洗濯機の故障を疑ったとき、どのようなタイプの故障なのかが判明しないと修理方法もはっきりせず、具体的な対処方法に困ってしまいます。故障には複数の原因があるため、まずは原因を究明することが大切です。そこで今回は、洗濯機にトラブルが起こった場合の原因や対処法をわかりやすく解説します。
洗濯機が故障したときの主な6つの症状とそれぞれの対処法を以下にまとめました。
まずは何が原因で故障しているのかを突き止めて、対処法を試してみましょう。
ただし、取扱説明書に記載されているお手入れ内容以外はメーカーサポートや業者へ点検を依頼して修理につなげるのが望ましいといえます。
洗濯を開始しているにもかかわらず洗濯槽が回らない場合は、故障の他に洗濯物の詰め込みすぎなどいくつかの原因が考えられます。
はじめに疑うことは、洗濯物を詰め込みすぎている可能性です。容量を減らして状況が改善するか様子を見てみましょう。全体の容量が多くなかったとしても、洗濯ネットの中に洗濯物を詰め込みすぎることで同様の現象になる可能性があります。
洗濯物の詰め込みすぎが原因ではないなら、「パルセーター」という洗濯槽を回すための部品にトラブルが起こっている可能性があります。取扱説明書に対処方法が記載がある場合は従ってお手入れをしてみてください。
これまで脱水できていたのに突然脱水できなくなったときも、自分で対処できる物理的な原因と機器の故障に分けられます。
洗濯機の蓋が開いたままになっていたり、洗濯物が洗濯槽の中で偏っていたりすると脱水が始まらずにエラーで停止する可能性があります。洗濯ネットに洗濯物を詰め込みすぎると偏りやすくなるので、適度な容量に留めましょう。
他にもホースの汚れが原因で脱水に支障をきたしているケースもあるので、取扱説明書に従ってきれいに掃除してみて状況が改善するかどうか確認します。
これらの原因ではない場合は、センサーの故障で脱水できなくなっているケースなどが考えられます。この場合は修理や買い替えが必要になります。
排水がうまくいかないときは、排水ホースに何らかの問題が生じているケースが多いといえます。
ホースの上に何かが乗っかり押しつぶしてしまっていたり、ホースが折れ曲がったりしていないかどうかチェックしましょう。
ホースを正しい状態に戻すと排水が正常に戻る可能性があります。
また、汚れが原因になるケースもよくあるので、取扱説明書に従ってきれいに掃除することも大切です。
それでも事態が改善しないのであれば故障の可能性が高いので、業者に依頼して修理するか買い替えを検討しましょう。
給水されないときの原因は故障の他に給水用の蛇口が閉まっているケースが考えられます。
給水用の蛇口が閉まっていることに気がついていないだけであれば、蛇口を開けるだけで給水できるでしょう。
しかし、蛇口が開いているのに給水できないときは水を止める弁にトラブルが起こっている可能性や、給水フィルターが目詰まりしている可能性などが考えられます。
給水フィルターなどを掃除しても直らないようなら故障と判断して修理や買い替えを行いましょう。
何らかのエラーメッセージが表示されて作業が停止してしまう可能性もあります。汚れやちょっとした使い方が原因の場合が多いので、次のようなチェックポイントと対処法が考えられます。
取扱説明書にその機種特有のエラー内容とその対処方法が記載されていますのでまずは必ず確認しましょう。
掃除や簡単なメンテナンスで改善する場合もあれば、ただちにメーカーサポートへ問い合わせすべきエラーもあります。
取扱説明書に従い、メンテナンスや業者に依頼して修理や交換を行いましょう。
洗濯をスタートさせると今までに聞いたことがないような異音がするケースもあります。
洋服のチャック等の金属が洗濯槽にぶつかって音がする場合もあります。布地しかない洗濯物でも洗濯機から耳にしたことがない音がするなら故障している可能性が高いでしょう。
洗濯機の内部に異物が入り込んでいたり、部品が故障していたりして異音が発生していると考えられます。
異音がするときは自分で対処するのは危険なので、業者を呼んで点検してもらうことをおすすめします。洗濯機を自身で分解することは危険が伴うこと、保証が適用されなくなる場合もあるので行わないようにしましょう。
購入からある程度の年月が経過すると、洗濯機の寿命が訪れます。故障した際には修理するか買い替えるか判断する必要がありますが、寿命が原因なら無理に修理せず買い替えた方が安価に費用を抑えられるケースも少なくありません。
修理と買い替えはどちらを選んだ方が良いのか、それぞれのケース別にご紹介します。
まだ購入からそれほど期間が経過していないのであれば、修理することで今後も長く使い続けられる可能性が高いと考えられます。
簡単な箇所の修理であればそれほど費用が高額にならないケースが多いので、修理や部品の交換で寿命が長く延びるのであれば、基本的には修理を選択した方が良いでしょう。
寿命による故障が疑われる場合は、故障個所を修理しても他の箇所が相次いで故障するケースが多いといえます。繰り返し修理が発生するような場合は買い替えた方がコストを抑えられる可能性があるので、洗濯機の買い替えを検討しましょう。
迷ったときには故障の原因を判断して修理費用を見ながら、プロの助言も聞いてみることをおすすめします。
洗濯機の故障の修理費用は、故障の度合いや修理する箇所によっても大きく変動します。
重要な部品であったり故障の度合いが高いほど費用は高額になりやすいため、買い替えた方が安価に抑えられそうな金額を提示されたときは思い切って新しい洗濯機の購入を検討すると良いでしょう。
買い替えの際は、家電リサイクル法に基づいて古い洗濯機を処分することも忘れないようにしましょう。買い替え先のお店や購入したお店に引き取ってもらったり、回収業者に引き取ってもらったり、さまざまな方法が選択肢となります。
洗濯機を買い替えるのであれば、下取りのあるお店を選ぶのがおすすめです。下取りなら古い洗濯機を処分できるだけでなく、新しく購入する洗濯機の代金から一定金額を割引するなどのサービスを受けられる場合もあります。
ジャパネットたかたでも洗濯機の下取りを行っています!
「洗濯機 下取り」で商品を探す洗濯機が故障しているかもしれないと感じたときは、どの部分に不具合が生じているのかに応じて原因を特定しましょう。基本的には業者による点検と修理が必要ですが、中には掃除をしたり洗濯物の量を調節したりするなど自分で対処できる場合もあります。
洗濯機の寿命や重度の故障であれば、修理ではなく思い切って買い替えることも検討しましょう。高額な修理費用をかけるより、結果的に安価に費用を抑えられる可能性が高くなります。