一人暮らし向けのテレビの選び方やお得に購入する方法をご紹介

テレビは、一人暮らしを豊かにする家電製品のひとつ。放送中のテレビ番組を視聴するだけでなく、レコーダーで録画した番組を観たり、ゲーム機を接続して楽しんだりとその用途は幅広く、とても重宝します。では、一人暮らし用のテレビを購入する際は、どのようなポイントに着目して選べばよいのでしょうか。
今回は、一人暮らし用のテレビを選ぶ際のポイントをはじめ、おすすめの製品やテレビをお得に購入する方法、テレビの買い替え時期などについてご紹介します。より自分に合ったテレビ選びを行うためにも、ぜひご参考にしてください。
とくにここをチェック!一人暮らし用テレビ選びのポイント
一人暮らし用のテレビを選ぶときは、「パネルタイプ」と「大きさ」に注目してみましょう。
パネルタイプで選ぶ
テレビに使用されているパネルは、主に「液晶テレビ」と「有機ELテレビ」の2つ。それぞれの特徴は、以下のとおりです。
液晶テレビ
液晶テレビは液晶パネル自体では発光できず、バックライトなどを用いて明るさを表現しています。このため自発光が可能な有機ELテレビと比べて白〜黒のコントラスト比を苦手としています。一方で、サイズバリエーションが豊富で、インチあたりの価格がリーズナブルな点が特徴です。
有機ELテレビ
有機ELテレビはコントラスト比に優れており、鮮明で高画質な映像を映し出せるのが特徴です。そのため、リアルな質感で美しい映像を楽しむことができます。ただし、有機ELテレビは同じ画面サイズで比較すると、液晶テレビよりも価格が高い傾向があります。
以下の記事では、有機ELテレビの特徴やメリット、液晶テレビとの違いをご紹介しています。ぜひご覧ください。

-
有機ELテレビとは?液晶テレビと何が違うの?有機ELテレビの特徴やメリット、選び方や注意点も解説します!
- 有機ELテレビとは、電気を通すと発光する有機物をディスプレイに採用したテレビのことです。液晶テレビとは、液晶をパネルに採用したテレビのことです。この記事では、有機ELテレビを選ぶメリットや特徴、液晶テレビとの違い、注意点、選び方などをご紹介しています。ぜひご覧ください。
- 詳しく見る
大きさで選ぶ
「テレビは大きいほどよい」と考えている方もいるかもしれませんが、決してそうとは限りません。なぜなら、テレビを快適に楽しむには「最適な視聴距離を保つ必要がある」ためです。テレビとの距離があまりにも近いと全体像を把握できなかったり、画素の粗が見えてしまい美しく見えなかったり、反対に遠いと映像が小さくなり見えづらくなってしまいます。
19V型以下
19V型以下はテレビの中でもかなり小さいサイズになり、小さなテレビを選ぶ場合このサイズ感になります。一般的なテレビの形状をした据え置き型のほか、持ち運びを考慮したポータブルテレビもあり、部屋の大きさよりも目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
24V型〜32V型
24V型〜32V型は6畳の部屋や寝室、子供部屋などにおすすめのサイズです。価格もお求めやすいモデルが多く、さまざまなメーカーから選択できることもポイントです。
40V型〜43V型
40V型〜43V型テレビは6畳〜8畳の部屋におすすめのサイズです。このサイズくらいから4K解像度のモデルも購入できるため、映像の美しさによりこだわりつつ、小型のテレビを検討している方におすすめです。
49V型・50V型
49V型・50V型テレビになると横幅が1mを越えるため、大型テレビといって差し支えないサイズになってきます。ある程度の視聴距離がとれる8畳〜10畳の部屋がおすすめです。
55V型・58V型
55V型・58V型テレビでは横幅が1.2m以上になり、設置スペースも重要になってきます。お求めやすいモデルから高機能なモデルまでさまざまなタイプのテレビが販売されており、ニーズに合った製品を検討することができるでしょう。
なお、必ずしも上述した部屋のサイズでなければならないわけではありません。6畳未満の部屋に大型テレビを設置することもできるので、あくまでも目安のひとつとして捉え、部屋の大きさや好みに合わせてサイズを選ぶようにしましょう。
各メーカーのテレビの特徴

各メーカーによってテレビの特徴は異なります。
以下で、代表的なメーカーをピックアップし、それぞれのテレビの特徴・魅力を解説します。テレビ選びのご参考にしてください。
なお、こちらの情報は2022年1月時点の情報です。また製品ごとに搭載されている機能は異なります。予めご了承ください。
TVS REGZA
TVS REGZAの「REGZA(レグザ)」は小型から大型のサイズまでバリエーションが多いほか、便利な機能が多数搭載されているのが特徴です。
たとえば、一部のモデルに搭載されている「タイムシフトマシン機能」を使えば、見逃した番組を後から視聴することができます。
また、リアルタイムで視聴している途中でも最初に戻ることができるので、自由にテレビの視聴を楽しむことができるでしょう。
シャープ(SHARP)
シャープの「AQUOS(アクオス)」は、鮮やかな色調で美しい映像を実現しているテレビです。一部のモデルに搭載されている「高演色リッチカラーテクノロジー」により自然の色を繊細かつ正確に表現することで、臨場感あふれる映像を実現しています。
さらに、画面サイズを豊富に取り揃えているため、幅広いラインナップのなかから好みに合ったサイズを選択することができるでしょう。ポータブルテレビも取り扱っているので、一人暮らしの方にもおすすめです。
ソニー(SONY)
ソニーは、ヘッドホンやスピーカーなどのオーディオ機器に精通していることから、テレビにおいても映像だけでなく音にもこだわっている製品があるのが特徴です。
たとえば、「BRAVIA(ブラビア)」の一部のモデルは立体感のある音により、高い没入感を楽しめるテレビとなっています。
このほか、「Android TV機能」を活用することもできる製品もあり、見たい番組やインターネットコンテンツを声で検索することができます。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックのテレビというと、「VIERA(ビエラ)」を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
デザイン性にこだわったモデルが多いため、部屋の雰囲気に合わせやすいのが特徴です。
また、VIERAはポータブルテレビの取り扱いもあるので、一人暮らし用やサブ用など、用途に応じて使い分けやすくなっています。
ジャパネット厳選のおすすめテレビをご紹介!
テレビ選びではここもチェック!そのほかに見るべきポイント

より満足できるテレビを選ぶためには、パネルタイプ・大きさにくわえて、解像度やチューナー数、録画機能などもチェックすることが大切です。
解像度
テレビを選ぶ際には、解像度を確認しましょう。 テレビの画質は「フルHD」「4K」「8K」「それ以外」の4つに分類されます。
| 種類 | 解像度 |
|---|---|
| フルHD | 1,920×1,080画素 |
| 4K | 3,840×2,160画素 |
| 8K | 7,680×4,320画素 |
| それ以外 | 1,366×768画素など |
- ※4K解像度に対応しているのは主に40V型以上です。
音響の性能
テレビは映像だけでなく、音にこだわるのもおすすめです。
高音や低音を調整し、人の声や会話などを聞きやすくする音声「くっきり」ボタンを搭載した製品や、映画館で採用されている音声フォーマットに対応した製品などがあります。ぜひチェックしてみてください。
4K衛星放送用チューナーの有無
4K衛星放送を視聴したい場合は、チューナーが内蔵されているか確認しなければなりません。
前述した解像度の4Kと、チューナーの4K放送は別物のため、4K対応のテレビが必ずしも4K衛星放送用チューナーを内蔵しているとは限らないためです。
とはいえ、必ずしも4K衛星放送用チューナーありのテレビでなければならないわけではありません。
4K放送はBSと110度CS放送で始まっていますが、視聴しないのであれば4K衛星放送用チューナーは不要ですし、後から別途購入して対応することもできます。
ネット動画対応
インターネットに接続してテレビでネット動画を楽しみたい場合は、ネット動画に対応しているかどうかもチェックしましょう。
有線LANもしくはWi-Fiを使ってインターネットに接続し、動画配信アプリなどで映画やドラマ、バラエティ番組などを楽しむことができます。
ただし、機種によって対応しているサービスが異なり、後から追加することができないモデルもあるので注意しましょう。
DVD・Blu-ray Discの再生機能
DVD・Blu-ray Discを再生する際は、専用のプレーヤーが必要ですが、テレビのまわりにあまり物を置きたくないという方は、DVD・Blu-ray Discの再生機能が内蔵されたテレビもおすすめです。
接続端子の数
テレビを選ぶ際は、接続端子の種類と数を確認しましょう。 ここでは、「HDMI端子」「USB端子」「LAN端子」について解説します。
ゲーム機器やパソコン、レコーダーなどを接続する場合は「HDMI端子」が必要です。同時に複数の機器をつなげたい場合は、接続端子が多いテレビを選ぶとよいでしょう。
USBメモリーをつなぎたい場合はUSB端子の数をチェックしましょう。また、外付けHDDを接続する際にもUSB端子を使いますが、製品によっては接続できるのが「録画用USB端子」のみという場合もあるため注意しましょう。
「LAN端子」は、インターネットを接続するために必要な端子です。テレビによってはWi-Fiでインターネットをつなぐことができますが、有線でつなぐ場合はLAN端子があるか確認しておくことが大切です。
映画・ゲームモードの有無
テレビで映画・ゲームを楽しみたい場合は、コンテンツに合わせて適した画質処理を施す機能が搭載された製品がおすすめです。 ゲームに最適な高画質処理を行う製品や、色合いを調整して映画に適した映像を再現する製品などがあります。
録画機能
テレビ番組を録画するにはテレビが録画に対応していること以外にも、録画するための機器としてHDDが必要です。
HDDが内蔵されているテレビなら購入し設置すればすぐに番組録画を行えますが、HDDが内蔵されていないテレビの場合は外付けのHDDを別途購入する必要があります。
外付けのHDDが必要か否かを前もって把握するためにも、録画機能についても確認するようにしましょう。
チューナー数
番組を録画しながら、その番組以外の放送を楽しみたい場合は、チューナー数を確認しておきましょう。チューナーの数が増えるほど、同時に録画できる番組が増えます。
なお、録画にはHDDが必要になり、HDD内蔵テレビでなければ別途購入する必要があります。
倍速表示機能
倍速表示機能は残像のない滑らかな映像になるので、スピーディーな動きのある映像を視聴する際にとても重宝します。
そのため、たとえばスポーツを観戦したりゲームをしたりすることが多い場合は、倍速機能を搭載したテレビを選ぶのがおすすめです。
HDR
HDR(ハイダイナミックレンジ)とは、輝度情報を拡大し映像のリアリティを高める映像技術です。
鮮明な映像を映し出すことができるため、「よりきれいな映像を楽しみたい」という方はHDR対応のテレビがおすすめです。
壁掛けの有無
テレビを壁に掛けたい場合は、「壁掛け可能か」を確認しなければなりません。なぜなら、すべてのテレビが壁掛けに対応しているわけではないからです。
また、専用の金具を取り付けたり、配線を隠す場合は工事が必要になったりする可能性があります。 購入前に確認しておきましょう。
あわせてチェック!テレビ台の選び方

テレビと一緒に、テレビ台の購入を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一人暮らしであまり部屋が広くない場合、テレビ台が高すぎると圧迫感を感じる可能性があります。部屋の広さや設置する場所にもよりますが、ロータイプのテレビ台がおすすめです。
また、外付けHDDやゲーム機などをテレビ周辺に設置する場合は、収納スペースのあるテレビ台を選ぶことで、部屋をすっきりと見せることができるでしょう。
知っているとお得!テレビをお手頃な価格で購入する方法

ここでは、テレビをお得に購入する方法をご紹介します。ぜひご参考にしてみてください。
旧型モデルを購入する
最新モデルのテレビにこだわらないのであれば、旧型モデルを選ぶのがおすすめです。なぜなら、新型のモデルが登場すると、それ以前のモデルが値下げされる可能性があるからです。
ただし旧型モデルと言っても、性能に問題があるわけでもなく、中古品でもありません。 もし自分に必要な機能が揃っているのであれば、旧型モデルを選ぶことでお得に購入できる可能性があります。
古いテレビを下取りに出す
テレビを買い替える場合、古いテレビを下取りに出すのもおすすめです。
購入先にもよりますが、家電量販店や通販サイトでテレビを下取りに出すと、新しいテレビを購入する際に割引を受けられる場合があります。 また、テレビを処分する手間も少なく済むためおすすめです。
ジャパネットでは下取りで購入できるテレビも取り扱っています。ぜひご覧ください。
テレビを購入する前にアンテナ・コンセントを確認しておこう

テレビは、購入し設置してもすぐに見られない可能性があります。そのため、事前にアンテナ・コンセントの確認をしておきましょう。
アンテナ
アンテナには「地上デジタルアンテナ」「BS・CSアンテナ」の2種類あります。
地上デジタルアンテナは、地上波デジタル放送を視聴するために必要なアンテナのことです。「八木式」「平面式」「室内式」の3種類あり、八木式は見た目が魚の骨状のような形になっていて、一般的によく用いられています。平面式はデザインアンテナとも呼ばれ、見た目が平たい形状をしており、壁に取り付けることが可能です。室内式は、サイズがコンパクトで室内に設置するタイプのアンテナです。基本的には八木式か平面式のどちらかになるため、新居で初めてテレビを購入する際はこれらのアンテナが設置されているかチェックしましょう。
BS・CSアンテナは、衛星放送を視聴する際に必要なアンテナのことです。大きい皿状の形をしており、例えば物件にこのアンテナが設置されている場合は衛星放送を視聴することができます。 「物件にBS・CSアンテナが設置されていないけれど衛星放送を見たい」という場合は、テレビを購入するタイミングに合わせて設置業者への依頼が必要です。また、賃貸物件の場合はBS・CSアンテナの設置に大家さんやオーナーの許可が必要な場合もあるため、前もって確認しておくようにしましょう。
コンセント
基本的にテレビ用コンセントは多くの物件に設置されていますが、一人暮らしの間取りの場合、リビングにしか設置されていない可能性もあります。あらかじめ設置したい場所の近くにコンセントがあるかを確認しておくと安心でしょう。
買い替え時かも?テレビの寿命が迫っているサイン

機種や使用状況によって異なりますが、テレビの買い替え周期は約10年※と言われています。(※消費動向調査 2025年3月 内閣府調べ)
修理や買い替え時期が迫っているサインには、たとえば「画面に黒い線が入る」や「本来の色が映らない」「リモコンの不具合」などが挙げられます。もし今使っているテレビにこれらの症状が見られる場合は、修理や買い替えを検討するのがおすすめです。
以下の記事では、テレビの寿命について詳しく解説しています。 ぜひあわせてご覧ください。

-
テレビの寿命サインを見逃さないで!主な7つの症状と長く付き合うための方法をご紹介
- テレビにもやがて寿命は訪れます。そこでこの記事では、耐用年数の限界に近づいたテレビに起こる症状とともに、テレビの寿命を延ばすためにできることについてご紹介します。寿命なのか、修理すれば元通りになるのかを見極めて、継続して使用するか買い替えるかを正しく判断しましょう。
- 詳しく見る
まとめ
一人暮らしをするにあたり「どのテレビを選べばよいのかわからない」と悩んでいる場合は、選び方のポイントを押さえておくことで、自分に合ったテレビを見つけやすくなります。
今回ご紹介した選び方のポイント、おすすめの製品、テレビをお手頃な価格で購入できる方法などをご参考に、心惹かれる一台を探してみてください。
よくある質問
- 一人暮らしにおすすめなのはどんなテレビ?
- 一人暮らし用のテレビは、24V型から40V型程度の小さめのサイズのテレビを選ぶのがおすすめです。ただし、部屋の広さやどれだけ離れた場所から視聴するかでも適切なサイズは変わってくるので、あらかじめよく確認してから購入するようにしましょう。
- 一人暮らし用のテレビを選ぶときのチェックポイントは?
- 一人暮らし用のテレビを選ぶときは、「パネルタイプ」「大きさ」「解像度」「音響の性能」「4K放送用のチューナーの有無」「チューナー数」などのポイントを確認するようにしましょう。
