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【選び方情報あり】紙パック式掃除機とは?メリット・デメリットを知ろう

掃除機の購入を検討している方の中には、サイクロン式がいいのか、紙パック式がいいのか、悩まれている方もいるかと思います。本記事では、紙パック式掃除機のメリット・デメリットをはじめ、選び方のポイントや購入してからも役立つ掃除機の豆知識をご紹介します。また、人気家電メーカー3社の紙パック式掃除機の特徴も解説しているので、掃除機の購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

まずは特徴を押さえよう!紙パック式掃除機とは

紙パック式掃除機とは、吸い取ったゴミを紙パックに集める方式の掃除機です。では、紙パック式掃除機にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

メリット

紙パック式掃除機のメリットは、なんといっても「ゴミの処分が手軽なところ」です。掃除機本体から紙パックを取り外すだけでゴミの処分が完結するので、手が汚れてしまったりホコリが舞ったりすることはほとんどありません。

また、「本体やフィルターの手入れをしなくてよい」という点も、紙パック式掃除機のメリットといえます。なぜなら、紙パックがフィルターの役目を果たしてくれているからです。定期的に紙パックを新しくしておけば、ほかに手入れをする必要はほとんどありません。ただし、目詰まりしやすい砂や湿ったゴミを吸い込んでしまうと空気の通り道が塞がれる可能性があるため、吸引力が落ちてしまうことがあります。紙パックは1〜2か月を目安に交換しておくとよいでしょう。

デメリット

一方で、紙パック式掃除機には「紙パックの費用がかかる」というデメリットがあります。掃除機専用の紙パックは1枚おおよそ10円〜100円と、決して高価なものではありません。しかし、紙パック式掃除機を使い続ける限りは発生してしまう出費です。また、メーカーやモデルによって紙パックのサイズや種類は異なります。掃除機を買い替えた際に余っていた紙パックを代用できるとは限らず、場合によっては別途購入しなければなりません。

なお、最新の紙パック式掃除機の中には集じん容量が大きい製品もあり、これなら紙パックの交換頻度が減って、費用を節約できる可能性があります。

5つの点に着目!紙パック式掃除機の選び方

それでは、以下にて紙パック式掃除機の選び方をご紹介します。

  • ・掃除機本体の形状
  • ・コードの有無
  • ・吸込仕事率
  • ・重量
  • ・機能・アタッチメント

掃除機本体の形状

掃除機本体の形状は、主に「キャニスター型」と「スティック型」の2つに大別できます。

キャニスター型は、車輪のついた本体を引っ張りながら掃除するタイプです。吸引力が強いという特徴があり、フローリングをはじめ、畳や絨毯の上でもたくさんのゴミを吸い取ることができます。吸引力を重視するのであれば、キャニスター型掃除機を選びましょう。

一方でスティック型は、文字通り棒状の掃除機です。スティック型のほとんどはコードレスなので、手軽に取り出して掃除機をかけられるという利便性に長けています。また、専用のスタンド等を使用し縦置きすれば、省スペースで収納できます。また、自立するタイプの商品もあります。スティック型は手軽に取り出せるため、頻繁に掃除機をかけるご家庭の場合におすすめです。

コードの有無

紙パック式掃除機を選ぶ際は、コードの有無に着目することも重要です。

コード付きの掃除機はコンセントから電源をとるため、稼働している間に吸引力が落ちることがありません。しかし、掃除する範囲が限定されてしまうという欠点があります。そのためもし掃除の範囲が広ければ、都度コンセントの位置を変えたり本体を持ち運んだりする動作が増えてしまいます。

一方でコードレスの掃除機は、コンセントを使用しないため、室内はもちろん、ベランダや車内でも手軽に掃除機をかけることができます。気になった場所をすぐに掃除することができるので、手軽さを求める方はコードレスがおすすめです。ただし、コードレスの掃除機はバッテリーの残量がなくなってくると吸引力が落ちてしまうので、長時間使用する場合は、都度充電する必要があります。

吸込仕事率

吸込仕事率はJIS C9108(電気掃除機)で規定されており、単位「W(ワット)」で表示します。数値が大きいほど吸引力が強くなります。

キャニスター型であれば300〜600W程度、スティック型だと20〜100W程度が、吸込仕事率の目安になります。掃除機が高価になるほど吸込仕事率は高くなる傾向にあるため、掃除機は、かける場所や頻度に合わせて選びましょう。

重量

同じ家の中でも別の階や階段を掃除する場合は、掃除機の重量にも着目しておきましょう。たとえば、軽量な掃除機だと手軽に持ち運べるため、使用する人の負担を軽減できます。くわえて、狭い場所や高さのある場所の掃除をする際の操作性にも優れているといえます。1台ですべての部屋の掃除を済ませるのであれば、なるべく軽量の掃除機を選ぶことが大切です。

目安としては、本体の重さが「3kg以下」の掃除機がおすすめです。ただし、軽量の掃除機はパワーが弱くなるため、モデルによっては吸引力が弱くなることも。重量を重視する場合は、吸引力が落ちる可能性があるということを、あらかじめ理解しておきましょう。

機能・アタッチメント

同じメーカーの掃除機でも、モデルや形状によっては機能が異なります。たとえば「自走式ヘッド」を搭載した掃除機なら、モーターがヘッド内部のブラシを高速で回転させることによって、畳や絨毯でも比較的簡単に操作することが可能です。このほかにも、ゴミ感知センサーを搭載した製品や静音モデルなど、あると便利な機能が搭載された掃除機が販売されています。

また、アタッチメントにも着目しましょう。掃除機を購入すると、付属品でヘッドやノズルが付いてきます。たとえば、先端が斜めになった細長いアタッチメント「すき間ノズル」は、吸い込みにくい場所や窓枠の掃除をするときに便利なノズルです。ほかにも、先端にブラシがついた「ブラシノズル」や布団掃除に特化した「布団専用ノズル」など、場所ごとで使い分けられるアタッチメントがたくさんあります。

掃除機を購入する際は、自宅の間取りや家具の配置に適した機能・アタッチメントが付いているモデルを選ぶようにしましょう。

要チェック!紙パック式掃除機を扱うメーカーの特徴

ここからは、紙パック式掃除機を扱っている各家電メーカーそれぞれの特徴をご紹介します。

日立(HITACHI)

日立の紙パック式掃除機は、パワフルなファンモーターで微細なゴミでも確実に吸い取るパワフルな吸引力が特徴です。

日立の紙パック式掃除機の一部のモデルは、内部にある高性能の集じんフィルターと高気密モーターケースで微細なゴミも逃さず、排気をきれいにします。

さらに、日立には静音性に優れた紙パック式掃除機もあります。本来なら、運転音は吸引力の強さに比例して大きくなるものですが、この紙パック式掃除機は運転音が比較的静かです。

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三菱(MITSUBISHI)

三菱の紙パック式掃除機は集じん容量が大きいのが特徴です。集じん容量が大きければ、「紙パックの維持費」を節約することができるでしょう。

三菱の紙パック式掃除機は、機能面においても特徴があります。それは、一部のモデルに搭載されている自走式パワーブラシ「かるスマ」による操作性の高さです。ヘッドに力強いモーターが搭載されており、ブラシが高速回転することによって、自走しながら細かいゴミをかき集めます。

アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)

コストパフォーマンスの高さを重視するなら、アイリスオーヤマの紙パック式掃除機がおすすめです。スティック型・キャニスター型のどちらを選んでも、値段が比較的リーズナブルなため、費用を抑えつつ購入できます。

一部のモデルには、掃除をアシストする「自走式パワーヘッド」が搭載されています。パワーブラシが絨毯やフローリングの隙間に入った小さなゴミをかき出し、高い吸引力で確実に吸い取ります。

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覚えておくと便利!紙パックの交換に関する豆知識

紙パック式掃除機を使用する上で覚えておきたいのが、紙パックの交換時期です。

掃除機によっては、紙パックがいっぱいになると交換サインのランプが点灯することもありますが、それは「ランプが点灯するまで紙パックを交換しなくて大丈夫」というわけではありません。なぜなら、交換ランプのほとんどは「排気口が塞がってモーターに負荷がかかることで点灯する」という仕組みであり、ゴミの量や重さで計測していません。そのため、溜まっているゴミによっては、紙パックがいっぱいになっても交換ランプが点灯しないことがあります。

交換ランプよりもわかりやすい交換サインは、やはり掃除機の吸引力の差です。繰り返しになりますが、紙パックのゴミがいっぱいになると吸引力は弱くなります。これまで吸い込めていたゴミが吸えなくなったと感じたときは、紙パックを新しくしてみてください。また、吸引力が落ちていなかったとしても、月に1回はゴミの溜まり具合を確認しましょう。8割程度ゴミが溜まっているなと感じたら、新しい紙パックに交換することをおすすめします。

まとめ

紙パック式掃除機は、吸引力の強さやゴミの処分の手軽さ、フィルターなどのお手入れが不要なことから、根強い人気があります。また、紙パックの維持費はかかりますが、集じん容量の多いモデルを選ぶことでデメリットをカバーすることも可能です。

紙パック式掃除機を選ぶ際のポイントは5つ。本体の形状をはじめ、コードの有無や吸込仕事率、さらには重量や機能・アタッチメントに着目して選びましょう。自宅の間取りや使用頻度に合わせて掃除機を選ぶことで、より効率よく自宅をきれいにすることができるでしょう。

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よくある質問

紙パック式掃除機のメリットは?
紙パック式の掃除機は、紙パックを取り外せばそのままごみに捨てられる手軽さが一番のメリットです。また本体のお手入れをしやすいところも、うれしいポイントです。一方で紙パックは使い捨てなので、ランニングコストがかかるという点には注意が必要です。
紙パック式掃除機を買うときのチェックポイントは?
紙パック式掃除機を選ぶときは、「本体の形状」「電源コードの有無」「吸引仕事率」「本体重量」「搭載機能」などのポイントをチェックしてみましょう。