エアコン2027年問題で価格が上がる?買い替えのタイミングも解説

昨今話題の「エアコン2027年問題」。2027年4月からエアコンの省エネ基準が引き上げられ、省エネ性能が向上する一方、本体価格が高くなるのではないかと予想されています。
この記事では、エアコン2027年問題の内容や、新基準で価格が上がるとされている理由、誤解されがちなポイントのほか、エアコンの買い替え判断のポイントまで詳しく解説します。
この記事でわかること
- 「エアコン2027年問題」は、家庭用エアコンの省エネ基準引き上げに伴う影響の総称
- 本体価格は3〜5万ほど値上がりすると予想されている
- 省エネ性能は大幅に向上するため、月々の電気代は下がる ※この記事は2026年8月時点の情報をもとに作られています。今後状況が変化する可能性もありますのでご了承ください。
エアコン2027年問題とは?
「エアコン2027年問題」とは、家庭用エアコンの省エネ基準引き上げに伴い、エアコンの価格も上がると予想されているトピックです。
家電製品の消費電力や省エネ性能について、国は基準を定めています。2027年4月から、家庭用エアコンの省エネ目標基準値は大きく引き上げられ、メーカーは新しい省エネ基準(以下、新基準)を満たさないエアコンを、実質的に製造・出荷できなくなります。
そして、消費者に直接影響するのが、新基準を満たすエアコンの価格が現在よりも上がることがほぼ確実とされていること。なかでも、価格が手頃なスタンダードモデルのエアコンは、特に値上げの幅が大きくなると予想されています。
一方で省エネ性能が上がるぶん月々の電気代は下がるので、トータルで見ればおトクになるケースも少なくありません。特に大きめの畳数ほど省エネ性能の恩恵を受けやすいため、安い現行モデルを買うのか、新基準の高性能なモデルを買ってランニングコストを下げるのかを、慎重に見極めることが大切です。
エアコンの価格が上がる理由

2027年4月以降にエアコンの価格が上がるとされている理由は、新基準を満たすために、エアコンの省エネ性能を大きく向上させる必要があるからです。
現在販売されているエアコンの多くは、新基準を満たしていません。そこで、新基準に合わせて性能を向上させるために部材や設計の大幅な見直しが発生し、そのコストにより本体価格が上がるとみられています。
なかでもより影響を受けるのが、コスパ重視のスタンダードモデル。これらのモデルは高機能モデルよりも省エネ性能が抑えられているため、新基準に対応するためには大幅に性能を引き上げる必要があります。
そのため、「本体価格は安いけど省エネ性能はそこそこ」という機種の製造が難しくなり、エアコン全体の平均価格が引き上げられると予想されているのです。
エアコン2027年問題のよくある誤解と実際のところ
「エアコン2027年問題」については、SNSやネット記事などでさまざまな情報が広まっています。ですが、内容が誤解されて広まっているケースも少なくありません。ここでは、エアコン2027年問題の勘違いされがちなポイントについて、Q&A形式で解説します。
エアコン2027年問題のよくある誤解
Q 今のエアコンは使えなくなる?
今、自宅に設置しているエアコンは、2027年4月以降もそのまま使い続けられるので、ご安心ください。
省エネ基準の引き上げは、メーカーのエアコンの製造・出荷に関する制度です。すでに購入・設置しているエアコンの使用が制限されるものではないため、今後も問題なく使い続けることができます。
Q 2027年以降は現基準のエアコンが買えなくなる?
2027年4月以降も、在庫として流通している現基準エアコンは引き続き購入できます。ただし、在庫がなくなるとそれ以上製造されずに買えなくなってしまう可能性が高いので要注意です。
Q 今のエアコンは2027年以降に修理できなくなる?
現行モデルのエアコンが壊れたとしても、2027年以降も修理して使い続けることは可能ですのでご安心ください。
また、エアコンの修理に必要な「補修用性能部品」は、そのモデルの生産終了から10年間メーカーで保管することになっています。加えて、エアコンの平均買い替え年数は、「消費動向調査 2026年3月 内閣府調べ」によると約13年とされています。今お使いのエアコンが、今後どれくらい使い続けられるかの参考にしてみてください。
今買う?様子見?エアコン買い替え判断のポイント
「エアコン2027年問題」により、今後エアコンの価格は上がる可能性が高いとみられています。現基準のエアコンの数がそろっている今のうちに買い替えるべきか、新基準モデルの登場後に買い替えるべきか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこで、買い替え判断の基準をまとめました。
エアコンを買い替えるべきかの判断基準

- エアコン購入から10年以上たっている
- 小さめの畳数が欲しい(10畳以下)
- エアコンが故障している、調子が悪い
- 少しでも安くエアコンを購入したい
- 現行モデルに欲しい機種がある
- エアコンを購入して数年しかたっていない
- 大きめの畳数(12畳以上)が欲しい
- 最新機能のエアコンが欲しい
- 電気代を抑えたい
- 引っ越しやリフォームの予定がある
今、現行モデルへの買い替えがおすすめな方
今のうちにエアコンを買い替えるのがおすすめな方は、購入から10年以上経っているエアコンを使用している方です。
エアコンの平均買い替え年数は、「消費動向調査 2026年3月 内閣府調べ」によると約13年とされています。これくらいの年数になると全体的に経年劣化が進んでくるため、修理をしてもまたすぐに別の箇所が故障してしまうことも少なくありません。
また、少しでも安いモデルが欲しい方、現行モデルで目をつけている機種がある方は、このタイミングで買い替えるのがおすすめです。特に現行モデルの人気機種に需要が集中すると、在庫切れになり手に入らなくなってしまう可能性も少なくないでしょう。
2027年モデルがおすすめな方
2027年モデルがおすすめなのは、より高性能なモデルが欲しい方です。本体価格こそ上がりますが、冷暖房の効率もアップし電気代も抑えられるので、ランニングコストの観点でおトクになりやすいです。
特に、12畳以上の適用畳数が大きいモデルのほうが省エネ性能の恩恵を受けやすく、現行モデルと比べると電気代を節約しやすくなります。リビング用のエアコンが問題なく動いているなら、2027年モデルの登場を待った方がお得な買い物になるかもしれません。
また、適用畳数が小さめのモデルであっても、取り付けてからまだ数年しかたっていない場合は、急いで買い替える必要は薄いでしょう。特に故障や不調がなく、お使いのエアコンに不満がないのであれば、調子が悪くなってきたタイミングで、新基準のモデルを購入するのがおすすめです。
新省エネ基準で電気代はどれだけ変わる?

新基準の導入により、エアコンの電気代がどれくらい変わるのか気になる方もいらっしゃるのでは?
経済産業省資源エネルギー庁によると、エアコンの現基準(2010年度基準)と新基準を比較した場合、6畳用エアコン(2.2kW機)は年間約2,760円、14畳用エアコン(4.0kW機)は年間約1万2,600円の光熱費削減効果が期待できるとしています(※)。
※ 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表する電力取引報の結果(令和5年4月〜令和7年12月まで)のデータにもとづき、各月の税込・賦課金込み単価(円/kWh)に対して、全国の低圧電灯販売電力量(MWh)を重みとして加重平均値を算出し、31.75円/kWhと設定。
なお、内閣府の消費動向調査(2026年3月)によれば、エアコンの平均使用年数は約13年。13年間使い続けると考えると、6畳用エアコンで約3.6万円、14畳用エアコンで約16.4万円削減できる計算になります。リビングルームなど広いお部屋用のエアコンであれば、現基準エアコンとの購入費の差額を、電気代の削減分で比較的早く回収できる可能性が高いでしょう。
一方、子供部屋や寝室につける小さめの畳数のエアコンで、そこまで使用頻度が高くない場合、元々の消費電力が少なく削減額も相対的に低いため、新基準エアコンの価格にもよりますが、差額の回収には長い年数が必要になりそうです。
ジャパネット厳選のおすすめエアコンをご紹介!
まとめ:現行の省エネ基準のエアコンを購入するなら今がベスト
「エアコン2027年問題」により、新基準のエアコンはより高性能になる代わりに、本体価格が上がると予想されています。
いま「エアコンの調子が悪い」「欲しいモデルがある」「少しでも安く買いたい」という方は、現行モデルが充実しているこのタイミングで買い替えるのがベストでしょう。
一方で、「最近エアコンを買い替えたばかり」「なるべく電気代を抑えたい」という方は、今後発売される新基準に対応したエアコンを待つほうがいいかもしれません。
ジャパネットたかたはエアコンのラインナップを豊富に取り揃えています。また、古いエアコンの下取りサービスや設置工事も請け負っているので、エアコンの買い替えを検討している方はぜひチェックしてみてください。
よくある質問
- 2027年度の省エネ新基準でエアコンの価格はどのくらい上がる?
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メーカーやモデルにもよるため一概には言えませんが、目安としては3万円〜5万円ほど販売価格が上がると予想されています。エアコン全体の平均価格が底上げされ、相対的にスタンダードモデルの値上がり幅が大きくなる可能性が高いです。
- 現基準のエアコンはいつまで買える?
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現基準のエアコンをメーカーが製造・出荷できるのは2027年3月末ですが、市場に流通している在庫分については、2027年4月以降も引き続き販売されます。
ただし、特定のモデルの需要が増えると品切れになる可能性も高いので、いま欲しいモデルがある方は、早めに確保しておくと安心かもしれません。
- 古いエアコンはどう処分すればいい?
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エアコンは家電リサイクル法の対象品目のため、自治体の粗大ごみ収集で処分することはできません。古いエアコンを処分するには、指定引取場所への持ち込みや、購入した販売店への引き取り依頼が必要です。
なお、ジャパネットでは、古いエアコンの下取り・引き取りサービスを行っているので、処分でお困りの際には、ぜひご相談ください。
