最近では、コンビニやスーパーで当たり前のように天然水が売られています。普段何気なく飲んでいる天然水ですが、実は自然の力を借りながら長い年月をかけて生まれていることをご存じでしょうか。
この記事では天然水が出来上がる過程と、そのおいしさの秘密をご紹介しています。ウォーターサーバーに使われる水の種類や、選ぶ際のポイントについてもご紹介していますので、これからウォーターサーバーを導入しようと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
そもそも天然水はどのように生み出されて、私たちのもとへ届くのでしょうか。天然水のすべてのはじまりは海です。海水は蒸発し、やがて雨になって大地に降り注ぎます。降り注いだ雨は地面に浸透し何層もの地層をくぐり抜け、少しずつきれいにろ過されながら途方もない時間をかけて地下水脈に蓄えられていくのです。そうしてゆっくりと地中に浸透してく間に、土壌に含まれるミネラルが水に溶け込んでいきます。このミネラルこそが、天然水特有の風味や口当たりを生み出しているのです。
こうして地下水脈に溜まった水は汲み上げられ、加工工場へと運ばれます。そこでは「ろ過」「沈殿」「加熱殺菌」の必要最低限の処理のみが行われ、容器に密封されます。そしてお店に並んだり、ウォーターサーバーのボトルとして配達されたりして、ようやく私たちの手元に届くのです。
ジャパネットのウォーターサーバーは、富士山の麓で採水されたおいしい天然水を使用しています。富士山は日本で一番高い山で、その標高はなんと3,776mです。富士山に降り注いだ雨や雪は、地中の玄武岩層により長い年月をかけてきれいにろ過されていきます。玄武岩層を通る過程で富士山の天然水特有の「バナジウム」をはじめ豊富なミネラルが溶け込んでいき、自然本来の風味を生み出しているのです。
そうして富士山にしみ込んだ水は、はるかな時間をかけて地下水脈に集まっていきます。ジャパネットの採水所は富士山のふもとにあり、地下253mの地下水脈から新鮮な天然水を汲み上げています。
水の硬度は51.8mg/L、pH7.8の軟水で、口当たりがまろやかで飲みやすく、お米を炊いたり煮物を作ったりなど普段の料理にもぴったりです。
一般的なウォーターサーバーで使われる水には大きく分けて「天然水」と「RO水」の2種類があり、採水地や処理の方法、水の成分などさまざまな違いがあります。風味や飲み口にはかなりの違いがありますので、ウォーターサーバーを導入する前にはそれぞれの特徴を知っておくことが重要です。
この項目では、これら2種類の水の違いについてご紹介します。それぞれの特徴をよく確認して、ウォーターサーバー選びの参考にしてみましょう。
日本各地にある水源から採水した水に、ろ過や殺菌などの最低限の処理だけを加えたものを天然水と呼びます。カルシウムやマグネシウムをはじめとする、天然のミネラル成分が豊富に含まれているので、自然本来の風味を味わえることが大きな特徴です。
採水地ごとに水に含まれるミネラル成分の種類や量が異なり、それは飲んだ時の風味にも影響します。数ある銘柄の中から、自分の好みに合ったお水を選ぶことができるのもメリットのひとつです。
メーカーによっては「ナチュラルウォーター」や「ナチュラルミネラルウォーター」という名称で天然水を販売しているところもあります。これはどちらも天然水のことを指しますが、その中でも特にミネラル成分が多く含まれている製品は「ナチュラルミネラルウォーター」と呼ばれます。
このほか、スーパーやコンビニなどでは「ミネラルウォーター」という名前で販売されている製品もありますが、これは厳密にいえば天然水ではありません。ミネラルウォーターは天然水をベースに人工的に調整を加えたもので、具体的にはより多くのミネラルを添加したり、複数の水をブレンドしたりしています。
RO水とは「RO膜(逆浸透膜)」を使って不純物をろ過した水のことです。RO膜は0.001ミクロンの微細な穴を持つフィルターのことで、水の分子だけを通すことができるため、さまざまな不純物や有害物質を除去できるといわれています。
採水地にかかわらずほとんど不純物のない水を作り出せるメリットがある一方、水に含まれるミネラル成分までろ過してしまうというデメリットもあります。水の味わいはミネラルによって大きく左右されるため、人によっては味気ないと感じてしまうかもしれません。
製品によっては不純物を取り除いたあとに、人工的にミネラルを配合しているメーカーもあるので、気になる方はチェックしてみましょう。
お気に入りの天然水を見つけるには、「硬度」に着目してみるのもいいかもしれません。硬度とは、その水にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルがどれだけ含まれているかを表す数値のことです。水の硬度が違えば味わいも変わり、一般的に硬度が低い軟水は「まろやかで飲みやすい」味わい、反対に硬度の高い硬水は「独特の風味やのどごしがある」と感じやすいです。
WHO(世界保健機関)ではミネラル含有量に基づいて、水の硬度を以下のように分類しています。どんなお水を選べばいいか迷ったときに、参考にしてみるとよいでしょう。
分類 | 硬度 |
---|---|
非常な硬水 | 180mg/Lを超える |
硬水 | 120〜180mg/L |
中程度の硬水 | 60〜120mg/L |
軟水 | 60mg/L未満 |
出典:一般社団法人日本ミネラルウォーター協会
ジャパネットウォーターに使われている水は、富士山の麓で採水された硬度51.8mg/Lの軟水です。体に染み渡るようなまろやかな風味を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
Japanet Water 富士山の天然水の詳細を見る普段何気なく飲んでいる天然水は、大地に降り注いだ雨が長い時間をかけて何層もの地層をくぐり抜けて生み出されたものです。そんな天然水には健康や美容に欠かせないミネラルが豊富に含まれており、これが自然本来の風味や味わいを生み出しています。その水にどれだけミネラルが含まれているのかは硬度で表されているので、お水を選ぶときには参考にしてみましょう。
ウォーターサーバーを選ぶ際には、その水の種類や硬度を確認することが大切です。この記事を参考に、お気に入りのウォーターサーバーを見つけてみましょう。