「このノートパソコン、買ってからずいぶん経つけど、最近なんだか調子が……」ノートパソコンの寿命が近づいてくると、突然電源が落ちたりフリーズを繰り返したりと、さまざまな症状があらわれやすくなります。
そのまま使っていると突然故障してデータを失う可能性もあるので、寿命の目安と起こりやすい症状について頭に入れておくことが大切です。また、ノートパソコンの寿命をなるべく伸ばすために気をつけたいポイントについてもご紹介しているので、ぜひご参考にしてみてください。
ノートパソコンの寿命は、搭載されているパーツや使い方によっても変わってくるため、一概に「何年」とは言い切れません。寿命を推測するには、買い替え周期やCPUやメモリなどのパーツに注目してみましょう。
パソコンの平均使用年数は「消費動向調査 2024年3月 内閣府調べ」によると、約7年とされています。つまりおおよそ7年程度で、本体が故障したり性能が追いつかなくなったりして新品に買い替える人が多いということを示しているので、ノートパソコンがどれくらい使えるかの目安にすることができるでしょう。
最近のwebブラウザやアプリはどんどん多機能になってきているため、ノートパソコンに要求されるスペックも年々高くなっています。そのため、ノートパソコンの性能が低すぎると「ウェブページを閲覧しているだけでガクガクとした動作になる」「OSのアップデートに長い時間がかかる」などの症状があらわれ、実質的な寿命が訪れてしまうこともあります。
なかでも「数年前に最低限のスペックの格安PCを買った」という場合は、時代の進歩に性能が追いつかなくなり、性能面での寿命が訪れる時期が早くなりがちです。なるべく長くノートパソコンを使いたい方は、本体の性能に余裕を持った機種を選んでみるといいかもしれません。
OSとはノートパソコンを動作させるために必要不可欠なソフトウェアで、最も有名なのはWindowsでしょう。OSは定期的にバージョンアップが必要ですが、あまりにも古いパソコンでは、その要求スペックを満たせなくなることがあります。
OSのアップデートができないと、プログラムの不具合やセキュリティ上の問題点が修正されないため、ウイルス感染や個人情報の漏洩などの危険性が一気に高まります。そのため、まだ動作するノートパソコンであっても、OSのアップデートができなくなった場合は、実質的に寿命を迎えていると判断することもできます。
ノートパソコンの寿命が近いと、今まで起こらなかった症状があらわれるようになります。以下の症状に心当たりがある場合は、もしかするとノートパソコンの寿命が迫ってきているのかもしれません。
このあとは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
以前に比べてノートパソコンが頻繁にフリーズする場合は、内部のメモリやストレージに寿命が近づいている可能性があります。ノートパソコンがフリーズする際は、データがうまく読み込めない、処理しきれないことが一般的な原因です。
一時的な不具合ならノートパソコンを再起動することで改善することも多いですが、何度もフリーズを繰り返してしまう場合などは、メーカーサポートなどの修理や点検の依頼をした方が良いかもしれません。
充電してもすぐにバッテリーがなくなってしまう、もしくはうまく充電ができなくなった場合は、バッテリーが経年劣化している可能性が高いでしょう。そのまま使い続けていると全く充電ができなくなり、プラグを抜いたとたんに電源が落ちることもあります。
バッテリーは比較的かんたんに交換できるので、心当たりがある方はメーカーサポートに交換の依頼をしてみましょう。
ノートパソコンが異常に発熱するときは、バッテリーの不具合や、ファンが故障して本体を冷却できなくなっている可能性が考えられます。また、ノートパソコンは本体が一定の温度を超えると強制的に電源が落ちるようになっているため、発熱にくわえて電源が落ちる症状がある場合は不具合と考えてほぼ間違いはないでしょう。
また、めったに起こることではありませんが、電源プラグが発熱して焦げ臭いにおいがすることもあります。そのまま使い続けると火災につながる恐れもあるため、臭いに気づいたらすぐにコンセントを抜きましょう。
ノートパソコンから今まで聞いたことのない音がするようになった場合は、内部の部品が故障している可能性があります。特に異音が出やすいのはファンやハードディスクで、まずはこれらの部品に不具合が起きていないかを確認してみましょう。
ファンからは「カラカラ」という異音がすることがあり、ホコリがたまって動作が不安定になっている可能性が考えられます。本体をお掃除すると収まることもあるので、一度試してみるとよいでしょう。
ハードディスクは劣化するとうまく読み書きができなくなり、「ガリガリ」という異音が出ることがあります。そのままにしておくと起動できなくなり、完全に故障してデータを失ってしまう可能性もあります。聞きなれない音がする場合は、早めに修理を依頼するようにしましょう。
ノートパソコンの電源が突然落ちてしまう場合は、マザーボードやメモリ、ファンなどの部品に不具合が起きている可能性が高いでしょう。
ファンが故障している場合はノートパソコンの内部温度が上がりすぎ、安全のため強制的にシャットダウンすることがあります。そのため、電源が落ちた直後に本体に触れてみて異常に熱を持っているようなら、ファンの故障を疑ってみても良いでしょう。そのほかに、マザーボードやメモリが故障していると突然電源が落ち、その後うまく起動できなくなることもあります。また、再起動できたとしてもすぐにシャットダウンしてしまうこともあるので、頻繁に電源が落ちるようであれば、メーカーサポートに点検を依頼してみても良いでしょう。
ノートパソコンにはさまざまなパーツが搭載されており、使っていくうちに消耗していき、ついには寿命を迎えて動かなくなります。なるべく長く使い続けるためには、以下のようなポイントに気をつけながら使ってみてください。
このあとは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
ノートパソコンは精密部品が組み合わさってできており、物理的な衝撃に弱い家電です。そのため、外に持ち運ぶ必要があるときは、衝撃を吸収できる専用のケースやカバンに収納することをおすすめします。また画面を掴んで持ち上げると、それだけで液晶が割れてしまうこともあります。ノートパソコンを取り扱うときは、必ず本体側を掴むようにしましょう。
本体内部にホコリなどの汚れが入り込んでしまうと、故障の原因になることがあります。特に排気口にはホコリが溜まりやすいので、定期的にお掃除することを心がけましょう。また、ノートパソコンを使わないときはケースに入れておくと、汚れが溜まることを防いでくれます。
ノートパソコンは画面を閉じれば自動的にスリープモードに入りますが、すぐに復帰できるように最低限の電力を消費し続けています。そのため、長時間スリープモードになったままだと、バッテリーなどのパーツに負荷がかかり続け、寿命を縮めてしまう原因になることもあります。
長時間使わないときはシャットダウン、短時間の休憩などはスリープモードを使い、なるべく本体に負荷がかからないように気をつけてみましょう。
最近のノートパソコンのストレージには主にSSDが使われ、あらゆるデータがここに保存されていきます。動画や画像などのデータを保存するとどんどん容量を圧迫していくため、気づけば残りの容量がわずかになり、表示が真っ赤になっているという方も少なくないのではないでしょうか。
ところがSSDの容量ぎりぎりのまま使い続けていると読み書きできる範囲が狭まり、一部分だけが頻繁に書き換えられることで寿命が縮まってしまうことがあります。なるべくSSDを長持ちさせたい方は、容量にある程度の余裕を持たせながら使うことを心がけましょう。
寿命を迎えたノートパソコンを買い替える際に大変なのが、今まで使っていた機種の処分です。実はノートパソコンを粗大ごみで処分することはできないため、メーカーに連絡して引き取ってもらったり、指定の回収場所に持ち込んだりする必要があります。
そんなときも、下取りサービスを活用すれば、新しいノートパソコンを購入する際に、今まで使っていたパソコンを引き取ってもらえます。ジャパネットの下取りサービスなら、新しいノートパソコンを特別価格でお得に購入でき、商品の配達時に古いパソコンをそのままお引き取りいたします。「ノートパソコンをお得に手に入れたい」「古いノートパソコンをかんたんに処分したい」という場合は、ぜひジャパネットの下取りサービスをご活用ください。
「ノートパソコン 下取り」で商品を探すノートパソコン買い替え周期は「消費動向調査 2024年3月 内閣府調べ」によると7年とされていますが、具体的な寿命は使い方によっても変わってきます。何度も電源が落ちる場合やフリーズを繰り返す場合は、なるべく早めに修理や点検の依頼をするようにしましょう。
また、できるだけノートパソコンの寿命を延ばすためには、今回ご紹介した使い方も参考にしてみてください。もし新しいノートパソコンに買い替える場合は、お得な下取りサービスを活用するのもおすすめです。
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