洗濯機の水漏れの応急処置方法は？原因や予防方法も紹介
洗濯機が突然水漏れした場合は「どこから漏れているか」によって原因や対処法が変わってきます。これをそのまま放置すると、床や壁にまで被害が及ぶおそれもあるため、被害が広がる前に適切に対処することが大切です。加えて、普段の使い方を少し工夫するだけで、水漏れを防ぐこともできます。
本記事では、洗濯機から水漏れしたときの応急処置方法や水漏れ箇所ごとの原因と対処方法、水漏れを予防する方法について解説します。
洗濯機から突然の水漏れ！まずやるべき応急処置
洗濯機から突然水漏れが発生した場合、まずは落ち着いて応急処置を行い、被害を最小限に抑えることが大切です。ここでは、水漏れに気づいた際にすぐに行うべき応急処置の方法について見ていきましょう。
洗濯機の電源をオフにする
洗濯機の運転中に水漏れを発見した場合は、すぐに電源をオフにし、プラグをコンセントから抜いて漏電のリスクを防ぎましょう。
コンセント部分が濡れている場合は、感電の危険があるため、先にブレーカーを落としてから慎重にプラグを抜いてください。安全を最優先に対応することが大切です。
蛇口と元栓を閉める
水漏れの被害をこれ以上広げないためにも、給水ホースにつながっている蛇口をすぐに閉めましょう。
蛇口を閉めても水が止まらないときは、水道の元栓を閉める必要があります。できるだけ早く水を止めることがポイントです。
濡れた床の水を拭き取る
床が水で濡れてしまったら、タオルや雑巾を使ってできるだけ早く拭き取りましょう。
濡れたままにすると、床材が傷んだり、カビが生えたりするだけでなく、階下に水漏れすることもあります。被害を広げないためにも、早めの対処が大事です。
水漏れの発生箇所ごとの原因と対処方法
洗濯機の水漏れは、「どこから漏れているか」によって、原因と対処方法が異なります。応急処置が終わったら、次は水漏れの発生箇所をしっかりチェックして、状況に応じた対応を行いましょう。ここでは、水漏れの発生箇所ごとに、考えられる原因と対処方法を解説します。
給水ホースから水漏れしている場合
給水ホースから水が漏れている場合は、ニップル（蛇口と給水ホースをつなぐ部品）のゆるみや、ホース自体のひび割れ、ゴムパッキンの劣化などが原因かもしれません。ニップルがゆるんでいるだけなら、締め直すと水漏れが止まることもあります。給水ホースに亀裂が入っていたり、ゴムパッキンが古くなっていたりする場合は部品を交換しましょう。ホースの劣化が広範囲に及んでいる場合や、部品を交換しても水漏れが解消しない場合は、給水ホースごと新しいものに取り替えると安心です。
洗濯機の本体や底から水漏れしている場合
洗濯機の本体や底から水が漏れている場合は、糸くずフィルターや洗剤ケースの詰まり、あるいはパルセーター（洗濯槽の下についている部品）の摩耗が原因かもしれません。まずは、糸くずフィルターを取り外して、詰まりを掃除してみましょう。それでも直らない場合は、パルセーターがすり減って隙間から水が漏れていることも考えられます。この場合は修理や交換が必要なので、メーカーや販売店に相談するのがおすすめです。
排水ホース付近から水漏れしている場合
排水ホース周りから水が漏れている場合は、排水ホースの接続がゆるんでいたり、排水ホースの中が詰まっていたりするかもしれません。まずは、接続部を締め直して、排水ホース内部も確認してみましょう。なお、排水エルボ（排水口との接続部分）が壊れていたら、交換が必要になります。部品の選定や取り付けに不安がある場合は、専門業者に依頼するのが安心です。
給水用蛇口と壁の間から水漏れしている場合
給水用蛇口の根元と壁の間から水が漏れている場合は、壁の中の配管に問題が起きている可能性があります。このようなケースでは、見える範囲で原因を特定するのが難しく、自分で対処することはできません。無理に直そうとしても、かえって水漏れが悪化するおそれがあります。まずは元栓を閉めて水の流れを止め、壁の中で水漏れが広がってしまう前に、早めに専門業者に相談し、適切な点検・修理を依頼しましょう。
洗濯機の水漏れを予防する方法
洗濯機の水漏れは、日常のちょっとした工夫で予防できる場合があります。ここでは、洗濯機の水漏れを防ぐために実践したいポイントについて見ていきましょう。
洗濯物を詰め込みすぎないようにする
洗濯物を洗濯槽に詰め込みすぎると、運転中の振動が大きくなり、洗濯機本体や配管部分に過剰な負荷がかかり、故障や水漏れの原因になります。また、洗濯槽の回転効率が落ち、洗浄力の低下にもつながります。洗濯機の取扱説明書に記載されている容量を守り、洗濯物は適正な量で洗うことを心掛けましょう。
洗濯機をこまめに掃除する
糸くずフィルターや排水口は、使用するたびに汚れが溜まりやすく、そのままにすると排水がうまくできず水漏れの原因になります。糸くずフィルターや排水口は定期的に掃除して、きれいな状態を保つようにしましょう。
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洗濯機の使用後は蛇口を閉める
給水ホースやゴムパッキンは、使い続けるうちに経年劣化していきます。万が一、ニップルが外れたり部品が故障したりしても、蛇口を閉めておけば水漏れを防ぐことができます。そのため、洗い終わったら毎回蛇口を閉めることを習慣にしましょう。また、「自動ストップ機能付きニップル」をつけておくと、万が一給水ホースが外れても水漏れを最小限に抑えられるため、より安心です。
防水パンを設置する
防水パンとは、洗濯機を設置するための土台のような設備で、万が一の水漏れが起きた際に床を守る役割があります。軽度な水漏れだけでなく、湿気による床の傷みも防げるため、もし設置されていない場合は検討してみましょう。防水パンは、洗濯機のサイズに合ったものを選ぶ必要があるので、設置は専門業者に相談すると安心です。
水漏れが改善しない場合は、洗濯機の寿命の可能性も
応急処置や修理を行っても水漏れが繰り返し発生する場合は、洗濯機本体が寿命を迎えている可能性があります。一般的に、洗濯機の寿命は使用状況や設置環境によって左右されますが、内閣府の「消費動向調査（2025年3月）」によると、平均使用年数はおよそ10年とされています。10年以上使用していて、水漏れが改善しない場合は、買い替えのタイミングを迎えているのかもしれません。また、水漏れ以外に以下のような症状が見られる場合も、洗濯機の劣化や故障が進んでいるサインです。
- ＜洗濯機の劣化や故障が進んでいる主なサイン＞
- ・洗濯中に途中で止まる
- ・異音がする
- ・脱水ができない
- ・洗濯物に嫌なニオイがつく
- ・乾燥機能がうまく作動しない
- ・電源コードが熱を持っている
- ・電源が入らない
これらの症状が見られる場合は、修理費用と新しい洗濯機の購入費用を比較し、総合的に判断して買い替えを検討することをおすすめします。
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洗濯機を買い替える場合は下取りがおすすめ
洗濯機は一般ごみとして処分できず、家電リサイクル法にもとづいて適切に処理する必要があります。そのため、洗濯機の買い替え時には「下取りサービス」を利用することがおすすめです。下取りサービスを利用すれば、新しい製品を購入する際に古い洗濯機を引き取ってもらえるため、手間をかけず、スムーズに買い替えることができます。
ジャパネットの下取りサービスを利用すれば、新しい洗濯機を特別価格で購入でき、配送・設置の際に古い洗濯機をそのまま引き取ってもらえます。面倒な手続きはすべておまかせできるため、忙しい方や「できるだけ簡単に済ませたい」という方にもおすすめです。
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まとめ：洗濯機の水漏れを防いで正しく対処しよう
洗濯機の水漏れは、発生箇所によって原因や対処方法が異なります。水漏れを発見したら、まずは電源を切り、蛇口や元栓を閉め、床の水を拭き取るといった応急処置を行います。その後で、どこから水が漏れているのかをチェックして、給水ホース・排水ホース・本体など、それぞれに合った方法で対応していくことが大切です。
また、普段の使い方を少し注意するだけでも、洗濯機の水漏れを防ぐことができます。それでも何度も水が漏れるようなら、洗濯機が寿命を迎えているのかもしれません。そのようなときは買い替えを検討するのも1つの方法です。下取りサービスを使えば、古い洗濯機を引き取ってもらいながらスムーズに新しい製品に買い替えられます。洗濯機は正しい使い方と定期的なチェックで、快適に使いましょう。