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洗濯機をきれいに掃除!押さえておきたい6つのポイントをご紹介

洗濯機を掃除せずに使い続けていると、さまざまな汚れが原因となってカビなどが発生する恐れがあります。これまでほとんど掃除をしたことがないという方も、できるだけ定期的に掃除して衛生的な状態を維持することをおすすめします。いくつかポイントを押さえるだけで汚れが溜まりにくい環境にすることもできるため、すでに汚れが溜まっているのであれば一度掃除してみてはいかがでしょうか。今回は、洗濯機の掃除が必要な理由や代表的な汚れ、掃除の手間を省くために日々心がけるポイントについて詳しくご紹介します。

洗濯機の掃除はなぜ必要?

洗濯機は、日頃から水と洗剤を使用しているため、「掃除をしなくてもよいのではないか」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、洗濯物を入れる「洗濯槽」には衣類に付着していた汚れや、時間とともにたまる水アカ、流しきれなかった洗剤などが残ってしまいます。これらが残ったままの状態だと、カビや雑菌が繁殖する可能性があるのです。

洗濯機にカビや雑菌が発生した状態で洗濯してしまうと、衣類に移ってしまい、洗濯をしてもニオイがするといったことになりかねないのです。カビや雑菌の繁殖を抑えるためにも、洗濯機は定期的に掃除をする必要があるといえます。

洗濯機の代表的な5つの汚れ

洗濯機にたまりやすい汚れとして代表的なものは、次の5つです。

衣服の汚れ

洗濯前の衣服には皮脂や汗が付着しており、その汚れが洗濯槽に残ることがあります。

また、泥汚れや食品のシミが衣服に付着した場合は、その汚れも洗濯槽に残る可能性があります。

チリ・ホコリ

日常的に掃除する機会が少ない洗濯機の裏側や設置場所と壁の間などは、チリやホコリが溜まりやすい場所です。洗濯機周辺にチリやホコリが多いと、空気中に舞って洗濯機の中に入り込んでしまい、洗濯機の内部が汚れてしまう可能性があるのです。

石鹸カス

排水時に流れきらず洗濯槽に残った洗剤が固まり、石鹸カスとして汚れになる場合もあります。

粉タイプと液体洗剤のどちらでも石鹸カスになり得ますが、粉タイプの場合は溶け残りが洗濯槽の底で固まりやすく、液体洗剤の場合は投入口付近に汚れがたまりやすくなります。

柔軟剤も同様に石鹸カスになりやすいため注意が必要です。

水アカ

水アカの正体は水道水などの中に混ざっているミネラル成分で、主にカルシウムなどが乾燥して固く落としにくい汚れとなります。

洗濯物に悪影響を及ぼすことはないものの、早めに対処しなければさらに頑固な汚れとなってプロに依頼しても落とせなくなる可能性があります。

カビ

カビは前述の4つの汚れをよく好み、洗濯機本体を含めた周囲に発生しやすい汚れです。

洗濯機周りは水分が豊富で湿気も高くなっているケースが多いため、日常的にカビが繁殖しやすい状態になっています。

定期的な掃除でカビの原因となる汚れを取り除き、発生しにくい環境を保つ必要があるでしょう。

洗濯槽の掃除に使える洗浄剤の種類

洗濯機の掃除は外観部分や洗剤投入口など、比較的簡単にきれいにできる場所から、洗濯槽内のような手が届かず掃除のしにくい場所までさまざまです。

そこで、ここでは掃除のしにくい洗濯槽の掃除について説明します。

洗濯機指定の洗濯槽クリーナーを使用する

メーカーや機種によっては、その洗濯機に適合した専用の槽クリーナーが準備されている場合があります。

取扱説明書のお手入れのページに記載されていないか確認し、専用品がある場合はメーカーなどから購入するとよいでしょう。

メーカー指定のため、確実に適合している安心感がある反面、汎用的な槽クリーナーと比べると金額が高い傾向にあります。

汎用的な槽クリーナーを使用する

洗濯槽クリーナーは大きくわけて「酸素系槽クリーナー」と「塩素系槽クリーナー」があり、さらにドラム式に対応しているかどうかという点でも種類がわかれます。

酸素系槽クリーナーと塩素系槽クリーナーのどちらがより洗浄できるのかは、洗剤の種類や使う洗濯機との相性によって異なります。

洗濯機の機種によっては使用ができない槽クリーナーもあるので、市販の汎用的な槽クリーナーを購入して使用する際は、あらかじめ取扱説明書をよく読んでトラブルが起きないように注意しましょう。

洗濯槽の汚れを増やさないために気を付けたいポイント

ここでは、日々洗濯機を使用する上で、洗濯槽に汚れをためないための6つのポイントをご紹介します。

日々こまめに掃除する

汚れを放置すると、落ちにくくなってしまうため、日頃からこまめに掃除するように心がけましょう。

汚れが軽いうちに対処することで、後から大がかりな掃除を行う手間を省くことができます。

洗濯物は洗濯槽にためず、まずは洗濯かごに入れる

汚れた衣服の汗や皮脂は洗濯槽の湿度を高める原因となるため、脱いでから洗濯するまでの間は洗濯かごに入れるようにしましょう。

洗濯直前に衣類を洗濯槽に入れることで、カビの繁殖を抑えることにつながります。

使用していないときは洗濯機のふたを閉めない

使用後の洗濯槽は水分によって湿度が高くなっているため、いわばカビが繁殖しやすい環境といえます。湿気を取り除きカビの発生を防ぐためにも、洗濯機のふたは閉めないようにしましょう。

ただし洗濯機の機種によっては、ふたの開けっ放しをメーカーが推奨していないこともあります。ご使用中の洗濯機の取扱説明書を確認した上で、ふたを開けっ放しにしても問題ないか判断しましょう。

なお、洗濯機のふたを開けっ放しにしていると、幼い子どもやペットが誤って中に入る危険性があるため、子どもやペットがいる場合は、限られた時間だけふたを開けて換気するなど注意が必要です。

洗剤は適量を使用する

洗剤を必要以上に使いすぎると、流しきれなかったものがカスとなってたまる可能性があります。

洗剤を適量で使用することで、汚れの蓄積を最小限に抑えられるでしょう。お使いの洗剤の取扱説明書をよく読んで、推奨されている用量を守りましょう。

乾燥機能を使う

乾燥機能が搭載されている洗濯機の場合、乾燥機能を使うことで湿気を取り除き、カビの繁殖を抑えることができる可能性があります。

そのため、乾燥機を使用する習慣がない家庭でも、定期的に乾燥機能を使ってカビ対策をするのがおすすめです。

洗濯終了後は衣類をすぐに取り出す

洗濯が終了したのにもかかわらず、衣類を洗濯槽内に放置してしまうと、湿度が高いことも相まってカビや雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。そのため、洗濯が終わり次第衣類をすぐに取り出すようにしましょう。

洗濯槽内に衣類を長時間放置してしまうと、雑菌などによりイヤなニオイが発生してしまう場合があります。そうなると、再度洗濯し直すという手間も発生します。

洗濯機の衛生面を保つためにも、洗濯槽内に衣類を放置しないことが大切です。

洗濯機を掃除してもニオイが気になるときは排水口付近が原因の可能性も

洗濯機を掃除しているのにもかかわらずニオイが取れない場合は、排水口付近に何らかの原因がある可能性があります。

洗濯機を設置する場所の排水口には、一般的に「排水トラップ」が設置されています。排水トラップとは、排水管の途中に水を溜めるための器具、または構造のことです。水を溜めることにより、下水から上がってくるニオイを抑えることができます。

しかし、この排水トラップが設置されていなかったり何らかの理由で不具合があったりすると、下水からニオイが上がってきてしまいます。これにより、洗濯機が臭いと感じてしまうのです。

そのため、もし排水トラップがない場合は、専門業者に依頼して設置するようにしましょう。

すでに排水トラップが設置されているのであれば、「水が減っていないか」を確認します。排水トラップの水量が少ないと、下水から上がってくるニオイを抑えることができないため、水を足す必要があります。

なお、洗濯機の乾燥機能を使用すると、運転中に生じる空気の圧力により排水トラップ内の水量が減ってしまうケースがあります。洗濯機使用後は水量が戻るため、「乾燥機能を使うと一時的に洗濯機(周辺)から嫌なニオイがする」という場合は、これが原因である可能性が高いと考えられます。

洗濯機を掃除してもきれいにならないときはプロに依頼しよう

「洗濯機やその周辺をきれいに掃除してもニオイが取れない」「洗濯機本体を掃除しても、なかなかきれいにならない」という場合は、プロにクリーニングを依頼するのがおすすめです。自分では対応できない細かな部分まで掃除してくれるでしょう。

洗濯機を買い替えるなら要チェック!掃除の負担を軽減できる機能

長く使い続けている洗濯機は、掃除をしても汚れやニオイが落ちきらない場合があります。また、せっかくキレイにしてもすぐに寿命を迎えてしまう可能性もあります。そういった場合は、思い切って買い替えをしてみるのも一つの手です。以下で、洗濯機の掃除の負担を軽減できる便利な機能を4つご紹介します。買い替えの際に参考にしてみてください。

槽洗浄・槽乾燥機能

槽洗浄・槽乾燥機能は、洗濯槽をきれいにしてカビが繁殖しにくい環境を作る機能です。

前述したように、洗濯槽には衣類の汚れや石鹸カスなどが残ることがあります。その汚れを取り除かないと、カビが発生する原因になってしまう可能性があります。

槽洗浄機能を使用すれば、洗濯槽に残った衣類の汚れや石鹸カスを楽に取り除けます。

また、槽乾燥機能が搭載されている製品であれば、乾燥機能でカビ対策まで行うことが可能です。

使用後の洗濯槽は水分によって湿度が高まり、カビが繁殖しやすい環境となっていますが、槽乾燥機能を使えば洗濯槽内の水分を取り除けるため、カビの繁殖を抑止することができるでしょう。

なお、槽洗浄・槽乾燥機能の使用方法は製品によって異なるため、事前に取扱説明書を確認するようにしましょう。

液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能

液体洗剤・柔軟剤の自動投入機能は、洗剤と柔軟剤を自動で計量し投入してくれる機能です。洗剤と柔軟剤を専用のタンクに入れておけば、洗濯機が適した分量を洗濯時に投入してくれます。そのため、洗濯をするたびに洗剤の量を計って入れる手間を省くことが可能です。また、洗剤の入れ過ぎも防げるため、結果的に石鹸カスがたまるのを抑えられカビ対策にもつながります。

自動掃除機能

自動掃除機能は、洗濯槽を自動で掃除してくれる機能のことです。洗濯機によって掃除のタイミングは異なりますが、すすぎの後に自動掃除機能が作動し、脱水という流れが一般的です。

きれいな水で洗濯槽を洗い流すため、石鹸カスの蓄積や、カビの繁殖を防ぎやすくなります。

スマホ連携機能

スマホ連携機能は、スマートフォンから洗濯状況を確認したり洗濯機の操作が行えたりする機能のことです。たとえば、お知らせ機能が付いていれば洗濯が終わるとスマートフォンに通知が届きます。これにより、洗濯していることを忘れて衣類を長時間放置してしまうのを防ぐことができるでしょう。

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まとめ

洗濯機を掃除せずにいると汚れが落ちにくくなるばかりか、カビが繁殖する原因にもなりかねません。

日常的なお手入れを欠かさないことが重要ですが、もし汚れが悪化してしまったときは丁寧に洗濯槽を掃除しましょう。

こまめな掃除が有効ではあるものの、洗濯かごや乾燥機能の活用も高い効果をもたらします。

日常的に工夫を積み重ねて、衛生的な状態を保ち続けることが大切です。

もし汚れがひどく、買い替えを検討される場合は、下取りのあるお店を選ぶのがおすすめです。下取りなら古い洗濯機を処分できるだけでなく、新しく購入する洗濯機の代金から割引するなどのサービスを受けられる場合もあります。

ジャパネットたかたでも洗濯機の下取りを行っています。以下よりぜひご覧ください。

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よくある質問

洗濯機の掃除が必要な理由は?
洗濯機には衣類に付着した汚れや、時間とともにたまる水アカ、流しきれなかった洗剤が残っています。これらが残ったままだとカビや雑菌が繁殖する可能性があります。
洗濯機にたまりやすい汚れの種類は?
洗濯機にたまりやすい汚れは5つあります。衣服の汚れ、ホコリ、石鹸カス、水アカ、カビです。
洗濯機が汚れにくくするためには?
洗濯機に汚れをためないためには、6つのポイントに注意してみましょう。こまめに洗濯槽の掃除をする、洗濯機に洗濯物を入れっぱなしにせず洗濯かごに入れる、使っていないときは洗濯機のふたを開けっぱなしにする、洗剤は適量を使用する、乾燥機能を使う、洗濯終了後は衣類をすぐに取り出すことです。