新しく洗濯機を買い替えたい、古くなった洗濯機を処分したい……。そんなとき、意外に見当が付かないのが洗濯機の捨て方です。実は洗濯機をそのまま粗大ごみに出すことはできず、家電リサイクル法に基づいた適切な方法で処分する必要があります。
この記事では、洗濯機を処分する方法について詳しく解説しています。古い洗濯機をかんたんに処分して、新しい製品をお得に処分できる方法についてもご紹介しているので、洗濯機の捨て方に迷っている方はぜひご参考にしてみてください。
洗濯機は「家電リサイクル法」という法律によって、粗大ごみで捨てることが禁止されています。そのため、処分するにはお店や処分業者に引き取ってもらったり自分で指定引取場所に持ち込んだりする必要があります。
また処分方法によっても異なりますが、洗濯機を捨てるときには「収集運搬料金」と「リサイクル料金」を支払う必要があるので頭に入れておきましょう。
なおこれらの費用は処分したい洗濯機のメーカーやサイズによっても異なり、ジャパネットでは合計で5,280円〜6,050円(税込)の範囲で料金を頂いております。詳しくは以下のページも参考にしてみてください。
洗濯機のリサイクル料金を確認する家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)とは、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目をリサイクルすることで、ゴミを減らしつつ資源を有効利用するために作られた法律です。
洗濯機を処分する方法は、主に以下の4種類です。それぞれ手間やかかる費用が異なってくるので、自分に合った方法を選んでみましょう。
このあとは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
家電量販店などのお店に依頼すれば、「リサイクル料金」と「収集運搬料金」を支払うことで洗濯機を引き取ってもらえます。お店によって料金は変わってくるので、あらかじめどれくらいの費用がかかるのかをよく確認しておくようにしましょう。
各自治体が提携している回収業者に依頼すれば、リサイクル料金と収集運搬料金を支払うことで洗濯機を引き取ってもらえます。家電の回収業者は数多く存在しますが、自治体と提携している業者なら安心して作業を任せられることが大きなメリットといえるでしょう。
ただし、自治体によっては大型家電の収集を行っていないところもあります。その場合は、他の処分方法を検討するようにしましょう。
各自治体の定める指定引取場所に持ち込むことでも、洗濯機を処分することができます。自分で持ち込むぶん収集運搬料金を節約することができますが、重量のある洗濯機を運ぶ手間がかかることがデメリットです。
なお指定引取場所に持ち込む場合は、あらかじめ郵便局でリサイクル料金を支払っておく必要があります。洗濯機を運び出す前に、忘れずに手続きを済ませておくようにしましょう。
まだ使える洗濯機であれば、リサイクルショップに売却することで処分することもできます。リサイクルショップに売却すれば処分費用がかからないうえ、査定金額に応じた現金を受け取れることが最大のメリットでしょう。一方で、発売から年月の経った機種や長年使った洗濯機は買取不可になってしまうこともあるので注意しましょう。
新しい洗濯機に買い替えるなら、とにかくおすすめなのが洗濯機の下取りサービスを活用することです。下取りとは、新しい製品を購入するときに今まで使っていた洗濯機を一緒に引き取ってくれるサービスです。
ジャパネットの下取りサービスなら、下取り値引き対象の洗濯機をお得に購入でき、商品の配達時にそのまま古い洗濯機をお引き取りいたします。「洗濯機をお得に買い替えたい」「古い洗濯機をかんたんに処分したい」という方は、ぜひジャパネットの下取りサービスをご活用してみてください。
※リサイクル料金と収集運搬費用が別途必要です。
なお、以下の記事では下取りサービスの詳しいメリットや利用方法について詳しく解説しています。洗濯機の買い替えを考えている方は、ぜひご参考にしてください。
「洗濯機 下取り」で商品を探す洗濯機を自分で指定引取場所まで持ち込みたい場合は、スムーズに本体を移動できるように以下のような準備をしておくようにしましょう。
このあとは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
洗濯機をそのまま移動させると、本体に残った水が漏れ出し床や車を濡らしてしまう恐れがあります。そのため洗濯機を移動させる前には、必ず水抜きを行うようにしましょう。
洗濯機の水抜きをする際は、水道栓を閉めてから運転を開始し「洗濯槽」「給水ホース」「排水ホース」に残った水を流します。水抜きの詳しい手順については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
引っ越しで洗濯機を運ぶ前にここをチェック!水抜きの方法や運搬時の注意点を解説
洗濯機の排水口についている「排水エルボ」などの部品は、新しい洗濯機を設置する際に必要になる部品です。古い洗濯機を処分する際に捨ててしまわないように、残しておく部品はまとめて保管しておくようにしましょう。
洗濯機を搬出する際は、本体をぶつけて壁や床などが傷つかないように、緩衝材や段ボールなどを使って保護しておくようにしましょう。また集合住宅などで搬出作業を行う場合は、通路やエレベーターなどの共用部分を傷つけてしまうと、トラブルの原因になってしまうこともあります。念のため管理会社などにあらかじめ確認を取り、必要に応じて養生をしておくと安心です。
新しい洗濯機に買い替えるときはタイプや洗濯容量などをよく確認し、自分に合った製品を見つけてみましょう。この項目では、洗濯機を選ぶときにチェックしておきたいポイントについて解説しています。
洗濯機のタイプは大きく「縦型」「ドラム式」「二槽式」の3種類に分かれ、価格や使い勝手が大きく異なります。それぞれの特徴を知って、どのタイプの洗濯機が合っているかをチェックしてみましょう。
縦型洗濯機はたっぷりの水で衣類を「こすり洗い」するため、ガンコな汚れも落としやすいことが特徴です。また価格と洗浄力のバランスが良い製品が多いため、安さと性能のどちらも重視したい方は縦型洗濯機のなかから選んでみるとよいでしょう。
また本体がスリムな機種が多いことも特徴で、スペースがとりにくいお部屋にも比較的設置しやすいというメリットも見逃せません。
ドラム式は、横向きになった洗濯槽が見た目にも特徴的な洗濯機で、洗濯物を上から下に落とす「叩き洗い」で汚れを落とします。衣類同士の摩擦が少なく、洗濯物が傷みにくいことがメリットとして挙げられます。また洗濯に使う水の量が少なく済むため、縦型洗濯機に比べると節水効果が高いことも特徴の一つです。
さらに、ドラム式洗濯機は本格的な乾燥機能が搭載されている機種が多く、雨の日でも乾きたての洋服に袖を通せることも大きなメリットといえます。
二槽式洗濯機は「洗濯槽」と「脱水槽」が分かれている洗濯機です。その仕組み上、洗いが終わったら自分の手で洗濯物を脱水槽に移し替えなければならないため、手間がかかることがデメリットです。その代わり本体価格が安い傾向にあるにも関わらず、他のタイプに引けを取らない洗浄力を持つことから、いまだに根強い人気を持つ洗濯機でもあります。
その洗濯機が一度にどれだけの洗濯物を洗えるかをあらわしているのが、洗濯容量です。どれくらいの容量にするか迷ったときは、一日の洗濯物の量と洗濯頻度を目安に選んでみるとよいでしょう。
一般的に、1日分の洗濯物の量は一人当たり約1.5kgといわれています。仮に毎日洗濯する場合は、2人暮らしであれば3kg、4人家族であれば6kg程度の機種が目安となります。ただし、数日分の洗濯物をまとめ洗いしたい場合などは、もっと洗濯容量に余裕のある機種を選んでみるとよいでしょう。
洗濯機を選ぶときは本体価格に注目しがちですが、毎回のお洗濯にかかる水道代や電気代などのランニングコストも見過ごせない要素です。これらのコストを節約するには、省エネ性能に優れた洗濯機を選んでみるとよいでしょう。
たとえば、洗濯物の量や汚れ具合に応じて水量や洗い時間を調整してくれる機種なら、余計な水道代や電気代がかかることを防いでくれます。そのほかにも、洗濯容量の大きな機種を選べば、数日分の洗濯物をまとめて洗えるので、そのぶんランニングコストを抑えることができるでしょう。
洗濯機の運転音が気になる場合は、静音性の高い機種を選んでみましょう。運転音の大きさは「デシベル(dB)」という数値で表されており、この値が小さいほど静かに洗濯することができます。早朝や夜中に洗濯をしたい場合は、この値がなるべく小さな機種を選んでみましょう。
洗濯機によってはさまざまな機能が搭載されており、いつもの洗濯をさらに便利にこなすことができます。この項目では搭載機能の一例を紹介しているので、洗濯機選びの参考にしてみてください。
この機能が搭載されていれば、洗濯物の量に応じて洗剤を自動で投入してくれます。洗濯のたびに洗剤を計らずに済むので、より手軽に、よりスピーディーに洗濯ができるようになります。また洗濯に不慣れな方でも、より洗濯機を使いやすくなることも見逃せないポイントです。
洗濯槽にはホコリや水アカなどの汚れが溜まりやすく、放置しているとカビや雑菌が繁殖する原因になってしまうこともあります。この機能が搭載されていれば、洗濯のたびに自動で洗濯槽をお手入れしてくれるので、面倒なお掃除の手間をグッと減らしてくれます。日ごろから清潔に洗濯機を活用したい方は、自動掃除機能が搭載された機種をチェックしてみましょう。
スマホ連動機能とは、お手元のスマートフォンで洗濯機を操作することができる機能です。例えば、外出先からでも帰宅時間にあわせて運転を開始できたり、洗濯が終わったら通知でお知らせしてくれたりします。機種によってどんなことができるのかは変わってくるので、欲しい洗濯機にどんな機能が搭載されているのかをチェックしておくとよいでしょう。
洗濯機は運搬や設置の難易度が高いため、基本的には専門業者に作業を依頼することをおすすめします。もし自分で洗濯機を設置する必要がある場合は、以下の注意点を参考にしてみてください。
洗濯機は本体が約30〜80kgと、非常に重量のある家電です。壁や床、そして洗濯機本体に傷がつかないように、緩衝材を設置するなどして慎重に運び入れましょう。また、運んでいる途中に落としてしまうと、手足を挟んだりして大けがにつながる恐れもあります。搬入の際は、2人以上で慎重に運ぶようにしましょう。
洗濯機を設置するときは、まず排水口の位置を確認しながら本体を設置し、排水ホースと接続します。問題なく設置出来たら、本体と蛇口を給水ホースで繋ぎ、試運転をして問題なく動作するかを確認してみましょう。
なお、排水口の位置や本体とホースの接続方法は、お部屋の間取りや洗濯機の機種によっても異なります。実際に作業する際は、洗濯機に同梱されている据付説明書を参考にしながら作業するようにしましょう。
最後に試運転を行い、接続部に水漏れがないか、正しく動作するかをチェックしましょう。試運転のやり方はメーカーや機種によっても異なるので、同梱されている据付説明書をよく確認してみましょう。
洗濯機は粗大ごみで捨てることはできないため、家電リサイクル法に基づいた正しい方法で処分する必要があります。もし新しい洗濯機に買い替える場合は、手間なくお得な下取りサービスを活用するのがおすすめです。どんな洗濯機にするか迷ったときは、ぜひ今回ご紹介したおすすめの商品もご参考にしてみてください。
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