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室外機も手軽にお掃除!自分でできるエアコン室外機の掃除方法と5つの注意点をご紹介

エアコンの室外機、普段からお手入れできていますか?フィルターなどはこまめにお手入れをしている方も多いと思いますが、室外機まではなかなか手が出ない、という方も少なくないのではないでしょうか。室外機をお手入れせず放っておくと、汚れが溜まって異音が発生したり、故障しやすくなったりすることもあるので、定期的に掃除をするのがおすすめです。
この記事では室外機のお掃除をおすすめする理由をはじめ、お手入れの一例とその際の注意点についてご紹介します。今まで室外機のお掃除をしたことがないという方は、今回ご紹介しているお手入れ方法を実践してみてはいかがでしょうか。

なぜ室外機を掃除した方が良いの?お手入れが必要な理由とそのメリットを解説!

なかには「そもそも室外機は外に置いておくものだし、掃除なんて必要ないんじゃないの?」という方もいらっしゃると思います。しかし、室外機に汚れが溜まったままになっていると、エアコン本来の性能を発揮できなくなったり、故障の原因になったりすることがあります。

いくら良いエアコンを購入しても、汚れのせいでその性能が発揮できないのはもったいないですよね。ここからは、室外機を掃除すべき理由とそのメリットについて詳しくご紹介していきます。

本来の省エネ効果が発揮できる

室外機は屋外に設置されているため、砂や泥によって徐々に汚れていきます。そのまま放置していると汚れにより稼働効率がおちてしまうことで冷暖房の効きが悪くなってしまい、結果的に電気代が上がってしまうこともあるのです。エアコン本来の省エネ性能を活かすためにも、こまめな掃除を心がけるようにしましょう。

故障するリスクを減らせる

溜まった汚れで冷暖房の性能が落ちてしまうと、エアコンに負荷がかかりやすくなり場合によっては故障につながってしまう可能性もあります。

タイミングが悪く真夏や真冬に故障してしまうと、一番必要な時にエアコンが使えなくなってしまいます。エアコンを長持ちさせるためにも、室外機の状態にも気を配るとよいでしょう。

室外機の作動音を抑えられる

室外機に汚れが溜まって負荷がかかると、作動音が以前よりも大きくなってしまうことがあります。負荷がかかった状態では、より大きな力で運転する必要があるからです。原因が汚れならお掃除をすることで静かになりますし、汚れが溜まることを防げるので不具合の予防にもなります。できるだけこまめな掃除を心がけましょう。

エアコンの室外機を掃除する際はここに注意!5つのポイントを確認してトラブルを避けよう

そうと決まればさっそくお掃除を始めたいところですが、室外機のお手入れをするときはいくつか注意するべきポイントがあります。室外機は構造が複雑で重量もあるため、むやみに掃除すると壊れてしまったり、自身が怪我をしてしまったりする可能性もあるからです。

この項目では、室外機を掃除する際の注意点についてご紹介しています。これからお手入れをしてみようという方は、ぜひご参考にしてください。

注意ポイント@:掃除する前に電源プラグを抜いておく

室外機を掃除するときは、必ずエアコンの電源を切ってから作業をするようにしましょう。室外機には大きなファンがついているので、エアコンが作動するとファンが回って怪我をしてしまう可能性があり、大変危険です。

またご家庭に子どもやペットがいる場合、間違ってリモコンを触ってしまい、作業中にエアコンの電源が入ってしまう可能性があります。そのため、万全を期すためにはコンセントも抜いておくのがベストでしょう。もしくはエアコン用のブレーカーを落としておくことでも、安心して作業をすることができます。

注意ポイントA:室外機は絶対に動かさない

室外機は建物の壁際に設置されていることも多いので、背面にはわずかな隙間しかなく手が届きにくいケースがあります。「せっかく掃除するなら徹底的にきれいにしたい!」と張り切るあまり、ついつい室外機の位置を変えてしまおうとする方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、むやみに室外機の位置を変えてしまうと、室内機とつながっているパイプが外れてエアコンが壊れてしまう可能性があります。また室外機はかなりの重量があるため、足や手に落としてしまうと大怪我をする恐れもあります。安全のためにも室外機は動かさず、手が届く範囲だけを掃除するようにしてください。

注意ポイントB:室外機を分解しない

室外機には誤って手や指を巻き込まないように、カバーがついています。徹底的にお掃除をしようとするとついカバーを外したくなってしまいますが、トラブルを避けるためにも室外機を分解するのはやめておきましょう。

室外機はさまざまなパーツから成り立っているので、専門の技術や知識がないと、分解して元に戻せなくなったり、壊してしまったりすることもありえます。掃除をするときはパーツを取り外さず、手の届く範囲を掃除するようにしましょう。

注意ポイントC:水をかけない

室外機は野ざらしで設置されることも多いので、台風や大雨のときに多少の雨水が入り込んでも壊れないように設計されています。しかし、大量の水が直接内部に侵入することは想定されていないので、掃除のために水をかけると故障の原因になる可能性があります。そのため室外機の汚れを落とすときには、濡らした布で拭く程度にとどめておきましょう。

注意ポイントD:高圧洗浄機は使わない

高圧洗浄機なら頑固な汚れを水圧で一気に洗い流してくれるので、掃除のときには重宝しているという方も多いのではないでしょうか。とても便利な高圧洗浄機ですが、室外機に対して使うのはやめておきましょう。本来は壁面や地面にこびりついた汚れを落とすものなので、電化製品に対しては少々威力が強すぎます。パーツを破損させてしまったり、室外機の内部に水が入って故障を引き起こしてしまったりすることもありますので、室外機に高圧洗浄機を使うのは避けたほうが良いでしょう。

手軽にできるエアコン室外機の掃除方法を解説!

注意点を確認したら、いよいよ実際に室外機のお掃除をしてみましょう!自分の手でお掃除できるのは、以下のような箇所です。

  • ・外カバー
  • ・ドレンホース
  • ・室外機周辺

このあとはそれぞれの箇所の具体的な掃除方法について、詳しくご紹介していきます。

外カバー

室外機の外カバーは雨や風にさらされて汚れやすいパーツのひとつなので、まずはここから掃除をしてみましょう。外カバーの掃除は、やわらかい布でから拭きをするくらいでOK。もしも汚れがひどく落ちにくい場合は、水やぬるま湯で濡らした布をよく絞ってから拭き取るようにしましょう。

ドレンホース

ドレンホースとは、エアコンの運転中に発生した結露水を排水するためのホースです。ドレンホースは地面と直に接していることが多いので、排出口から落ち葉や砂などが入ることで汚れが溜まりやすい箇所です。放置していると、最悪の場合ホースが詰まってしまうことがあり、結露水の排出ができずにエアコンの水漏れにつながってしまいます。

室外機を掃除するときは、ドレンホースの汚れもしっかりと落とすようにしましょう。もしホース内が詰まっている場合は、中の詰まりを解消する必要がありますが、無理に取ろうとするとホースが破損してしまうこともあるので、うまくいかない場合は専門業者などに依頼した方が良いでしょう。

室外機の周辺

室外機の周りに砂やホコリが溜まっていると、ファンが空気と一緒に吸い込んで汚れの原因になったり、目詰まりを起こしてしまったりすることがあります。室外機自体の汚れを落とすことはもちろん重要ですが、周りの地面にある砂やゴミもできるだけきれいにするようにしましょう。

また、室外機の近くに物を置いていないかも確認しましょう。エアコンは室外機の吹き出し口から排熱をすることによって、温度を調節しています。そのため、室外機周辺に物を置いて吹き出し口をふさいでしまうと、うまく排熱ができなくなってしまいます。冷暖房の性能が落ちてしまう原因にもなることがあるので、室外機の周りには物を置かず、スペースを空けるようにしましょう。

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まとめ

一年中雨や風にさらされる室外機は汚れが溜まりやすく、掃除をしないと故障したり省エネ性能が落ちたりしてしまうこともあります。エアコンを長く使い続けるためにも、定期的に室外機のお掃除をすることが大切です。しかし、無理なやり方でお掃除をしてしまうと逆にエアコンの故障につながってしまうこともあり得ます。ぜひ今回ご紹介した掃除方法や注意点を参考に、お手入れをしてみてください。

よくある質問

エアコンの室外機を掃除する理由は?
エアコンの室外機を掃除することで、「本来の省エネ効果が発揮できる」「故障するリスクを減らせる」「作動音を抑えられる」のような効果が期待できます。
エアコンの室外機の掃除方法は?
まずは外カバーを柔らかい布で乾拭きしましょう。その後ドレンホースの汚れを落とし、最後に室外機周辺の掃除をしてごみや砂をできるだけきれいにしておきましょう。