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不要になった布団の捨て方とは?代表的な6つの方法と注意点をご紹介

「使い古した布団を処分したい」と考えたとき、捨て方がわからず困ったことはありませんか? 自治体によってルールが異なるため、たとえ布製品であっても、住んでいる地域によっては布団を「可燃ごみ」として処分できない可能性があります。そこで今回は、地域ごとの布団の捨て方とともに、布団の主な処分方法を6つご紹介します。あわせて、布団の寿命や処分するときの注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

布団の捨て方

布団の捨て方には、主に6つの方法があります。

  • 1.可燃ごみとして処分する
  • 2.粗大ごみとして処分する
  • 3.回収業者へ頼んで処分してもらう
  • 4.引っ越し業者に引き取ってもらう
  • 5.下取りに出す
  • 6.寄付する

以下で詳しくご紹介しますのでぜひご覧ください。

1.可燃ごみとして処分する

布製品は、基本的に「可燃ごみ」として処分することができます。布団も布製品に該当しますが、そのままの状態では捨てることができない可能性があります。なぜなら、自治体によっては「1辺が○cm以下」などの細かいルールを設けていることがあるためです。仮に、先述したようなルールがある場合は、規定の大きさ以下になるよう細かく切り分け、指定のごみ袋に入れて処分するという方法もあるでしょう。

2.粗大ごみとして処分する

布団は大きいため、「粗大ごみ(大型ごみ)」で処分することがほとんどです。普通ごみと違って、地域別に手続きや細かなルールが設けられているため、事前に確認しておきましょう。

以下にて、8つの自治体の粗大ごみの処分方法をご紹介します。なお、内容は2021年11月時点のものです。

【東京都港区】

東京都港区では、ごみの一片の長さが「約30cm以上」のものを粗大ごみとして取り扱います。

粗大ごみを処分する際は、電話またはインターネットからの申し込みが必要です。申し込みが完了したら、近くの有料ごみ処理券取扱所で、有料粗大ごみ処理券を購入します。

処分する布団に有料粗大ごみ処理券を貼り付けて、収集日の午前8時までに指定の場所に出しましょう。

【東京都品川区】

東京都品川区も港区と同じく、一片の長さが「約30cm以上」のものを粗大ごみとして取り扱います。

粗大ごみを処分する際は、電話またはインターネットからの申し込みが必要です。くわえて、必要な手数料分の有料粗大ごみ処理券を購入し、粗大ごみに貼り付ける必要があります。

そして、収集日の午前8時までに品川区が指定する場所に出しておくと、自治体により収集されます。

【東京都世田谷区】

東京都世田谷区では、布団は「粗大ごみ」として取り扱います。

粗大ごみを処分する際は、電話またはインターネットからの申し込みが必要です。申し込みが完了したら、コンビニエンスストア等で有料粗大ごみ処理券を購入し、必要事項を記入します。

粗大ごみに有料粗大ごみ処理券を貼って、収集日の午前8時までに、指定の場所へ出しましょう。

【大阪府大阪市】

大阪府大阪市は最大の辺が「30cmを超える」ものであれば粗大ごみとして取り扱います。

ただし、大阪市に関しては布団の枚数によって手数料が変わってくるため、前もって料金を確認することが大切です。

粗大ごみを処分する際は、電話またはインターネットにて申し込みを行います。そして、処分する粗大ごみの種類と手数料を確認したうえで、その金額に応じた手数料券を購入しましょう。

手数料券に受付番号または氏名を記入したら粗大ごみに貼り付けて、収集日当日の午前9時までに指定の場所へ出しましょう。

【神奈川県横浜市】

神奈川県横浜市では、原則として布団は「粗大ごみ」に該当します。ただし、50cm未満の場合は「燃やすごみ」となるので注意しましょう。

粗大ごみを処分する際は、電話またはインターネットにて申し込みを済ませます。

そのあと、粗大ごみ処理手数料に基づいて収集シールを購入しましょう。

収集シールを処分する粗大ごみに貼り付けたら、収集日当日の午前8時までに指定された場所に粗大ごみを出しましょう。

【愛知県名古屋市】

愛知県名古屋市では、サイズを問わず布団は「粗大ごみ」として処分します。

粗大ごみを処分する際は、電話またはインターネットにて事前申し込みを行います。

そのあと、手数料納付券(シール)を購入し、受付番号または氏名を記入。

手数料納付券を粗大ごみの目立つ位置に貼り付け、指定された場所に出せば自治体により収集されます。

【福岡県福岡市】

福岡県福岡市では、燃えるごみの指定袋に入り、片手で持ち上げても袋が破れない重さの布団であれば「燃えるごみ」に該当します。反対に、指定袋に入らないサイズの布団は、「粗大ごみ」として処分しなければなりません。

粗大ごみを処分する際は、まず電話またはインターネット、LINEにて申し込みを済ませます。

申し込みが完了したら、粗大ごみの種類に応じて粗大ごみ処理券を購入し、受付番号または氏名を記入します。

そのあと、粗大ごみ処理券を粗大ごみに貼り付け、収集日の午前8時30分までに指定の場所に出しましょう。

【北海道札幌市】

北海道札幌市では、布団は「大型ごみ」に該当します。ただし、指定ごみ袋に入り、口がきちんと縛れるサイズであれば「燃やせるごみ」として処分することが可能です。

大型ごみを処分する際は、まず電話にて申し込みを済ませます。申し込みが完了したら、市内のスーパーやホームセンター、コンビニエンスストアなどにて大型ごみ処理手数料シールを購入し、受付番号を記入します。

そのあと、大型ごみ処理手数料シールを粗大ごみの目立つ位置に貼り付け、収集日の午前8時30分までに指定の場所に出しましょう。

3.回収業者へ頼んで処分してもらう

布団の処分は「回収業者に依頼する」ことも可能です。

回収業者であれば自治体での処分と比べると曜日や時間の自由度が高く、都合のよいタイミングで自宅まで布団を取りに来てもらえるので便利です。また、布団以外の家具や家電もまとめて捨てられるので、家の中にある不用品を一気に片付けることが可能です。

回収業者を利用するには料金が発生します。量や重さによって利用料金に差が出てしまうため、事前に問い合わせたり見積もりを依頼したりして料金を確認しておきましょう。

4.引っ越し業者に引き取ってもらう

引っ越しするタイミングで布団を捨てる場合は、「引っ越し業者に引き取ってもらう」と楽です。引っ越し業者によっては「不用品の引き取りサービス」を行っているところもあり、それを利用すれば布団をはじめとする不用品をスマートに処分できます。

見積もりを出してもらう際に、処分したい不用品がある旨を伝えておきましょう。

5.下取りに出す

布団を販売している店舗によっては、「古い布団を下取りしてくれる」場合があります。このサービスを利用すれば、新しい布団を受け取る際に古い布団を引き取ってもらえるので、手間なく布団を処分することが可能です。

ただし、店舗によって下取りサービスの料金や内容は異なります。布団を新しく買い換えるときは、まずは購入する店舗に下取りサービスがあるかを確認するようにしましょう。あわせて、サービス内容まで細かくチェックしておくと、より安心して利用できます。

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6.寄付する

問題なく使用できる布団を処分するなら、「物資を募集している地域や団体に寄付する」のも一案です。

災害が起きた地域では、布団をはじめとするさまざまな物資が重宝されています。また、人以外にも、動物たちの寝床として布団を募集している保護団体も数多くあります。

発送の手続きや送料は自己負担となりますが、環境に優しく社会貢献にもつながるため、使える布団は寄付して再利用してもらうのもいいかもしれません。

布団の寿命(買い替え時)

布団の素材は綿をはじめ、羊毛やポリエステルが一般的です。これらの素材を使った布団は経過年数とともに嵩(かさ)が徐々に減っていきます。

これに対し羽毛布団は、ほかの素材よりも耐久性に優れているため、日頃から適切なメンテナンスを行い、生地に穴が空いたり破れたりしなければ綿やポリエステルの布団よりも長く使用できるといわれています。

ただし、どの素材についてもいえることですが、使用するとともに汗や摩擦などで中の素材が傷んでしまうことがあります。嵩(かさ)やふくらみが減ったり、あまり温かさを感じなくなってきたりした場合は、買い替えを検討するのもいいかもしれません。

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やってはいけないNGな布団の捨て方

ここまで、布団を処分する方法をご紹介してきましたが、あわせて「やってはいけない布団の捨て方」についても押さえておきましょう。

大前提として、上述した「自治体のルール」に反した捨て方はNGです。仮にルールを無視して処分した場合、布団は収集されずにその場に放置されてしまいます。最悪の場合、その布団が事故の原因になる恐れもあります。そのため、粗大ごみ(大型ごみ)として布団を処分する際は、必ず自治体のルールに則って捨てるようにしましょう。

また、布団の処分を回収業者へ依頼する場合は、業者選びを慎重に行うことが大切です。たとえば、利用無料を謳っている業者や、ホームページに「廃棄物収集運搬業の許可」についての記述がない業者を利用するのは望ましくありません。なぜなら、不当な料金を請求されたり回収された不用品を不法投棄されたりして、トラブルに発展する危険性があるためです。回収業者を選ぶ際は、ホームページなどを参考に「安心して利用できるか」「信頼できるか」などを入念に確認するようにしましょう。

まとめ

「不要になった布団を処分したい」という方は、今回ご紹介した6つの方法から自分にあった捨て方を選んでみてください。

布団をごみとして処分する場合は、まず自分が住んでいる地域の自治体が発表しているルールを確認しましょう。そのうえで正しく捨てれば、ごみとして収集してもらえます。

ジャパネットでは、商品によっては新しく購入する際に値引きがされるものもあり、お得に買い替えることができます。ぜひこの機会にご検討ください。

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よくある質問

布団の捨て方は?
布団は粗大ごみで捨てるのが一般的です。また、自治体規定の大きさに切り分ければ可燃ごみとして捨てることも可能です。そのほかに、回収業者に引き取ってもらう、下取りに出すなどの方法もあります。
布団の捨て方で注意すべき点は?
布団は大型のごみとなるため、迷惑が掛からないよう自治体のルールに則って処分するようにしましょう。また、回収業者に依頼する場合は、トラブルを避けるため信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。
粗大ごみで布団を捨てる手順は?
粗大ごみの捨て方は自治体によって異なります。インターネットで申込後、指定の日時に有料の粗大ごみ券を貼り付けて住居のゴミ捨て場などに捨てます。粗大ごみの該当項目や料金については、各自治体のHPなどで確認しましょう。