コードレス掃除機は電源コードが必要ないので、手軽にお掃除ができることが一番の魅力です。ただ、一口にコードレス掃除機といってもメーカーや価格帯によって、いろいろな種類の商品が売られています。そのため「どれを選べばいいのかわからない!」と悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、コードレス掃除機のおすすめ製品やメリット・デメリット、自分に合った機種の選び方についてご紹介しています。これを読んで、自分に合ったコードレス掃除機を見つけてみましょう!
コードレス掃除機とはその名の通り電源コードが必要なく、バッテリーで動くタイプの掃除機です。「コンセントの場所を気にしなくてもいい」「気軽にサッと掃除ができる」といったメリットがありますが、その一方で特有のデメリットも存在するので注意が必要です。
この項目では、コードレス掃除機のメリットとデメリットについて詳しく解説しています。まずはコードレス掃除機がどんなものなのかを、よく確認してみましょう。
コードレス掃除機の一番のメリットは、その名の通り電源ケーブルが必要ないことです。コンセントの場所を気にしなくていいので、場所を気にせずどこでもお掃除することができます。また、いちいち電源ケーブルをコンセントに指す手間がないので、汚れが気になった時にサッと手軽にお掃除できることもうれしいポイントです。
比較的軽量なものが多いという点もコードレス掃除機のメリットの一つです。スティックタイプなら片手でラクに持ち上げられるほど軽い製品もあり持ち運びもしやすく、たとえば車の中のお掃除にも使うことができます。
コードレス掃除機にはスリムな機種が多く、特にスティック型は壁やスタンドに立てかけておけるため、あまり場所を取りません。お部屋の雰囲気を邪魔せず自然にお部屋に置いておけるので、いままで掃除機を押し入れに押し込んでいた方は要チェックです。
コードレス掃除機はバッテリーで動いているため、途中で充電が切れてしまうとお掃除を中断するほかありません。機種によって差がありますが、一度の充電で約20〜30分程度運転できる製品が多いです。あらかじめ、自分にとってどれくらいの運転時間が必要そうかを確認しておくことが大切です。
コードレス掃除機の形状には「スティック型」「キャニスター型」「ハンディ型」の3つがあります。それぞれに特徴があるので、使いたい場所や好みに応じて選んでみましょう。
スティック型は本体とパイプ部が一体になっているスリムな形状の掃除機です。キャニスター型に比べて軽いものが多く、取り回しの良さが特徴です。ハンディクリーナーとしても使える2wayタイプもあるので、場所を選ばずどこでも掃除することができます。本体がスリムなためキャニスター型と比べて場所を取らず、お部屋の雰囲気を邪魔せず置いておけることもメリットの一つです。
「掃除機 スティック型」で商品を探すキャニスター型は、本体に車輪がついたタイプの掃除機です。昔ながらの形なので電源コード付きのものを想像しがちですが、実はコードレスタイプの製品も発売されています。スティック型に比べたくさんのゴミを貯めておけるため、ゴミを捨てる回数が少ないことが魅力です。
キャニスター型というと「本体が大きくて重い」「ゴロゴロと移動するので小回りが利きにくい」という印象があるかもしれませんが、最近では小型化・軽量化によってより使い勝手が良くなった製品も発売されています。キャニスター型の特徴としては「吸引力が強い」というのが一番に挙げられます。また、全体重量はスティック型より重くなるものの、本体は地面に置いて使用するため、掃除の時に感じる重さとしてはノズル部分の重量だけとなるので、体感として重さを感じにくい点も大きな特徴です。
「掃除機 キャニスター型」で商品を探すハンディ型は、家具の隙間や机の上など、細かい箇所を掃除するのに便利な小型の掃除機です。ちょっとした掃除に向いているため、2台目のサブ掃除機として使用する方もいます。ハンディ型はサイズが小さく場所を取らないので、デスクや車内などに常備して思いついたときにパッと掃除できることが大きなメリットです。
「掃除機 ハンディ型」で商品を探す以下の記事では、掃除機の種類の違いや選び方についてまとめています。こちらについても、ぜひご参考にしてください。
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掃除機の集じん方法は、大きく分けて「紙パック式」と「サイクロン式」の2つです。ズバリ一言で表すと、「ゴミ捨てがラクにできる紙パック式」「ランニングコストがかからないサイクロン式」というような特徴があります。このあとの項目で、それぞれのタイプについて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
紙パック式は、専用の紙パックを本体内にセットし、その中にゴミを集めるタイプです。ゴミを捨てる際は紙パックごと処分できるので、ホコリが舞い上がりにくく、簡単にゴミを処分することができます。また、紙パック自体がフィルターの役割もかねているため、お手入れも比較的ラクなことが魅力です。
一方で、紙パックは消耗品のため、ランニングコストがかかってしまうことがデメリットです。また紙パックの中を通って排気するため、ゴミが溜まると掃除機からの臭いが気になることもあります。
「掃除機 紙パック式」で商品を探すサイクロン式は吸引した空気とゴミを遠心力で分離するため、吸引力が衰えにくいことが特徴です。
ゴミはダストボックスに溜まっていくので、紙パックのようなランニングコストがかからないことも魅力の一つです。
その一方でゴミを捨てるときは、直接取り出さなくてはならないので、周囲にホコリが舞い上がってしまうこともあります。また、放っておくとフィルターが目詰まりしてしまうこともあるため定期的なお手入れが必要です。
機種によっては、吸い込んだゴミを圧縮することでほこりを舞い上げずに捨てられる機能や、フィルターを簡単に水洗いできる機能を搭載して、いままでのデメリットを改善した製品も発売されています。現在サイクロン式掃除機を使っていて上記のポイントに不満に感じている方は、これらの機能もぜひチェックしてみましょう。
「掃除機 サイクロン式」で商品を探す掃除機を選ぶときには、その機種の連続運転時間や搭載機能にも目を向けることが大切です。この項目では、掃除機の使い勝手を左右するチェックポイントについてご紹介しています。しっかりと目を通して、自分にとってどんな機能が重要かを確かめてみましょう。
一般的に、軽い掃除機ほど取り回しがよいといわれています。お掃除の負担を減らしたい方はできるだけ軽量モデルの掃除機を選ぶのがおすすめです。ただし、軽量であるほど集じん容量が小さくなったり、連続運転時間が短くなったりする傾向があるので、重さと性能のバランスを確認して選んでみましょう。
連続運転時間は、一度の充電でどれくらいの時間続けて運転できるのかをあらわしています。連続運転時間があまりにも短いとお掃除の途中でバッテリー切れになり、もう一度充電してからでないとお掃除を続けられないこともあるので注意が必要です。
商品ページなどには連続運転時間〇〇分などと具体的な時間が書いてあるので、あらかじめ確認しておきましょう。また充電速度の速いバッテリーを搭載した機種なら、途中で充電が切れても短い時間でお掃除を再開できるので、あわせてチェックしてみても良いでしょう。
掃除機には機種によってさまざまな機能が搭載されています。より便利にお掃除するための工夫が詰まっているので、使ってみたい機能から掃除機を選んでみるのも選択肢の一つです。
機種によってはヘッド部分にLEDライトが搭載されたものもあり、これによって細かくて見えにくい汚れもくっきりと見つけやすくなります。また家具の隙間などの暗い場所もしっかり掃除できるようになるので、小さなゴミも見逃したくない方にはおすすめの機能です。
「掃除機 LEDライト」で商品を探すゴミ感知センサーは、床のゴミをセンサーが感知するとランプでお知らせしてくれる機能です。目に見えにくいゴミや、直接目で確認できないソファの下などのゴミもお掃除しやすくなります。
「掃除機 ゴミ センサー」で商品を探す一部の機種には、掃除機本体に溜まったゴミを充電スタンドのダストボックスに自動で収集する機能が搭載されています。ある程度のゴミはダストボックスに溜めておけるので、ゴミ捨ての回数をグッと減らしてくれるほか、掃除機をスタンドに戻すだけなので手を汚さずゴミを回収することができます。
「掃除機 ゴミ自動収集」で商品を探すコードレス掃除機を選ぶ際は、静音性も確認してみましょう。とくに、「早朝や夜間に掃除をすることが多い方」「集合住宅にお住まいの方」要チェックポイントです。
掃除機の運転音は、カタログや取扱説明書などに「dB(デシベル)」で表記されていることがあり、この値が小さいほど音が小さいことをあらわしています。
コードレス掃除機のヘッドにはいくつか種類があり、機種によって搭載されているタイプが異なります。それぞれに特徴があるので以下の解説を確認して、欲しい掃除機にどのヘッドが搭載されているかをチェックしてみましょう。
パワーブラシ | ヘッド内部にあるブラシをモーターで回転させることで、床に溜まったゴミをかき出します。フローリングのほか、カーペットや絨毯など毛足の長い敷物に溜まったゴミもかき出せるのが特徴です。 |
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自走式パワーブラシ | モーターの力によって軽く力を加えるだけでヘッドが前に進みます。よりラクにお掃除したい方におすすめです。 |
タービンブラシ | ゴミを吸い込むための風力を使ってヘッド内部にあるブラシを回転させることで、床に溜まったゴミをかき出すタイプ。昔ながらのシンプルな構造のため、リーズナブルな機種に多く搭載されています。 |
コードレス掃除機は、収納のしやすさもチェックして選んでみましょう。
スティックタイプの掃除機の場合、専用のスタンドで収納できる機種もあれば、本体が自立して好きな場所に置いておける機種もあります。スタンドは初めから掃除機とセットで販売されているものや、別売りになっていることもあるので、スタンドで掃除機を収納しておきたい方は掃除機に付属しているかもチェックしてみましょう。
機種によっては多種多様な付属ツールに対応している機種もあり、掃除したい場所によって使い分けることで、さらに便利にお掃除することができます。例えば「すき間用ノズル」が付いていれば、家具と家具の間や窓のサッシ、ソファの溝などのせまい隙間もラクに掃除できます。このほか、「ロングノズル」があればカーテンレールの上やエアコンなどの手の届きにくい箇所の掃除がしやすくなります。機種によってどんなはツールに対応しているのかは異なるので、コードレス掃除機を選ぶ際は付属ツールもチェックしてみましょう。
サイクロン式の掃除機にはフィルターレスのタイプとフィルターがあるタイプとあり、フィルターがあるタイプは定期的にフィルターのお手入れをする必要があるので注意しましょう。機種によってはフィルターやダストボックスなどを丸ごと水洗いできる機種もあるので、お手入れの手間を減らしたい方は選んでみると良いでしょう。
このほか、ブラシに髪の毛やペットの毛などが絡みにくい工夫を施した製品もあります。掃除機のブラシ部分に髪の毛やペットの毛が絡まると、ゴミをかき出しにくくなってしまうこともあります。ブラシのお手入れが面倒な方は、ブラシの機能にも注目してみましょう。
コードレス掃除機は、さまざまなメーカーから独自の機能を搭載した製品が発売されています。メーカーによって得意なことや使い勝手が変わってくるので、このあとの説明を読んでどのメーカーが自分に合っていそうかを確認してみましょう。
※この記事に記載している情報は2023年6月時点の情報です。
※ご紹介している機能はすべての機種に搭載されているものではありません。詳しくはそれぞれの商品ページにてご確認ください。
ダイソンといえば「変わらない吸引力※」のサイクロン式掃除機を売り出し、一躍有名になったメーカーです。ダイソンのサイクロン式掃除機は、軽量かつスタイリッシュな見た目でありながら、パワフルな吸引力が人気です。また付属ツールも多く発売されていて、1台で何役もの使い分けをすることができます。
一部の機種では床をローラーで水拭きしながらお掃除できるクリーナーヘッドもあり、ペットの汚れも食べこぼしも、1台ですべてきれいにお掃除することができます。次々と先進的な機能が出てくることも人気の一因です。
※IEC(国際電気標準会議)規格62885-2 5.8, 5.9に準拠した、強モードで新品から1回目のゴミ満量まで使用した時点での、SGS-IBR(英国)および自社による吸引力の変化の試験(2020年に実施)ダイソン調べ。
「掃除機 コードレス ダイソン」で商品を探す日立といえば、「ラクかるパワーブーストサイクロン」が有名で、軽さと吸引力を両立させていることが特徴です。そのほかにも、ループ形状で髪の毛が絡まりにくい「からまんブラシ」、吸い込んだゴミを圧縮して簡単に捨てられるダストケースなど、お掃除後のお手入れにまでこだわっています。
「掃除機 コードレス 日立」で商品を探す東芝は「トルネオ」シリーズが人気です。フィルターレスサイクロンを採用し、パワフルな吸引力が長持ちします。お掃除中はゴミをセンサーが検知しランプが点灯してお知らせしてくれるので、見えにくいゴミも逃さず吸い取ることができます。またハンディ掃除機として使うこともできるので、1台二役で家中のお掃除をラクに済ませることができます。
「掃除機 コードレス 東芝」で商品を探すアイリスオーヤマの掃除機は、リーズナブルな価格の製品がラインナップされているのが特長です。機種によっては、ほこり感知センサーや静電モップなど、お掃除中の使い勝手をより良くする機能を搭載しています。
「掃除機 コードレス アイリスオーヤマ」で商品を探すエレクトロラックスは、家庭で使える真空式電気掃除機を世界で初めて販売した、スウェーデン生まれの歴史あるブランドです。代表的なモデルは「エルゴラピード」シリーズで、手首に負担がかかりにくい下重心型に設計されています。ヘッドが左右180°水平に動くため、使う人の動きに合わせてスムーズに操作できます。さらに垂直にも自由自在に動くので、イスやテーブルの脚周りもスイスイお掃除できます。
「掃除機 コードレス エレクトロラックス」で商品を探すコードレス掃除機のバッテリーは、どのくらいの時間お掃除できるかを左右する重要なパーツです。
バッテリーは時間とともに劣化していってしまうものですが、使い方によっては長持ちさせられる場合もあるので、以下のポイントを確認してみましょう。
室温が極端に低い場所や、直射日光が当たり高温になる場所ではうまく充電されない可能性があるだけでなく、バッテリーの劣化を早めるおそれがあります。メーカーの推奨温度は、室温で約5〜35℃程度の製品が多いので、取扱説明書をよく確認して適温の環境で充電するようにしましょう。
多くのコードレス掃除機は、「強」「標準」「弱」などと運転のモードがいくつかに分かれています。なかでも「強」モードは、吸引力が強い分電力も多く消費するため、使い方によってはバッテリーの寿命を早めてしまう可能性があります。そこまで汚れがひどくない場合は「標準モード」や「おまかせモード(オート)」を活用することで、バッテリーの負担を減らしやすくなります。
コードレス掃除機は使い終わったら、その都度充電するようにしましょう。「過充電になりバッテリーが劣化するのでは?」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、むしろバッテリーは充電せずに長期間放置するほうが、劣化しやすくなってしまいます。
最近の製品の多くは、満充電になると自動で充電を終了するので充電しすぎてしまう心配もありません。ケーブルを挿しっぱなしでも問題ないので、使い終わったらその都度充電するよう心掛けましょう。
コードレス掃除機は、コンセントの場所を気にすることなく、手軽にどこでも掃除できることが魅力です。コードレス掃除機を選ぶときは、機能性や見た目、価格、お手入れの手間など、たくさんのチェックポイントがあります。この記事でご紹介した内容を参考に、自分の生活スタイルにあったコードレス掃除機を選んでみましょう。
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