ページの上部に戻る

掃除機の寿命はどのくらい?買い替えサインと長く使用するためのコツ

掃除機は、家の中をきれいに保つ上で欠かせない生活家電です。使用する頻度が高いため「吸引力が弱くなった」などの異変に気づきやすく、今お持ちの掃除機の不調に悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか? そこで今回は「掃除機の寿命」にフォーカスし、タイプ別の平均寿命や買い替えのタイミングかどうかを見極めるポイント、寿命が来た掃除機の処分方法などについてご紹介します。また、掃除機を長く使用するためのコツや買い替えの際にチェックしておきたい選び方についてもまとめているので、ぜひご参考にしてください。

掃除機の平均寿命をタイプ別にご紹介

掃除機の寿命は、メーカーや製品、使用環境、使用方法などで変わってくるため、一概にはいえません。

ただし、「消費動向調査 2023年3月 内閣府調べ」では、掃除機の平均使用年数は約7年と発表されています。

掃除機は機械ですので、丁寧に使っていても買い替え時期はやってきます。タイプによって押さえておきたい時期があるのでご参考にしてください。

補修用性能部品の保存期間「6年」がポイント

掃除機には修理で使う補修用性能部品の保存期間が「6年」と定められています。この期間を過ぎると修理部品がなくなり、修理ができなくなる恐れがでてきます。

故障の有無に関わらず、買い替え時期のポイントとして覚えておくとよいでしょう。

電源コードの無いコードレスタイプの場合、バッテリー性能の低下をみましょう

電源コードを使わずにバッテリーで動くコードレスタイプが多く販売されています。ちょっとした掃除に便利なコードレスハンディクリーナーや、ロボット掃除機にもバッテリーが搭載されています。

バッテリーは充電して使いますが、多くの場合バッテリーには使用期限の目安があります。その期間はメーカーやモデルによって異なるほか、使用頻度、充電頻度によって大きく変化するので一概にはいえません。ただし、通常使用していてもバッテリーが劣化するため、使い続ける上で故障などとは違うポイントで理解しておきたいところです。

寿命間近の掃除機かどうかを見極めるポイント

掃除機の寿命が迫っているかどうか(買い替えのタイミングかどうか)を見極めるポイントは、以下のとおりです。

動かない・止まる

掃除機が動かない、もしくは使用中に止まってしまう場合は、内部のモーターなど掃除機本来の機能がなんらかの不具合を起こしている可能性があります。

スムーズに起動しなければ掃除機としての役割を十分に果たせないため、買い替えを検討すべきといえます。

吸引力の低下

正しい使い方、メンテナンスをしていて掃除機の吸引力が常に弱まっているようであれば、買い替え時期かもしれません。

室内を清潔に保つための生活家電であるのにもかかわらず、ゴミを十分に吸い切れないのは困るので、買い替えることをおすすめします。

なお、掃除機の吸引力はダストボックスにゴミが溜まることで弱まることもあります。そのため、寿命かどうかを正確に見極めるためには、掃除機内のゴミを捨てるほか、取扱説明書のお手入れ項目を実施したのち吸引力を確かめることが大切です。

発熱・焦げ臭さ

今までなかった発熱や、焦げ臭さを掃除機から感じる場合は、なんらかの不具合が発生している恐れがあります。

直ちに使用を中止し、取扱説明書を確認の上、修理や買い替えを検討することが大切です。

電源コードをスムーズに巻き取れない

電源コードを掃除機内部に巻き取ることができるタイプの掃除機があります。

これらの掃除機で電源コードがうまく巻き取れない場合、単に巻き取りの機能の不具合だけでなく、コードを痛めてしまう恐れもあります。

寿命が来てしまった掃除機の処分方法

では、寿命が来た掃除機はどのように処分すればよいのでしょうか。以下でその方法を3つご紹介します。

1.ゴミとして処分する

第一に、ゴミとして処分する方法があります。掃除機は多くの場合、不燃ゴミか粗大ゴミなどに該当します。

地域によって不燃ゴミ・粗大ゴミなどの出し方におけるルールは異なるため、あらかじめ住んでいる地域の自治体がどのような対応をしているか確認しておきましょう。

2.不用品買取に出す

掃除機は、不用品として買取に出すこともできるでしょう。売却時に価格がつけば、売却で得た臨時収入を新しい掃除機の購入費用にあてることができるため、よりお得に買い替えることができます。

ただし、寿命が来た掃除機は高額買取は見込めない可能性が高いので、その点は前もって理解しておくことが大切です。

3.下取りに出す

不要な掃除機は、下取りに対応している家電量販店や通販サイトにて下取りに出すこともできます。

自ら処分する手間を省けるほか、同じ店舗・サイトにて新しい掃除機を購入することで割引サービスを受けられることもあります。

よりお得に新調できる可能性があるので、掃除機の買い替えを検討しているのであれば下取りを選ぶのもよい選択肢ではないでしょうか。

ジャパネットでは、下取り値引きをおこなっている商品もございます。掃除機が寿命で買い替えを検討している、という方はぜひ参考にしてみてください。

「掃除機 下取り」で商品を探す

なお、処分方法の詳細については以下の記事でもご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

  • 不要な掃除機はどう処分する?代表的な4つの捨て方を徹底解説

    • 掃除機の処分方法と一言でいっても、その方法はさまざまです。ゴミとして捨てられるほか、売却したり下取りに出したりすることもできます。この記事では「掃除機の捨て方」にフォーカスし、代表的な4つの方法について詳しくご紹介します。自宅に不要な掃除機がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
    • 詳しく見る

掃除機を長く使用するためのコツ

掃除機をはじめとする生活家電には寿命がつきものですが、いくつかのコツを踏まえることでより長く使い続けることができます。

衝撃に気をつける

掃除機本体を床に置いてホースを伸ばして使うキャニスタータイプの掃除機などは、どうしても本体が家具などにぶつかりがちです。

掃除機は機械ですので、できれば強い衝撃は避けたいものです。掃除機本体や家具への傷もつきますが、掃除機の故障の原因にもなりかねませんので丁寧に取り扱いましょう。

ゴミを溜めすぎない

ゴミが入っていても吸引力が下がりにくい掃除機も販売されていますが、掃除機内に吸い込んだゴミはなるべく早く捨てたいものです。

フィルターの目詰まりの原因となるほか、モーターへの負担にもつながる恐れがあります。

また長期間ゴミを掃除機内に溜め続けることは不衛生でもあるので、掃除機内のゴミはこまめに捨てることが大切です。

コードは黄色いテープまで伸ばす

掃除機を使う際は、コードを黄色いテープまで伸ばして使用するようにしましょう。なぜなら、コードを短い状態で使用していると巻きが大きく、モーターの熱が伝わりやすくなってしまうためです。これにより、コードが劣化する可能性があります。そのため、コンセントから近い範囲を掃除する際であっても、コードは黄色いテープまで伸ばして使用しましょう。

なお、黄色いテープからさらにコードを伸ばすと赤いテープがありますが、これは「それ以上引き出すと断線する危険性がある」というサインです。掃除機を正しく使用するためにも、使う前に取扱説明書を確認するようにしましょう。

正しい充電を行う

コードレス掃除機やロボット掃除機では充電式のバッテリーを搭載しています。バッテリーは各掃除機の取扱説明書に記載の正しい方法、頻度で充電や使用をしてください。

知らずに間違った使い方でバッテリーの寿命を短くしないためにも取扱説明書はチェックしましょう。

細かいお手入れを行う

部屋の掃除はこまめにしても、掃除機自体の掃除/お手入れは意外と頻度高く行っていないのではないでしょうか。

ゴミが溜まるダストボックスをはじめ、フィルターや吸い込みヘッド部分のブラシなど取扱説明書を参照しながら各製品ごとのお手入れポイントをきれいにしてみてください。

掃除機の買い替えの際にチェックしておきたいポイント

掃除機を使用していて寿命サインが見られたり故障したりした場合は、買い替えを検討する必要があります。そこで、以下では掃除機を選ぶ際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

掃除機の種類

まず、掃除機には主に「キャニスタータイプ」「スティックタイプ」の2種類があります。それぞれで特徴が異なるため、以下にて押さえておきましょう。

キャニスタータイプ

キャニスタータイプは、ダストボックスやモーターが搭載されている本体に車輪がついた掃除機です。電源コードをコンセントに繋いで使用するタイプが多く、広範囲の掃除に向いています。また、キャニスタータイプは吸引力が強い製品が多い、という特徴もあります。

そのため、広範囲を掃除したい方や吸引力を重視したい方はキャニスタータイプがおすすめです。

スティックタイプ

スティックタイプは、本体とヘッドがひとつになった掃除機です。コードレス式の製品が多く展開されており、「コンセントがなくて届かない」という場所も掃除することができます。

さらに、スティックタイプはスタイリッシュな形状をしているので、比較的、収納場所にも困ることが少ないでしょう。また、製品によって重さは異なりますが、軽量タイプであれば持ち運びも楽に行えます。

そのため、コンセントが届かない場所を掃除したい方や、1階・2階と掃除機を持ち運びする方は、スティックタイプがおすすめです。

ヘッドタイプ

ヘッドの種類には、主に「モーターヘッド」「タービンヘッド」があります。種類によって吸引力や掃除に向いている場所が異なるため、掃除機を購入する際はヘッドにも着目することが大切です。

モーターヘッド

モーターヘッドは、吸い込み口にモーターが搭載されているタイプの掃除機です。モーターの力によってブラシが回転するため、吸引力が高いという特徴があります。これにより、フローリングだけではなく、ゴミを取りにくい絨毯やカーペットにも向いています。

タービンヘッド

タービンヘッドは、空気を吸い込む力によってブラシを回転させるタイプの掃除機です。ヘッドにモーターが搭載されていないので比較的軽く、操作性に優れているという特徴があります。

なお、タービンヘッドの掃除に向いている場所には、主に畳やフローリングが挙げられます。

集塵方法

集塵方法には、主に「紙パック式」「サイクロン式」の2種類があります。

紙パック式

紙パック式は、吸い込んだゴミを紙パックに集める方法です。ゴミが溜まったら紙パックを捨てるだけなので、お手入れがしやすいという特徴があります。また、紙パック式はゴミをまとめた状態で捨てることができるため、捨てる際にホコリなどが舞い散る心配も少ないでしょう。

ただし、紙パックは消耗品のため、ランニングコストが発生する、という点に注意が必要です。

サイクロン式

サイクロン式は、吸い込んだ空気とゴミを遠心力で分離させ、ゴミをダストボックスに集める方法です。遠心力で分離させることができなかった微細なゴミやホコリに関しては、フィルターがキャッチします。これにより、排出される空気が比較的きれいなのが特徴として挙げられます。

このほか、サイクロン式はいつでもゴミを捨てることができるという魅力もあります。ランニングコストがかかる心配がないので、自身の気になったタイミングでゴミを捨てることができるでしょう。

ただし紙パック式と比べ、ゴミを捨てる際に微細なゴミやホコリが舞い散りやすいため、注意しなければなりません。また、ダストボックスやフィルターに付着したゴミを取り除く等、定期的なお手入れが必要になります。

吸込仕事率

吸込仕事率とは、掃除機の吸引力を示す数値のことです。数値は「W(ワット)」で記されており、この数字が大きいほど、「吸引力が優れている」ということを意味します。

ただし、これは「吸引力に優れている=ゴミを吸い込む力に優れている」というわけではありません。吸込仕事率は、あくまで空気を吸い込む力を測定し数値で示したもの。ゴミを吸い込む力は、前述したようにヘッドの種類によって異なります。そのため、吸込仕事率は吸引力の目安として確認するようにしましょう。

静音性

掃除機を夜間に使用する場合もある、という方は、静音性もチェックしておくのがおすすめです。とくに集合住宅の場合は、夜間の掃除機の使用が騒音となる可能性があるため、なるべく音を抑えた製品を選ぶことが大切です。

掃除機の音は「dB(デシベル)」の表記で確認でき、数字が大きいと音も大きいということになります。掃除機を購入する際は、どのくらいの運転音か、確認することをおすすめします。

掃除機の買い替え時期を確認してみよう

掃除機は永遠に使い続けられるものではなく、いつかは故障や買い替え時期といった寿命が訪れます。

普段適切なお手入れをしていても「以前よりも吸引力が弱くなったかな」などと感じられるようであれば、買い替えを検討してみてはいかがでしょうか?

今一度、お使いの掃除機の状態をチェックして、新調する必要があるか確認してみてください。

もし掃除機の買い替えが必要であれば、今回ご紹介した選び方を参考に、ご自身に適した製品を選ぶとよいでしょう。

また、新しく購入した掃除機を長く使用するためのコツもご参考にしてください。取扱説明書をしっかりと確認し、衝撃を与えないよう気をつける、ゴミは溜めすぎないようにするといったことのほか、コード式であれば黄色いテープまでコードを伸ばす、コードレス式なら正しい充電を行うといったことに注意しましょう。

「掃除機 下取り」で商品を探す

ジャパネット厳選のおすすめ掃除機をご紹介!


よくある質問

掃除機の平均的な寿命は?
使い方や機種によっても変わってきますが、「消費動向調査 2023年3月 内閣府調べ」によると、掃除機の平均使用年数は約7年とされています。今の掃除機を7年以上使っていて不具合が出ているときは、寿命を疑ってもいいかもしれません。
掃除機の寿命が近いときに出やすい症状は?
掃除機の寿命が近い時には、「途中で止まる」「吸引力が低下する」「本体が発熱する」「電源コードが巻き取れなくなる」などの症状があらわれやすくなります。