ページの上部に戻る

洗濯機の6つの処分方法と新しく買い替える際の選び方

洗濯機を処分する際は、家電リサイクル法に基づいて適切な処分方法を選択しなければなりません。処分の機会はそれほど多くないので、どのように処分すればよいのか迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。洗濯機の処分方法は大きく分けて6つあるので、状況に応じて選ぶことが大切です。そこで今回は、洗濯機を処分したいときにおすすめの方法を紹介します。また、洗濯機を処分する際に必要な水抜きの一般的な方法や洗濯機の選び方もまとめているので、ぜひご参考にしてください。

洗濯機の処分は家電リサイクル法に基づく

洗濯機は「家電リサイクル法」に基づいて処分しなければならない家電のひとつであり、あらかじめ定められた方法で処分することが義務付けられています。粗大ごみとして処分することはできないため、必ず所定の方法に従いましょう。

家電リサイクル法とは、不要になった家電製品から継続して使用できる部品を取り出してリサイクルし、資源を有効活用することを目的とした法律です。

対象品目は現在テレビ、エアコン、洗濯機、冷蔵庫/冷凍庫の4種類で、処分者は「リサイクル料金+収集運搬費用」を支払って処分しなければなりません。

洗濯機の処分にかかる費用は?

洗濯機の処分にかかるリサイクル費用はメーカー別に定められており、家電製品協会が公開している「再商品化等料金一覧(家電リサイクル料金)」のWebサイトで確認できます。現在(2022年5月)のところ、国内の主要メーカーは2,530円(税込)に設定されているものが多いようです。

収集運搬費用は回収業者によって異なるため、依頼先の業者に確認する必要があります。自分で持ち込む方法であれば、収集運搬費用がかからないケースもあります。

洗濯機の代表的な6つの処分方法

洗濯機の代表的な処分方法は6種類あるため、自分に合う方法を選んで処分することが大切です。それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。

  • 1.洗濯機を買い替える店舗で処分してもらう
  • 2.使用中の洗濯機を購入した店舗で処分してもらう
  • 3.市区町村の回収サービスを利用する
  • 4.指定引取場所に持ち込む
  • 5.リサイクルショップを活用する
  • 6.買取専門店を活用する

1.洗濯機を買い替える店舗で処分してもらう

小売業者は、新しく家電製品を購入した消費者から家電リサイクル法に基づく家電製品の引き取りを依頼された場合は、要望に従うことが義務付けられています。そのため、洗濯機を買い替えたときに古い洗濯機を購入した店舗に引き取ってもらうのは手段のひとつです。

収集運搬費用は店舗によって異なるので、リサイクル料金と合わせて求められた費用を支払う必要があります。

家電量販店や通販サイトによっては買い替えの際の引き取りを下取りとして受け付けているところもあります。下取りに出すことで新たに購入する洗濯機が値引きされたり、家電量販店や通販サイトで利用できるポイントをもらえたりする場合があるので、洗濯機の買い替えを検討している方には、とくにおすすめの方法です。

ジャパネットたかたでは洗濯機の下取りを行っています。ぜひご検討ください。

「洗濯機 下取り」で商品を探す

2.使用中の洗濯機を購入した店舗で処分してもらう

洗濯機を購入した店舗に引き取ってもらう方法もあります。小売業者は、過去に販売した家電製品は対象機器であれば引き取らなければならないと定められています。

買い替える予定はないものの現在所有している洗濯機を処分したいときは、購入した店舗に問い合わせてみましょう。なお、リサイクル料金や収集運搬費用は店舗の定めに従います。

3.市区町村の回収サービスを利用する

洗濯機を購入したお店に足を運ぶのが難しい場合や、どこで購入したのかはっきりしない場合には、市区町村に相談すると適切な処分方法を案内してもらえます。

居住中の市区町村でも独自の回収サービスを行っている場合があるので、自治体が回収しているようであれば指示に従ってリサイクル料金や収集運搬費用を支払いましょう。

4.指定引取場所に持ち込む

回収業者に引き取りに来てもらうと所定の収集運搬費用がかかりますが、家電製品協会が指定する引取場所に自分で持ち込めば収集運搬費用はかかりません。

ただし、郵便局で所定の様式に必要情報を記入してリサイクル料金を納めなければならないため、郵便局に足を運ぶ手間がかかるという点には注意しましょう。

5.リサイクルショップを活用する

洗濯機の状態が比較的よければ、リサイクルショップへ持ち込むという選択肢も考えられます。まだ購入からそれほど期間が経過していない洗濯機は、リサイクルショップに査定を依頼してみるとよいでしょう。

処分する場合はリサイクル料金や収集運搬費用が発生しますが、買い取りは処分ではないのでこれらの費用が発生せず、査定に応じた金額を受け取れるのもメリットです。

6.買取専門店を活用する

洗濯機は、買取専門店を活用して処分する方法もあります。

出張買取や査定が無料のケースもあり、Webサイトから手軽に申し込みできる買取専門店もあります。しかし、買取専門店によっては対応できるエリアが限られているため、あらかじめ確認しておきましょう。

また、洗濯機が壊れていたり、リサイクル券を購入しに行くのが難しかったりする場合は、不用品回収業者に依頼する方法もあります。ただし、不用品回収業者にはさまざまな業者があり、中には回収したものを不法投棄してしまうような悪質な業者も存在します。そのため、不用品回収業者に依頼する際は、「一般廃棄物処理業」の許可があるかどうかを必ず確認し、許可を持っている業者に依頼しましょう。

洗濯機の状態別に処分方法を決める

洗濯機の処分方法を決める際にどの方法がよいのか迷ったときは、状態を見て判断する方法もあります。まだ使用できそうな場合と故障している場合の2つのパターンを解説します。

中古でもまだ使用できる洗濯機の場合

購入から年数がそれほど経過していない洗濯機は、まだ十分使用できる状態のものも多いでしょう。この場合は、回収業者に処分を依頼する前に、リサイクルショップなどで引き取り手を見つけられないか試してみるのも一案です。

複数のリサイクルショップに査定を依頼して、最も高い価格を提示された店舗に売却するのもよいでしょう。

故障していて使えない洗濯機の場合

故障していたとしても、部品の再利用を目的に人気商品のジャンク品を求めているリサイクルショップもあります。時間に余裕があるなら、まずはリサイクルショップに買取査定を出してみるのもよいでしょう。

買取や引取が難しそうであれば、買い替え予定の店舗や購入した店舗に依頼したり、自治体の回収サービスや回収業者を利用したりして処分する必要があります。手間を惜しまないのであれば、自分で指定引取所に持ち込むと収集運搬費用を節約できます。

無許可の業者に依頼しないように注意が必要

家電リサイクル法で定められている家電製品を処分できるのは、前述した一般廃棄物処理業の許可を取得している業者に限られます。さまざまな業者が存在しますが、許可を得て運営している業者かどうか必ず確認することが大切です。

繰り返しになりますが、無許可の業者は不法投棄を行うなど、正しい手順で処分を行わないケースもありえます。無料回収をうたっていても後から高額なリサイクル料金を請求される事例もあるため、処分を依頼する業者は慎重に検討しましょう。

洗濯機を処分する前にやっておこう!一般的な水抜き方法

洗濯機を処分する際、内部に水が残ったままだと運搬中に水漏れが起こり故障する恐れがあります。また、故障しなかったとしても洗濯機を運び出す際に水が漏れて床が水浸しになってしまうこともあるでしょう。このような事態を防ぐためにも、洗濯機を処分する前に水抜きをしておかなければなりません。そこで、以下にて「給水ホース」と「排水ホース」の一般的な水抜き方法をご紹介します。

まず、給水ホースの水抜き方法は以下のとおりです。

  • 1.水道栓と洗濯機の蓋を閉じます
    2.電源を入れて、スタートボタンを押します
    3.ある程度(※)時間が経ったら停止させ、洗濯機の電源を切ります
    ※メーカーや機種によって時間が異なるため取扱説明書で確認しましょう
    4.給水ホースを外します(このとき、給水ホース内に水が残っている可能性があるためタオルなどで押さえながら外すようにしましょう)


続いて、排水ホースの水抜き方法は以下のとおりです。

1.洗濯機の蓋を閉めて電源を入れます
2.脱水で最も短い時間を設定し、スタートさせます
3.脱水が完了したら電源を切り、洗濯槽内の水気を拭き取ります
4.排水口から排水ホースを外します(洗濯機から残った水が出てくる可能性があるため、タオルなどで押さえておきましょう)


なお、水抜きの方法はメーカーや製品によって異なる場合があります。水抜きをする際は、必ず取扱説明書を確認してから行うようにしましょう。

洗濯機を新しく買い替える前に確認しておきたいポイント

洗濯機を新しく買い替える際は、後悔しないためにも以下のポイントに着目して選ぶことが大切です。

タイプ

洗濯機のタイプは、主に「縦型」「ドラム式」「二槽式」の3種類です。

縦型洗濯機

縦型洗濯機はたっぷりの水を使用するため高い洗浄力を発揮します。また、衣類同士を擦り合わせて洗うことにより、洗濯物をきれいにしやすいという特徴もあります。そのため、洗浄力を重視したい方は縦型洗濯機を選ぶのがおすすめです。

さらに、縦型洗濯機は小型タイプのラインナップも豊富で、設置場所に比較的困らないでしょう。小型タイプであれば、引越しをした際にも「スペースが狭くて設置できない」という事態を防ぎやすいです。

ドラム式洗濯機

ドラム式洗濯機は洗濯物を上から下に落とす「叩き洗い」を行うため、縦型洗濯機と比べ使用する水の量が少なくて済む傾向があります。これにより、節水につなげることができるでしょう。

さらに、ドラム式洗濯機は乾燥機能が付いている製品が多くあります。乾燥機能を使えば洗濯物の干し時間を短縮できるため、家事の負担を軽減したい方におすすめです。

ただし、ドラム式洗濯機はサイズが大きく設置場所が限られてしまう可能性があります。そのため、ドラム式洗濯機を選ぶ際は設置スペースを確認しておくようにしましょう。

二槽式洗濯機

二槽式洗濯機は、「洗濯機」と「脱水機」が分かれている洗濯機です。洗濯をした後に洗濯物を脱水機に移し替える手間はかかりますが、洗濯物を脱水機に移す前に汚れ落ちを確認できるので、「脱水が終わった後に再度洗濯をする」という手間を省くことができます。

ただし、二槽式洗濯機は洗濯機と脱水機が分かれているためそれぞれの槽が小さく、布団などの大きいものは洗濯できない場合があります。二槽式洗濯機を選ぶ際は、容量を確認するようにしましょう。

容量

洗濯機を選ぶ際は、洗濯容量を確認しておくことも重要です。

洗濯機本体や取扱説明書などには「5kg」「8kg」というように洗濯容量が記載されています。これは一回に洗濯できる容量となり、一般的に1人1日分の洗濯量は約1.5kgといわれています。そのため、4人家族であれば6kg以上の洗濯機を選ぶのがおすすめです。

ただし、洗濯量の目安である約1.5kgにはシーツや毛布などは含まれていません。これらを洗うことも考慮し、洗濯機の容量は余裕を持たせて少し大きめを選ぶとよいでしょう。

省エネ性

洗濯機の水道代と電気代を抑えたい方は、省エネ性にも着目するのがおすすめです。

たとえば、洗濯機には省エネ機能を搭載した製品があります。内蔵センサーが洗濯物の量や汚れを見極め、適切な水量と運転時間を自動で調整します。これにより、水道代と電気代を抑えることが可能です。

静音性

洗濯機は製品によって大きな音が出るため、夜間に洗濯する方は静音性をチェックしましょう。

音の大きさには「dB(デシベル)」という単位が用いられており、人の話し声は40〜60dB程度です。洗濯機の静音性にこだわりたい場合は、運転音が何dbくらいかを確認しましょう。

なお、洗濯時と脱水時それぞれで音の大きさは異なるため、併せて確認しておくことが大切です。

機能

洗濯機は製品によって搭載されている機能が異なります。自分に合う洗濯機を選ぶためにも、どのような機能があるのか押さえておきましょう。

洗剤・柔軟剤自動投入機能

洗剤・柔軟剤自動投入機能とは、水の量に応じて洗剤・柔軟剤の量を自動で計量し、投入する機能のことです。洗濯をするたびに洗剤・柔軟剤を計量する必要がないほか、洗剤の入れ過ぎを防ぐことができます。

洗濯槽の自動掃除機能

洗濯槽を自動で掃除する機能がついている製品もあります。すすぎや脱水時の水を使って洗濯槽に付着した洗剤カスや、皮脂汚れなどを取れるため、衛生的な状態を保つことができます。

スマホ連動機能

スマホ連動機能とは、スマートフォンで洗濯機の操作を行える機能のことです。外出先から洗濯開始時間を設定したり洗濯コースを選べたりするため、帰宅時間に合わせて洗濯を終わらせることができます。

ジャパネット厳選のおすすめ洗濯機をご紹介!

まとめ

洗濯機は家電リサイクル法に基づいて処分しなければならないと法律で定められており、粗大ごみとして捨てると不法投棄とみなされます。今回ご紹介した方法から状況に応じて処分方法を選び、正式な手順で処分しましょう。

中古でもまだ使える状態であれば、リサイクル費用のかからないリサイクルショップなどがおすすめです。回収業者に依頼する際は、無許可の業者を選ばないように注意しましょう。

古い洗濯機を処分する際は、すぐに使用できるよう新しい洗濯機を準備しておくことも大切です。今回ご紹介した選び方を参考に、自分のライフスタイルに合う洗濯機を探してみてください。

ジャパネットたかたでは洗濯機の下取りを行っています。ぜひご検討ください。

「洗濯機 下取り」で商品を探す

よくある質問

洗濯機は粗大ごみで処分できる?
洗濯機は粗大ゴミに出すことはできません。家電リサイクル法に則って処分費用を支払い回収業者に引き渡す必要があります。
洗濯機を処分する方法は?
洗濯機を処分するには、「下取りに出す」「洗濯機を購入した店舗に引き取ってもらう」「自治体の回収サービスを利用する」「リサイクルショップを活用する」「買い取り専門店を活用する」などの方法があります。