テレビ画面の正しい掃除方法は？手順や注意点などを解説
普段はあまり気にしないかもしれませんが、テレビ画面は意外と汚れが付きやすいものです。よく見ると、なんとなく曇って見えたり、ホコリや手あかが目立っていたりすることはありませんか？テレビ画面が汚れる原因には、静電気で付着したホコリやうっかりふれたときについた手あか、水滴、たばこのヤニなど、さまざまなものがあります。
本記事では、テレビ画面が汚れる主な原因や正しい掃除の方法と手順、掃除のときの注意点などについて解説します。テレビを長くきれいな状態で使うために、ぜひ参考にしてみてください。
テレビ画面が汚れる主な原因
テレビ画面は、静電気などの影響でホコリが付きやすく、意外と汚れやすいため、こまめな掃除がおすすめです。ここでは、テレビ画面が汚れる主な原因について見ていきましょう。
静電気で付着したホコリ
テレビ画面は静電気を帯びやすく、これが原因で空気中のホコリを引き寄せてしまいます。特に、テレビの電源を切った後に画面を見ると、白っぽいホコリがうっすらついているのが目に見えることがあります。静電気によるホコリの付着は、日常的に発生するためこまめな掃除が必要です。
手あかや指紋
テレビを設置したり動かしたりする際に、テレビ画面にうっかりふれてしまうと、手あかや指紋が残ってしまいます。これもテレビ画面が汚れる原因の1つです。手あかや指紋の上にホコリが重なると、汚れがこびりつき、乾拭きでは取りにくくなることもあります。
水滴、油、たばこのヤニ
水滴や油、たばこのヤニによる汚れは目立ちにくいため、注意が必要です。例えば、観葉植物の水やりの際に水滴が飛んだり、スプレータイプの消臭剤が霧状になってテレビ画面に付着したりすることがあります。また、キッチンの近くにテレビがあると、目に見えない油汚れがテレビ画面につくこともあるでしょう。さらに、室内で喫煙している場合、たばこのヤニがテレビ画面に付着するケースもあります。こうした汚れは放置すると落ちにくくなるため、早めの対処が大切です。
テレビ画面の正しい掃除方法と手順
テレビ画面はデリケートで、掃除方法を間違えると傷がついてしまう場合があります。また、メーカーによっては画面に特殊なコーティングが施されていることもあるため、掃除をする前に一度、取扱説明書や公式サイトでお手入れ方法をチェックしましょう。ここでは、テレビ画面の基本的な掃除方法について順を追ってわかりやすく解説していきます。
1. テレビ本体の電源を切ってプラグを抜く
まずは、安全のためにテレビ本体の電源を切り、コンセントからプラグを抜きましょう。電源が入ったままの状態で掃除をすると、思わぬトラブルにつながることもあるため、作業前にしっかり電源を切っておくことが大切です。また、電源を切ることで、テレビ画面の汚れが見えやすくなる上に、静電気も落ち着くのでホコリが取りやすくなるというメリットもあります。
2. 表面のホコリをハンディーモップで払う
次に、テレビ画面の表面についたホコリをハンディーモップでやさしく払いましょう。このとき、毛足が長めのハンディーモップを使うと、テレビ画面を傷つけにくく、ホコリも効率良く取れます。ただし、ハンディーモップをテレビ画面に強く押しつけると芯の部分が当たってしまい、傷の原因になることがあるので、そっとなでるように拭くのがコツです。
3. マイクロファイバークロスで拭き取る
ホコリを取り除いたら、次は手あかや指紋などの細かい汚れを落とします。ここでは、洗剤などを含んでいないマイクロファイバークロスを使いましょう。細かくやわらかい繊維でできているマイクロファイバークロスは、テレビ画面を傷つけにくく、軽く拭くだけで汚れを落とすことができます。
4. 落ちにくい汚れは100倍に薄めた中性洗剤で拭き取る
乾拭きだけでは落ちない頑固な汚れは、中性洗剤を水で100倍くらいに薄めて、マイクロファイバークロスに含ませて拭き取りましょう。その際、マイクロファイバークロスをしっかり固く絞ることがポイントです。その後、必ず乾いた布で水分を拭き取り、仕上げてください。テレビ画面に水分が残ると故障などのトラブルの原因になってしまう場合もあるので、丁寧に拭き上げることが大切です。
テレビ画面を掃除する際の注意点
テレビ画面を掃除するとき、つい普段の掃除の延長で行ってしまいがちなことがあります。大切なテレビを長くきれいに使うためにも、掃除の際の注意点を確認しておきましょう。
水拭きは控える
テレビ画面はとてもデリケートなので、水を使った掃除には十分な注意が必要です。雑巾やタオルで水拭きすると、繊維が硬くてテレビ画面に傷がついたり、水分が画面の縁や接合部などの隙間から内部に入り込み、故障の原因になったりすることがあります。また、拭いた後に繊維がテレビ画面に残って、かえって汚れて目立つ場合もあるので、基本は乾いたやわらかい布を使うのがおすすめです。
ティッシュペーパーは使用しない
テレビ画面をサッと拭きたくて、つい近くにあるティッシュペーパーを使ってしまいそうになりますが、これも注意しなければなりません。ティッシュペーパーは繊維が意外と粗く、テレビ画面に細かい傷をつけてしまう可能性があります。ウェットティッシュや雑巾なども同様で、できるだけ使わないように心掛けましょう。
洗剤や液体クリーナーが使えるかをよく確認する
テレビ画面には、メーカーや機種ごとに異なる特殊なコーティングが施されていることがあります。そのため、市販の洗剤や液体クリーナーを使うと、コーティングが損なわれたり、テレビ画面がひび割れたり変色したりする可能性もあるため、お使いのテレビに使って問題ないかを、あらかじめよく確認しておくようにしましょう。また、スプレータイプのクリーナーは、直接拭きかけるとテレビ画面の隙間から液体が入り込み、故障の原因になる場合もあります。どんなタイプのどんなクリーナーが使えるのかを、しっかり確認してからお掃除することが大切です。
ガラスクリーナーやクレンザーは使用しない
窓掃除などに使うガラスクリーナーや研磨剤が含まれているクレンザー、さらにはメラミンスポンジなどもテレビの画面掃除には使わないようにしましょう。これらは汚れを落とす力が強い半面、画面表面のコーティングをはがしてしまう原因になります。画面掃除には、やわらかくて傷をつけない素材のものを使うことが大切です。
テレビ画面の汚れを防ぐために日頃から気をつけたいこと
せっかく掃除できれいにしたテレビ画面は、できるだけ長くその状態を保ちたいものです。ここでは、日頃からできるちょっとした工夫によって、テレビ画面の汚れを防ぐ方法を紹介します。
テレビ画面にはなるべくふれないようにする
テレビ画面にうっかりふれてしまうと、皮脂による汚れが付着します。この皮脂汚れは油分を含んでいるため、乾いた布では落としにくく、ホコリもつきやすくなります。そのため、テレビ画面の角度を調整するときや設置場所を変えるときは、できるだけテレビ画面にふれず、フレーム部分を持つように気を付けましょう。
テレビの近くでは食事や歯磨きを控える
リビングでテレビを見ながら食事をしたり、歯みがきをしたりする方もいますが、実はこれも汚れの原因になります。食事中に油や汁がテレビの方にはねてしまうことがあるほか、歯みがき中に歯みがき粉がわずかに飛んで画面に付着することもあります。特に、歯みがき粉には研磨剤が含まれている場合が多く、白っぽい汚れだけでなく、拭き取るときにテレビ画面に細かい傷をつけるおそれがあるため注意しましょう。
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まとめ：正しい掃除方法でテレビ画面をきれいに保とう
テレビ画面はとてもデリケートなので、自己流の掃除方法ではかえって傷をつけてしまうこともあります。静電気によるホコリや手あか、水滴、油汚れなど、原因を知っておくだけでも日々のお手入れがしやすくなります。
基本の掃除手順としては、電源を切ってからホコリを払う、やさしく拭き取る、ひどい汚れには薄めた中性洗剤を使う、という手順を押さえておけば安心です。また、ティッシュペーパーや洗剤の使い方などで、避けたほうがよいポイントを把握しておくこともおすすめします。
できるだけテレビ画面に汚れがつかないようにするためには、テレビ画面をさわらない、食事や歯みがきをテレビの近くでしないといった、日常のちょっとした心掛けが大切です。テレビは定期的に画面掃除をして、いつでもクリアで気持ちのいい映像を楽しみましょう。