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布団のダニにお悩みの方必見!4つのダニ対策と発生しにくくする方法を一挙公開

布団は、ダニが好む環境となりやすいことはご存じでしょうか。今回は、ダニが繁殖しやすい時期や布団を好む理由、ダニ対策についてご紹介します。また、ダニを発生しにくくする方法も解説しているので、ぜひご参考にしてください。

ダニが繁殖しやすい時期と布団を好む主な理由

ダニについて「いつ繁殖しやすいのか」「なぜ布団を好むのか」など詳細を知ることが対策の第一歩となるでしょう。そこで以下では、ダニの繁殖しやすい時期と布団を好む理由についてご紹介します。

繁殖しやすい時期

一般的にダニは、温度・湿度が高いと活動しやすく、主に6月から8月が繁殖時期といわれています。しかし昨今は、暖房の性能も上がってきており冬でも室内が暖かく、また気密性が高い住宅も増えていることから、1年を通してダニが繁殖する可能性が高くなっています。

高温多湿になりやすい季節は集中的にダニ駆除を行い、その後もダニを増やさないよう日々の対策が重要になります。

布団を好む理由

家の中にはダニが発生しやすい場所が複数ありますが、なぜとくに布団を好むのでしょうか。

以下では、布団にダニが発生しやすい理由をご紹介します。

高温多湿で過ごしやすい

ダニは高温多湿な環境を好みます。そのため、人が寝るときの体温や寝汗による湿気で、布団はダニの好む条件を満たしやすいのです。とくに湿度があがる梅雨時期や寝汗をかきやすい夏は、ダニにとっても好環境になりやすいため、除湿機やエアコンを活用し、温度・湿度をできるだけ下げるのをおすすめします。

また、前述したように昨今は住宅性能が上がり、気密性が高く湿気がこもりやすい環境になりがちです。冬でも暖房によって気温が上がることでダニが活発になりやすいため、定期的な換気を行うことも大切です。

エサが豊富にある

室内の温度や湿度がダニにとって適していても、繁殖するためには「エサ」が必要です。家の中に発生することが多い「ヒョウヒダニ」は人の髪の毛やアカ、フケ、ホコリ、食べカスをエサとするため、布団は絶好の食事スポットといえます。

また、布団に付着したフケやアカなどは、毎日自然と人からはがれ落ちるため、完全に取り除くことはできません。くわえて、寝室は一日のうちで行き来することが少ないため、意識しなければ換気の機会も少なく、ホコリが溜まりやすい環境なのです。

このほか、布団に食べもののカスがついてしまうと、それもダニの栄養源となってしまいます。こうした理由により、布団はダニが好む環境が整いやすいのです。

布団のダニ対策

では、どのようなダニ対策が効果的なのでしょうか。以下では、布団のダニ対策を4つご紹介します。

1.掃除機をかける

掃除機に付属した布団用アタッチメントや、専用の布団クリーナーを使うことで、布団に付着したダニの死骸や、エサとなるフケやアカ、ホコリなどを取り除くことができます。

たとえばレイコップの布団掃除機には、除菌効果(※)のあるUV(紫外線)ランプが搭載されている製品や、温風を当てて湿気を除去する温風機能が搭載されている製品もあります。また、軽量モデルもあるので、扱いやすく腕が疲れてしまう心配もありません。比較的手軽に布団のお手入れが行えるため、ダニ対策をしたい方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

※すべての菌に有効ではありません。

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2.天日干しをする

布団は、寝ている間にかく汗によって湿気を含んだ状態になります。そのまま放っておくと、多湿を好むダニの住処になってしまうため、定期的に天日干しをして布団を乾燥させることが重要です。また、定期的に行うことでダニの棲みづらい状態を保てるため、長期的なダニ対策として天日干しは有効といえます。

天日干しをする際は表・裏と交互にひっくり返し、全体的に日の光が行き渡るようにしましょう。そして、天日干しをしたあとは掃除機をしっかりとかけ、布団の表面についたダニの死骸を残さないよう取り除くことが大切です。

また、布団の素材によって天日干しをする頻度がそれぞれ異なります。たとえば、「綿」の素材は吸湿性が高いため、ほかの素材に比べてこまめな天日干しをおすすめします。「羽毛」の場合は、直射日光に弱く頻繁に天日干しをすると傷んでしまう可能性があるため、月に1回程度を目安に行うとよいでしょう。

このように、布団の素材によって天日干しの頻度が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

なお、布団の天日干しに関しては以下の記事で詳しくご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

  • 布団を干す時間はどれくらい?ポイントや注意点をご紹介

    • 布団は、素材や種類によって適した「干す時間」が異なります。この記事では、布団を干す際ポイントや注意点をご紹介しています。
    • 詳しく見る

3.布団乾燥機を使用する

布団乾燥機は布団に溜まった湿気を乾燥できるため、ダニ対策におすすめです。とくに厚いマットレスは重量があるため、なかなか天日干しは難しいでしょう。ですが、布団乾燥機はマットレスを移動することなく使用可能なので、重量のある布団であっても手軽にダニ対策が行えます。また、室内で使用するため、花粉や雨を気にしなくて良いといったメリットもあります。

ただし、布団の素材によっては布団乾燥機に向いていないものもあるため、使用する際には事前に確認することが大切です。

なお、天日干しと同様にダニの死骸などを取り除く必要があるため、乾燥し終わったら掃除機をかけるようにしましょう。

4.クリーニングに出す

布団の洗濯から乾燥までを自分で行うのはやや手間がかかるため、クリーニングに出してプロに任せてしまうという手もあります。布団についたフケやアカ、ホコリ、汗などを洗い流し、高温で乾燥させることができるため、ダニ対策が期待できます。

布団のダニを発生しにくくする5つの方法

ダニを発生させないよう対策することは、今後の繁殖を防ぐためにもとても重要になります。そこで、以下では布団のダニを発生しにくくする5つの方法をご紹介します。

1.防ダニ効果のある寝具を選ぶ

防ダニ効果のある寝具は、主に2種類に分けられます。1つ目は「薬剤加工」、もうひとつが「高密度織り」です。

薬剤加工は、布団の繊維などに防ダニ用の薬剤を施すことで、ダニが寄りつきにくくする仕組みになっています。

高密度織りは繊維を細かく織り込んでいるため、ダニが入り込みにくく、結果的にダニの発生や繁殖を防ぐことができます。

防ダニ加工として、これら両方の効果を備えているものもあれば、どちらか一方しか備えていない製品もあります。厳しい基準を合格した製品には防ダニ加工製品のマークがついているため、布団を購入する際はチェックしてみるといいでしょう。

防ダニ効果のある寝具は、ダニの繁殖を防いだり寄せつけなかったりといった効果が期待できますが、完全にダニを防げるわけではありません。そのため、掃除機や乾燥機によるメンテナンスとあわせてダニ対策を行うようにしましょう。

2.ダニが棲みにくい環境にする

繰り返しになりますがダニは高温多湿を好むため、そのような環境を作り出さないことが何よりのダニ対策といえます。

まず、高温多湿の環境を作らないためには部屋全体の湿度を下げることが大切です。その一つの方法としては換気も効果的です。窓を2カ所開け空気の通り道を作ることで、湿気を払うことができるでしょう。

また、梅雨や花粉、冬の時期は窓を開ける機会が少なくなってしまうため、換気が行えず湿気がこもりがちです。その場合は、エアコンの除湿機能や除湿機を使って部屋全体の湿度を下げるようにしましょう。

くわえて、家全体を清潔に保つこともダニが棲みにくい環境にするためには重要です。家の中にはソファやカーペットなどダニが潜んでいる場所がいくつか存在します。たとえば、ダニのいるカーペットを歩いた後にそのまま布団に入ると、そこにいたダニが人にくっついて布団に侵入する可能性があります。そうなると、布団だけをダニ対策してもあまり効果が得られにくくなってしまうため、家全体のダニがいそうな場所はまとめて対策するようにしましょう。

布団だけでなくカーペットやマットレスにも定期的に掃除機をかけることで、ダニのエサとなるホコリやフケなどを取り除くことができます。これにより、ダニが棲みにくい環境を整えることができ繁殖を防ぐことに繋がります。

3.こまめに洗濯をする

前述したように、人は普段生活している中でフケやアカがはがれ落ちてしまいます。そのため、シーツや毛布など、洗濯できるものは定期的に洗濯をして、ダニのエサとなるフケやアカを洗い流すようにしましょう。とくに、汗をかきやすい夏の時期は毎日シーツを交換することがおすすめです。

4.布団を敷いたままにしない

布団を敷いたままにしていると、布団と床の間に湿気がこもりやすくなりダニが繁殖してしまう可能性があります。くわえて、布団を敷いたままだとホコリやフケ、アカなどダニのエサが溜まってしまうことも。これがダニの繁殖につながってしまうため、布団の敷きっぱなしは避けるようにしましょう。

また、布団を使用しないときは片付けて部屋中の換気を行うことも大切です。重量のあるマットレスで収納が難しい場合は、定期的に壁に立てかけておくとよいでしょう。

5.布団を押し入れで長期間保管しない

押し入れの中は湿気がこもりやすく、換気をしないと空気もほとんど入れ替わりません。そこに冬用または夏用の布団を入れっぱなしで保管していると、気づかぬうちにダニが繁殖していることも。そのような事態を避けるためにも、定期的に押し入れを開けて換気をするようにしましょう。

このほか、押し入れにすのこを敷いておくのもおすすすめです。すのこがあることによって布団と床の間の風通しがよくなり、布団と床の間に湿気が溜まるのを防げて、結果的にダニ対策になります。

布団を圧縮袋で保管する場合は、湿気を防ぐためにも除湿剤や防カビ剤とあわせて保管するのもよいでしょう。

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まとめ

ダニは一年を通して布団などに生息していることがあるため、繁殖させないよう毎日のちょっとした対策が重要になります。たとえば布団に掃除機をかけたり、シーツやカバーを定期的に洗濯したりすることでフケやアカ、ホコリ、食べカスなどダニのエサを取り除くことが可能です。また、布団を天日干ししたり寝室をこまめに換気したりすることでダニが棲みにくい環境を作ることができるでしょう。

もし、「忙しくてこまめにダニ対策ができない」という場合は、防ダニ効果のある寝具を選ぶとよいでしょう。ただし、防ダニ効果のある寝具も掃除機や乾燥機を使ってしっかりとお手入れをしていくことが大切です。

このほか、布団だけでなくダニが生息しているソファやカーペットなどの対策も行う必要があります。

住宅からダニを完全に除去することは難しいですが、「増やさない環境を保つこと」と「ダニが発生したら取り除くこと」を心掛けて、ダニ対策を講じてみてください。