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引っ越しの時エアコンってどうすればいいの?知っておきたいエアコン取り外し・取り付けの注意点をご紹介

引っ越しをするにあたって、今使っているエアコンは「置いて行く」「持っていく」「処分して新しく買い替える」の3つの選択肢があります。 この記事では「エアコンを持っていくケース」に着目して、引っ越し時にエアコンを取り外す・取り付ける際に押さえておきたいこと、知っておきたい注意点、さらには買い替えを検討したほうがよいケースなどについてご紹介します。ぜひご参考にしてください。

事前確認が大切!引っ越し時のエアコンの取り外し・取り付けに関する注意点

引っ越しでエアコンを取り外したり取り付けたりする前に、まずは、現在使用しているエアコンが引っ越し先でも使用できるのか、または新しく買い替えたほうがいいのか、確認しましょう。以下でご紹介する内容をしっかりとチェックしておくことをおすすめします。

引っ越し先でエアコンを設置できるか確認する

引っ越し先の部屋で、現在使用しているエアコンを設置できるとは限りません。

たとえば、現在使用しているエアコンのサイズよりも、引っ越し先のエアコンの設置スペースが小さい場合は設置するのが困難です。このほか、ベランダが狭くて室外機が置けない、といったこともあるかもしれません。

このような場合、基本的には室内機や室外機を設置するための工事が必要になります。しかし、賃貸物件によっては壁に穴を開ける工事が禁止されていることもあります。そのため、引っ越し先に現在使用中のエアコンを設置できるかどうか、事前に確認しておくことが大切です。

賃貸物件の場合は管理者に事前確認する

引っ越し先が賃貸物件の場合、エアコンを設置するからといってコンセントの新設・増設工事やエアコンの配管穴を開ける工事を勝手に行ってはいけません。建物の管理者から許可を得ずに工事をすると、退去時に補修費用を払わなければならない可能性があります。

エアコンの設置に工事が必要な場合は、事前に大家さんや不動産会社へ確認しておくことで、トラブルを防ぐことができるでしょう。

引っ越し業者の見積もりの内容を確認する

引っ越し業者にエアコンの取り外し・取り付け作業を依頼する場合は、その費用が引っ越しの見積もりに含まれているか、確認しておくことが大切です。

取り外し・取り付け費用が含まれていない場合は、引っ越し業者に見積もりを再度見直してもらう必要があります。取り外し・取り付けが費用に含まれていないと、引っ越し当日にエアコンを取り外して(取り付けて)もらえず、エアコンを引っ越し先に持っていくこともできなければ、引っ越し先に取り付けることもできなくなってしまいます。対応してもらえたとしても別途費用が発生する可能性が高く、予想外の出費につながりかねません。

また、取り付け・取り外しの費用が含まれている場合も、エアコンの台数が合っているか、追加費用がかからないのか、しっかり確認しておきましょう。室外機の特殊な取り付けやコンセントの新設・増設、エアコンの配管の穴開け、化粧カバーの設置、配管パイプの交換など、必要な工事によっては、追加費用が掛かってしまう場合もあるので事前に確認しましょう。

引っ越し時、エアコンを“取り外す”際に押さえておきたい3つのポイント

引っ越し先にエアコンを持っていく場合、まずエアコンを取り外す必要があります。失敗やトラブルを避けるために、あらかじめ以下の3つをチェックしておきましょう。

1.エアコンは自分で取り外さない

エアコンの取り外しを業者に依頼すると費用がかかります。引っ越しはなにかと出費が増える傾向にあるため、出費を抑えようと思って「自分でエアコンを取り外そう」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、エアコンの取り外しには専門的な知識と技術が必要です。知識と技術がない方がエアコンを取り外すと、故障につながる可能性が生じるだけでなく、場合によっては事故を引き起こしてしまうこともあります。そのため、引っ越しに伴うエアコンの取り外し作業は専門業者に任せるようにしましょう。

2.エアコンの取り外し作業の依頼先

エアコンの取り外し作業は、基本的に引っ越し業者か、エアコンの専門業者のどちらかに依頼をすることになるので、それぞれの業者の特徴を知っておきましょう。

引っ越し業者

引っ越し業者に依頼する場合、ほかの荷物の運搬と併せてエアコンの取り外し・運搬も依頼できるため、専門業者を別で探す手間を省けるのがメリットです。また、引っ越し業者は引っ越し当日にエアコンの取り外しを行ってくれることが多く、その場合は取り外し作業のために別日で予定を空ける必要がありません。

ただし、「引っ越し業者に依頼=引っ越し業者が作業を行う」とは限らず、引っ越し業者が専門業者に取り外しを依頼するケースもあります。その場合は、仲介手数料が発生して費用が高くなる可能性や、取り外しを引っ越しとは別日で行う可能性があることを覚えておきましょう。

そのため、引っ越し業者にエアコンの取り外しまでお願いしたい場合は、「エアコンの取り外しも依頼できるのか」と併せて、「自社で取り外し作業を行うのか」も確認しておくのがおすすめです。

エアコンの専門業者

エアコンの専門業者に依頼するメリットのひとつは、仲介手数料が発生しないため、比較的リーズナブルな価格に抑えることが可能な点です。

ただし、業者によっては取り外しには対応するものの、運搬は行っていないこともあるので、依頼時に確認しておく必要があるでしょう。また、引っ越し日とは別に工事日が必要になるので、そこも注意が必要です。

3.エアコンの取り外し作業の一般的な工程

エアコンの取り外しを業者へ依頼するにしても、一般的な工程を知っておくことをおすすめします。流れを理解しておくことで、業者のエアコンの取り外し作業に不備がないかを把握しやすくなります。

    【一般的な取り外しの手順】

    1.「ポンプダウン」をしてガスを室外機に集めます。(ポンプダウンとは、室内機と室外機を循環しているガスを室外機に集めて栓をするというものです)

    2. その後、ガスが漏れないように注意しながら配管類を取り外します。(配管は引っ越し先でも使用するため、折れないように注意が必要です)

    3. 室内機を壁(背板)から外します。背板も外します。(背板も取り付けの際に必要になります)

    4. 最後に配管穴をパテ埋めして作業は完了となります。

    ※上記は基本の流れとなり、設置環境などによって工程や手順が異なる場合があります。

引っ越し先にエアコンを“取り付ける”際に押さえておきたい3つのポイント

引っ越し先でエアコンの取り付け作業を行う前に、以下の3つのポイントをチェックしておきましょう。

1.エアコンは自分で取り付けない

エアコンの取り外し作業と同様に、取り付け作業も専門的な知識と技術が必要です。知識や技術がない方が取り付けを行うと、エアコンが正常に作動しない可能性があるだけでなく、取り付けが不十分な場合はエアコンが落下する危険性もあります。引っ越し先で安全にエアコンを使用するために、取り付け作業は必ず専門業者に依頼しましょう。

2.エアコンの取り付け作業の依頼先

取り外し作業と同様に取り付け作業も、引っ越し業者、あるいはエアコンの専門業者へ依頼するのが一般的です。それぞれの特徴を押さえておきましょう。

引っ越し業者

最近では、エアコンの設置作業なども引っ越し料金に含まれている場合があります。そのため、取り付けに別途費用がかかるのか、設置も含まれた引っ越し費用なのか、事前に確認したほうがよいでしょう。また、引っ越し業者が設置をする場合、引っ越し日と同日に設置してもらえる場合が多いですが、必ず同日というわけではありません。引っ越し業者が依頼した専門業者が別途設置に来る場合もあるため、依頼する際は、エアコンの設置がいつになるのか事前に確認しましょう。

エアコンの専門業者

エアコンの専門業者の場合、仲介手数料が発生することがほとんどないため、比較的リーズナブルな価格で依頼できることがあります。ただし、設置環境によって料金は変動しますので、見積もりを依頼することをおすすめします。また、引っ越しとは別に工事日を調整する必要がありますので注意が必要です。

3.エアコンの取り付け作業の一般的な工程

エアコンの取り付けを業者へ依頼する場合も、一般的な工程を理解しておくことをおすすめします。

エアコンの取り付けは、取り外しと比較すると作業工程が多く、正しい手順で行われていなければ故障につながる恐れがあります。一通り作業工程を把握しておくと、エアコンの取り付け作業に不備がないかを確認しやすくなるでしょう。以下では、おおまかな流れをご説明します。

    【一般的な取り付けの手順】

    1. エアコンを取り付けるには配管を通すための穴が必要になります。まだ壁にエアコン用の穴がない場合は、穴を開けるための工事から始めます。

    2. 室内機の設置場所の壁に金属製の板を取り付けて室内機を据え付け、室内機と室外機をつなぐ配管類を取り付けていきます。

    3. エアコンの室外機を設置して、室内機からのばした配管を取り付けます。室外機を地面やベランダに置く場合は、架台を設置し、その上に室外機を置くのが一般的です。

    4. 真空引きといわれる、配管内の空気を抜く作業をした後、試運転で正常に稼動できれば、エアコンの取り付けは完了です。

    ※上記は基本の流れとなり、設置環境などによって工程や手順が異なる場合があります。

エアコンの買い替えを検討したほうがよいケースとは?

現在使用しているエアコンを引っ越し先でも使おうと思っていても、以下に当てはまるような場合は買い替えを検討してみてもよいかもしれません。

10年近くエアコンを使用している

エアコンを10年近く使用している場合は、引っ越しのタイミングで買い替えを検討したほうがよいかもしれません。その理由として「寿命がせまっている可能性があること」が挙げられます。

エアコンは、メーカーや機種、使用状況などによって耐用年数は変わるため、一概に「寿命は〇年です」ということはできませんが、買い替え周期はおおよそ16年といわれております。※ジャパネット調べ

そのため、10年近く使用しているエアコンの取り外し・取り付けをして新居で使い続けたとしても、しばらく経てば寿命になってしまい、買い替える必要が出てくる可能性があるのです。

この点から、同じエアコンを長年使用している場合は、引っ越しを機に買い替えを検討してもよいでしょう。

引っ越し前と引っ越し後で設置する部屋の広さが異なる

引っ越し前と引っ越し後で、エアコンを設置する部屋の広さが異なる場合も、買い替えをおすすめします。

エアコンには「適用畳数」というものがあります。これは、効率よく性能を発揮するためにメーカーがモデルごとに定めているもので、快適に温度調節・管理ができる部屋の広さを指しています。そのため、たとえば適用畳数が6畳のエアコンを10畳の部屋に設置すると、冷えにくかったり暖まりにくかったりという事象が起きる場合があります。そうすると、快適な室温にするための消費電力が増えてしまい、電気代が高くなってしまいます。

電気代をなるべく抑えるためにも、引っ越しによってエアコンを設置する部屋の広さが変わる場合は、エアコンの買い替えを検討しましょう。

新しく買い替える場合は古いエアコンの処分方法にも注意

エアコンを買い替える際は、処分方法を押さえておきましょう。

エアコンは「家電リサイクル法」の対象製品です。そのため、古いエアコンを処分する際は、決められた正しい方法で対処しなければなりません。エアコンを適切に処分しなかった場合法律違反として罰せられる可能性もあります。

エアコンの適切な処分方法には、「家電量販店に引き取りを依頼する」「市区町村に引き取りを依頼する」「指定引取場所に持ち込む」「下取りに出す」などがありますが、できるだけお得に買い替えたい、という方には下取りに出す方法がおすすめです。

古いエアコンを下取りに出すことで手間をかけずに処分できるだけでなく、新たなエアコンを値引き価格で購入できる可能性もあります。

ジャパネットでは、下取り値引き対象のエアコンもご用意しています。新しいエアコンをご購入する際に、古いエアコンの下取りも一緒に依頼できるので、別途業者の手配やエアコンの処分手続きなどの手間もかかりません!

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エアコンを買い替えるならここをチェック!購入時のポイント

引っ越しのタイミングでエアコンを買い替えるなら、以下のポイントを考慮してエアコンを選ぶのがおすすめです。ぜひご参考にしてください。

適用畳数

前述のとおり、エアコンには「適用畳数」が設定されています。設置する部屋の広さに対応しているエアコンを選ぶためにも、部屋の畳数とエアコンの適用畳数をしっかりと確認しましょう。

ですが、このとき注意したいのが「◯畳〜◯畳」の記載です。前の数字は木造の適当畳数、後ろの数字は鉄筋コンクリートでの適用畳数を表しています。引っ越し先の住まいの広さだけではなく、建築構造も把握しておきましょう。

冷暖房能力

エアコンの冷暖房性能は「kW(キロワット)」という単位を使い、「定格出力(出力の最低数値〜最高数値)」の形で表されています。出力の最高数値は「部屋を適温にできるスピード」に関係しており、最低数値は「細かい温度調整ができるか」に関係しています。

新しくエアコンを購入する際は、こうした冷暖房能力にも目を向けて、ライフスタイルや好みに合った製品を選ぶようにしましょう。

省エネ性能

エアコンを使用する際に気になるのが電気代です。少しでも節約したいという場合は、省エネ性能をチェックしましょう。

たとえば人の体感温度を感知して自動で運転モードを切り替えたり、ボタンひとつで部屋の状況に合わせた運転モードを選択してくれたりする機能など、省エネに関する機能が搭載されたエアコンも多くあります。こういったエアコンを利用すれば、より効率的に部屋の温度を調節できるため、電気代の節約効果が期待できるでしょう。

そのほか、「省エネ基準達成率」もチェックしておくのがおすすめです。

省エネ基準達成率とは、省エネ性能に関する目標基準値にどれくらい達しているかをわかりやすく数値化したものです。達成率はパーセンテージ(%)で表示されていて、省エネ性能が高いエアコンほど数値が高くなります。

搭載されている機能

エアコンには上記でご紹介した省エネに関する機能以外にも、さまざまな便利機能が付いています。搭載されている機能はメーカーや機種によって異なりますが、以下のような機能が付いていればより快適に過ごせるでしょう。

空気清浄機能 部屋にきれいな空気を送り出すため、エアコン内に取り込んだ空気をきれいにする機能です。
フィルター自動掃除機能 フィルターに付着したホコリを自動で掃除する機能です。
除湿・加湿機能 湿気が気になるときは除湿、乾燥が気になるときは加湿を選ぶことで、快適な湿度を保てます。
スマートフォン連動機能 外出先からスマートフォンでエアコンを操作できる機能です。帰宅前に冷暖房をつけることができるなど、エアコンをより快適に使用できます。

なお、エアコンを新調する際に押さえておきたいポイントについては、以下の記事でご紹介しています。ぜひ併せてご確認ください。

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ジャパネット厳選!おすすめエアコン

ここでは、ジャパネットが厳選したおすすめのエアコンをご紹介します。詳しい機能や特徴は、ぜひ商品詳細をご覧ください。

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まとめ

引っ越しに伴うエアコンの取り外し・取り付けには、専門的な知識と技術が必要です。「業者に依頼するとお金がかかるから」といって自分で行うと、故障や事故につながりかねません。そのため、エアコンの取り外し・取り付け作業は、必ず引っ越し業者または専門業者へ依頼するようにしましょう。

また、取り外したエアコンを引っ越し先でも使う場合は、引っ越し先に設置できるかどうかを確認しておかなくてはなりません。コンセントや配管穴の有無をチェックしましょう。もし賃貸物件で工事の必要がある場合は、大家さんや不動産会社へ確認を取る必要があります。確認に時間を要する可能性もあるので、新居が決まったら早めに聞いておくとよいでしょう。

すでに同じエアコンを10年近く使用している場合や、エアコンを設置する部屋の広さが異なる場合は、買い替えを検討するのもおすすめです。

エアコンを買い替える際は、適用畳数や冷暖房能力だけでなく、省エネ機能などの搭載機能もチェックするとよいでしょう。そうすれば、引っ越し先の環境に合ったエアコンを選びやすくなります。

ジャパネットでは、エアコンの下取りを行っています。ぜひこの機会にご覧ください。

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よくある質問

引っ越すときにエアコンはどうすればいい?
引っ越しの際は状況によって以下の選択肢の中からエアコンをどうするか決めましょう。「1.今の家に置いていく」「2.新しい家にもっていく」「3.処分して新しく買い替える」
エアコンの買い替えを検討した方が良いケースは?
以下のようなケースに当てはまる場合は買い替えを検討してみてもいいでしょう。「10年近く今のエアコンを使用している」「設置する部屋の広さが変わる」