔵庫と壁・食器棚などとの距離が近いとスムーズに放熱することができなくなります。放熱がうまくいかないと庫内の温度を下げることができず、庫内にこもった熱を冷やそうとさらに電力を消費するので、電気代は高くなる傾向にあります。そのため冷蔵庫を壁や食器棚から離して設置することが大切になってきます。冷蔵庫と壁・食器棚の最適な間隔については、付属の取扱説明書やメーカーの公式サイトに記載されていることが多いので、チェックしてみてください。

このほか、冷蔵庫内に熱がこもるのを避けるために、コンロの隣や直射日光が当たる場所には設置しないことも重要です。

5.室温に合わせて冷蔵庫内の設定温度を調整する

冷蔵庫内の温度は室温の影響を受けるため、室温に合わせて設定温度を調整するのがおすすめです。たとえば、気温が低い冬の時期であれば、冷蔵庫の風量を「強」から「中」や「弱」にすることで、冷やしすぎを防げるので節電効果が期待できます。

ただし、電気代を節約したいからといって気温が高い夏場に「弱」にすると、食品を腐らせてしまう恐れがあるので注意が必要です。

6.自動省エネ機能を搭載した冷蔵庫を選ぶ

冷蔵庫の電気代を抑えるために買い替えるのであれば、「自動省エネ機能」を搭載したタイプを選ぶのがおすすめです。自動省エネ機能とは、長時間扉の開閉がない場合などに自動的に省エネモードへ切り替えて、消費電力を抑える機能です。古いタイプの冷蔵庫でも、この機能を搭載していることもありますが、新しい冷蔵庫ほど自動省エネ機能の性能が高い傾向にあります。

そのため、古い冷蔵庫を長年の間使い続けるよりも、省エネ性能の高い冷蔵庫へ買い替えたほうが電気代の節約につながるでしょう。

なお、自動省エネ機能の名称はメーカーや機種によって異なり、「エコモード」「節電モード」と記載されていることもあるので、見落とさないようご注意ください。

まとめ

冷蔵庫は一度使い始めたら、基本的にコンセントを抜く機会はあまりなく、常に電源を入れっぱなしにしている家電です。そのため、電気代を抑えるには、使い方にちょっとした工夫が必要になります。

たとえば、「食品を詰め込みすぎない」「開閉回数と開閉時間を短くする」などがあり、どれもすぐに取り入れられます。冷蔵庫の電気代を抑えたい方は、ぜひ実践してみてください。

電気代を抑える方法を実践しても電気代がほとんど変わらない場合は、思い切って買い替えるのもひとつの手段です。買い替えに伴う出費はありますが、近年販売されている冷蔵庫は省エネ性能が高いものが多いので、長い目で見ると電気代がお得になることもあります。古い冷蔵庫を使っていて電気代が気になる方は、ぜひこの機会に買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。

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よくある質問

冷蔵庫の電気代はどうやって計算する?
冷蔵庫の1年間あたりの電気代は、「年間消費電力量(kWh)× 1kWhあたりの電力料金単価」で求めることができます。ただしこれはあくまでも目安で、実際の使用状況によっても電気代は変わってくることに注意しましょう。
節電しながら冷蔵庫を使うコツは?
冷蔵庫の電気代を節約するためには、「温かいものは冷ましてから入れる」「食品を詰め込み過ぎない」「なるべくドアを開けない」「冷蔵庫を壁にくっつけて設置しない」「室温に合わせて設定温度を調整する」「省エネ機能を活用する」のような点に注意しましょう。