「エアコンを設置したいけど工事ができない」「なるべく安くお部屋を涼しくしたい」、そんな方におすすめなのがポータブルクーラーです。ポータブルクーラーは工事不要で設置できるので、小さめのお部屋やキッチン、脱衣所などを涼しくするのにピッタリの製品です。
この記事では、ポータブルクーラーのメリット・デメリット、選び方のポイントについて詳しく解説しています。ジャパネットおすすめ製品もご紹介していますので、ポータブルクーラーが気になっている方は、ぜひご参考にしてみてください。
ポータブルクーラーは本体を床に置いて使うエアコンで、一般的な壁掛けエアコンと同じ仕組みでお部屋に冷気を届けることができます。その一番の魅力といえば、工事不要で設置でき、買ったその日からお部屋を冷やせる点でしょう。電源さえあれば運転できるため、「エアコンが故障してすぐにでも代わりが欲しい」という場合でも、これさえあればすぐにキンキンの冷風をその身で受け止めることができます。
一方で、ポータブルクーラーには「冷房性能はひかえめ」「運転音が大きい」などのデメリットも存在します。この項目では、ポータブルクーラーの良い点と悪い点に分けて詳しく解説しています。よく確認して、ポータブルクーラーが自分に合いそうかを見極めてみましょう。
ポータブルクーラーを使うメリットは、以下のようなポイントです。主に壁掛けエアコンと比較した際の利点についてご紹介しているので、ポータブルクーラーを買おうか迷っている方はぜひご参考にしてみてください。
ポータブルクーラーの一番のメリットは、工事不要で設置できるという点でしょう。壁掛けエアコンを設置する場合は業者による設置工事が必須で1〜2万円ほどの費用がかかるほか、お部屋の環境によっては工事自体ができないこともあります。ポータブルクーラーであれば工事不要なためどんなお部屋にも設置できるほか、工事費用も節約することができます。
「エアコン工事にお金をかけたくない」「そもそも工事ができなくて部屋がサウナと化している」という場合でも、ポータブルクーラーさえあれば冷たく涼しい風を全身で感じることができます。
ポータブルクーラーはかんたんに移動させることができるため、1台あれば複数のお部屋で使うことができます。キッチンや脱衣所などにも持ち込めるので、どこにいても冷風を届けてくれることが大きなメリットといえるでしょう。
なるべく安い壁掛けエアコンを選んだとして、本体価格だけでも一般的に6〜7万円。対して、ポータブルクーラーであれば3〜4万円程度で購入でき、圧倒的に本体価格が安いことが特徴です。また壁掛けエアコンは設置工事費用として1〜2万円ほどの料金がかかるため、その費用がかからないぶん、さらにポータブルクーラーの安さは際立ちます。
「エアコンが欲しいけど、費用はとにかく安く抑えたい」という方にとって、ポータブルクーラーはまさにうってつけの商品といえるでしょう。
世の中に完璧なものは存在しないように、お手軽で便利なポータブルクーラーも、いくつかのデメリットを合わせ持っています。購入した後で、「やっぱり微妙かも」とならないように、以下のポイントをチェックしておくようにしましょう。
まず知っておきたいデメリットは、一般的な壁掛けエアコンと比べると、どうしてもポータブルクーラーの冷房性能は分が悪いという点です。特に「お部屋全体を冷やす」というのは少々苦手で、場合によってはなかなか室温が下がらないということも少なくありません。
一方で本体からはしっかりと冷たい風が出てくるので、直接冷風に当たりたいという場合は、十分に涼しさを感じることができるでしょう。また、窓に専用のパネルを取り付け熱を屋外に排出すれば、よりお部屋全体の冷房効果を高めることができます。
一般的なポータブルクーラーは、本体の背面から排熱をする必要があるため、そのまま使っていると暖かい空気がお部屋に溜まってしまいます。もちろん冷風に直接当たっていれば涼しさは感じられますが、なるべくお部屋全体を冷やしたい場合は、窓に取り付けパネルを設置し本体のダクトから熱を外に逃がす必要があります。
とはいえ取り付けパネルは工具なしでかんたんに設置できるものが多いため、そこまで手間はかからないことがほとんどです。また、パネルは本体に付属している機種が多いので、その場合は別途部品を買う必要はありません。ただし、パネルは対応するサイズの窓にしか取り付けることはできないので、あらかじめお部屋の窓に取り付けできるかを確認しておくようにしましょう。
ポータブルクーラーは、壁掛けエアコンでいう室外機と室内機が一体になった構造をしているため、運転音が少々大きめなことがデメリットといえます。屋外に設置してあるエアコンの室外機からは「ブーン」という動作音が聞こえますが、同じような音が室内にあるポータブルクーラーから発せられるイメージです。音に敏感な方は、あらかじめ問題がなさそうかをチェックしておくとよいでしょう。
ポータブルクーラーは機種によって、搭載されている運転モードや適用畳数が異なります。使い勝手も大きく変わってくるので、ポータブルクーラーを選ぶ際は、以下のようなポイントを確認しておくようにしましょう。
このあとは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
ポータブルクーラーは機種によって搭載されている運転モードが異なり、冷房専用のモデルや、除湿や送風ができる機種などがあります。機能が豊富になるほど本体価格も高くなる傾向にあるので、自分にとってどれくらいの機能が必要なのかを確認しておくようにしましょう。なかには冷暖房両用の機種も発売されており、夏だけでなく冬にも使いたい方には特におすすめです。
適用畳数とは、その機種が冷やせるお部屋の広さを表したものです。一般的には5畳くらいのお部屋を冷やせる機種が多いですが、なかには10畳くらいの広さまで冷風を届けることのできるパワフルなモデルも発売されています。
どれくらいの広さのお部屋で使いたいのかをあらかじめ確認しておき、ちょうどいい適用畳数の機種を選ぶようにしましょう。
機種によっても異なりますが、一般的なポータブルクーラーは据え置き型の空気清浄機くらいの大きさがあります。思いのほかサイズが大きく、置きたい場所に置けない可能性もあるので、あらかじめその機種の寸法をよく確認しておくようにしましょう。
また、窓に排熱ダクトを設置する場合は、本体までの距離と窓のサイズが取り付けパネルに対応しているかをチェックしておくことも大切です。
また、ポータブルクーラーのなかにはキャンプや車中泊などを想定した小型サイズの製品も発売されています。お出かけの際に持ち運んで使いたい方は、これらの製品もチェックしてみるとよいでしょう。
近年ポータブルクーラーはさまざまなメーカーから続々と発売されており、機種によって性能や使い勝手が大きく異なります。この項目では、ジャパネットおすすめのポータブルクーラーをご紹介していますので、どの機種にしようか迷っている方はぜひご参考にしてください。
※ご紹介している機能や価格は、2024年8月時点の情報です。
IPA-2222Gは、冷風・換気・除湿の3つの運転モードを搭載したアイリスオーヤマ製のポータブルクーラーです。冷風適用畳数は4.5〜7畳で、16〜30℃の間で温度を設定することができます。本体の足部分はキャスターになっているため、別のお部屋にもラクラク移動させることができます。
排気ダクトを窓に固定するための取り付けパネルも付属しており、ねじやドライバーは不要で、ワンタッチでかんたんに固定することができます。窓のサイズは75mm〜145mmの高さまで対応しているため、一般的なお部屋の窓であれば問題なく取り付けられるため安心です。
「アイリスオーヤマ ポータブルクーラー」で商品を探すポータブルクーラーは工事不要で使うことができるため、壁掛けエアコンを設置できずに困っている方には特におすすめの製品です。また、比較的価格の安い製品が多いため、気軽にお部屋を冷やせることも大きな魅力の一つといえるでしょう。
一方で冷房能力は壁掛けエアコンに比べるとひかえめなため、お部屋の広さや日当たりによっては効果を感じづらいこともある点には注意が必要です。また運転音も大きめな製品が多いので、音に敏感な方はどれくらいの運転音なのかを確認しておいた方が良いでしょう。
どのポータブルクーラーにするか迷ったときは、今回ご紹介したジャパネットおすすめ製品もぜひご参考にしてみてください。