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おすすめの羽毛布団をご紹介!自分に合った製品の選び方と長持ちさせるコツも解説

ふわふわの羽毛布団は快適な眠りをサポートしてくれる憧れのアイテムです。しかし製品によって保温性や価格はさまざまなので、どれを選べばいいか迷ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。
この記事では羽毛布団の選び方の解説をはじめ、お手入れ方法やおすすめの羽毛布団のご紹介もしています。羽毛布団で睡眠環境をより良くしたい、と考えている方はぜひご参考にしてください。

羽毛布団を詳しく解説! 羽根布団との違いは?

意外と混同しがちなのが「羽毛布団」と「羽根布団」です。どちらも鳥の羽が使われているのですが、羽の種類によって呼び方が変わるので注意が必要です。

「安い羽毛布団だと思って買ったが、よく確認すると羽根布団だった」ということもありえるので、このあとの解説を読んで羽毛布団と羽根布団の違いをしっかりと確認しておきましょう。

左:羽毛(ダウン) 右:羽根(フェザー)

羽毛布団

羽毛布団は、詰め物に「ダウン」と呼ばれる羽毛を50%以上使用している布団のことです。保温性が高く通気性に優れているので、あたたかさを保ちながらも蒸れることなく快適さをキープできることが特徴です。また、ふんわりとしたボリュームがあり、寝返りを打っても布団がずれにくいのも羽毛布団のメリットの一つです。

羽根布団

羽根布団は、「フェザー」と呼ばれる羽軸の付いた詰め物を50%以上使用した布団のことを指します。リーズナブルな製品が多いですが、羽毛布団に比べると保温性に劣る部分があるので注意が必要です。

羽毛布団のおすすめ製品をご紹介!

意外と知らない羽毛布団の選び方を解説!

羽毛布団は素材や縫製によって大きく値段が変わってくるため、自分に合った製品の選び方を知っておくことが大切です。

この項目では、羽毛布団を選ぶときのチェックポイントについてご紹介します。しっかり確認して、自分に合った羽毛布団を見極めましょう。

羽毛の種類で選ぶ

羽毛布団の性能や価格は、詰め物に使われている羽毛の種類によって大きく左右されます。羽毛には大きく分けて「ダック」「グース」「マザーグース」の3種類があり、「ダウンボール」と呼ばれる羽毛の一塊の大きさが異なります。これが大きいほど品質や性能の高い羽毛といえるので、以下の解説を読んでそれぞれの特徴をチェックしてみましょう。

ダック

「ダック」とは、アヒルの羽毛のことを指します。羽毛布団の中では価格が安い製品が多く、気軽に手に入ることがメリットです。ただし、他の種類と比較するとダウンボールが小さいので、季節や製品によっては暖かさが足りないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。また、アヒルは雑食なので製品によっては独特の臭いが気になることもあります。試しに羽毛布団を使ってみたいという方や、安く羽毛布団を手に入れたいという方はダックの羽毛布団を狙ってみましょう。

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グース

「グース」とは、ガチョウの羽毛のことを指します。ダウンボールがダックよりもやや大きく、毛足がしなやかなのが特徴で、ダックを使用した羽毛布団よりもふかふかの羽毛布団に仕上がっています。またガチョウは草食なので、臭いが気にならない製品が多いこともメリットの一つでしょう。

グースの羽毛で作られた布団はそれなりに値が張る製品が多いですが、ダックと比べるとより高品質です。保温性やフィット感を重視する方は、グースの羽毛布団をチェックしてみましょう。

マザーグース

「マザーグース」はグースの中でも飼育期間が長く、成熟したガチョウの羽毛を使用しています。グースよりもダウンボールが大きく保温性が高いため、同じ羽毛量でもボリューミーでふんわり、それでいて軽い高品質な布団に仕上がります。

マザーグースの羽毛布団は高品質なだけあって、他の製品に比べると価格も一線を画す製品が多いです。とにかくこだわった羽毛布団が欲しい! という方はマザーグースの羽毛布団を選んでみるのがおすすめです。

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羽毛のランクで選ぶ

羽毛布団は使われる羽毛の種類や量によって、保温性や価格が大きく変わってきます。しかしお店で羽毛布団を眺めてみても、なかなか一目ではその製品がどれくらいの性能なのかはわかりにくいですよね。そんな時は、「ダウンパワー」や「ゴールドラベル」の記載も確認してみましょう。

ダウンパワー

ダウンパワーとは、その羽毛がどれだけ膨らむかをあらわした値です。羽毛が膨らむほど暖かい空気を逃さず溜めておけるので、ダウンパワーが高いほどその布団の性能も高いということがわかります。「自分は寒がりだから、とにかく保温性の高い羽毛布団が欲しい」という方は、できるだけダウンパワーが高い製品を選んでみましょう。

ゴールドラベル

日本羽毛製品協同組合に加盟している会社が製造・販売している羽毛布団には、「ゴールドラベル」が発行されており、一目でどれくらいの品質を持った製品かを見分けることができます。ダウンパワーごとに4つのラベルに分かれており、「ニューゴールド」「エクセルゴールド」「ロイヤルゴールド」「プレミアムゴールド」の順に品質が高くなります。

キルトの種類で選ぶ

キルトとは縫製の仕方の一つで、布団の中の羽毛が偏ってしまうことを防いだり布団のふくらみを維持したりする役割があります。羽毛布団で使われるキルトは主に3種類で、それぞれ縫製方法や特徴が異なります。羽毛布団を選ぶ際は、キルトの種類にも注目してみましょう。

立体キルト

羽毛布団で最も一般的な縫製が「立体キルト」で、表地と裏地の間にマチと呼ばれる仕切りを入れる構造になっています。マチがあることで布団の高さをキープしつつ、中に空気の層ができるため熱が逃げにくく、高い保温効果が期待できます。多くの羽毛布団に採用されているので、「種類がありすぎて悩んでしまう」という方は立体キルトを購入するのがおすすめです。

タタキキルト

表地と裏地を直接縫い付けたものが、「タタキキルト」です。比較的安く購入できるのがメリットですが、縫い目の部分には厚みがなく空気が逃げやすいことから、立体キルトほどの保温効果はあまり期待できないでしょう。春先などのそこまで気温が低くない時期に使うのがおすすめです。

二層キルト

二層キルトとは表地と裏地の間にもう一枚生地を入れ、縫い目が上下で互い違いになるように縫製したものです。保温性に優れていますが、立体キルトやタタキキルトより生地が増える分重く感じる方もいます。寒い地域に住んでいる方や、重量感のある布団を使いたいという方におすすめです。

側生地の種類で選ぶ

側生地とは羽毛布団の一番外側、中身を覆うための生地のことで、一般的には綿やポリエステルが使われています。直接肌に触れる分、寝心地に大きくかかわってくるので、肌触りをしっかり確認しておきましょう。また素材によって通気性も変わってくるので、できるだけ通気性が良く蒸れない素材を選ぶことも重要です。

ここでは、側生地によく使われる素材の特徴についてご紹介します。自分に合っているのはどんな生地なのかをしっかりとチェックしておきましょう。

綿

「綿」は肌に優しい天然素材で、通気性と保温性を兼ね備えているため、快適な寝心地を楽しめるのが大きなメリットです。ただし綿100%の商品はポリエステルに比べるとお値段が高くなる傾向があります。寝心地や通気性にこだわりたい方は、綿100%の製品を狙ってみましょう。

ポリエステル

ポリエステルはいわゆる化学繊維で、安価でお手入れしやすいことがメリットです。綿と比べて軽くリーズナブルな製品が多いですが、通気性はそこまで良くないので場合によっては蒸れが気になることもあるかもしれません。綿とポリエステルの混合素材を使った製品もあるので、気になる方はチェックしてみましょう。

羽毛布団を長持ちさせるためのちょっとしたコツ

大切に扱えば長年使うことができる羽毛布団ですが、いずれは寿命で使えなくなってしまう時が来ます。普段から使い方や収納方法を工夫することで長持ちさせられることもあるので、このあと解説する保管方法をご参考にしてみてください。

日ごろから気を付けたいのは「羽毛布団を広げておく」ことと「布団カバーを使用する」ことです。布団に湿気がこもるとカビが発生しやすくなってしまうので、風通しをよくするために広げたままにしておきましょう。また、布団カバーを使用することで羽毛布団に皮脂や汗がついて汚れてしまうのを防ぐことができます。

羽毛布団はしばらく使わない、と長期間しまっておく場合はできるだけ羽毛をふんわりとさせた状態で保管しましょう。コンパクトにしようと圧縮袋などに入れてしまうと、中の羽毛が傷んでしまったり、羽が外に飛び出してきてしまったりすることもあります。付属の収納袋があれば、それに入れて保管しておくのが良いでしょう。

まとめ

羽毛布団はアヒルやガチョウの羽毛を使った寝具で、その種類によって性能や値段も大きく異なります。今回ご紹介した内容を参考に、予算や好みに合わせて自分に合った羽毛布団を選んでみてください。もしお気に入りの羽毛布団が手に入ったら、日ごろの使い方や保管方法に気を付けることで長持ちさせながら使うことができます。蒸れずに暖かい羽毛布団で、どんな季節も快適な睡眠を手に入れましょう。