エアコンのカビは放置NG！原因・対策・予防策を徹底解説

エアコン内部は湿度が高くなりやすい

エアコンで冷房運転をすると、空気を冷やす過程で必ず結露が発生します。そして、結露によって発生した水分が本体内部をぬらすため、エアコン内部はどうしても湿度が高くなりやすく、カビの繁殖しやすい環境になってしまいます。

エアコン内部はカビが発生しやすい温度を保っている

一般的に、カビが繁殖しやすい温度は約20〜30℃といわれています。そしてエアコンを使うときも、夏冬共にこれくらいの温度に設定することがほとんどです。

つまり、エアコン内部は一年を通してカビにとって居心地の良い温度を保っているため、必然的にカビが育ちやすい状態になっているのです。

エアコン内部はホコリや汚れが溜まりやすい

エアコンのフィルターには、使っているうちにホコリや汚れが少しずつ溜まっていきますが、これがカビにとって絶好のエサになります。

エアコンは室内の空気を吸い込んで温度調整をするため、徐々に本体にホコリが溜まっていきます。お掃除をせずに放っておくと、そこにカビが繁殖しやすく、エアコンの風と一緒にお部屋に放出されてしまうこともあります。

フィルター

フィルターには空気中のホコリなどをキャッチする役割があり、エアコンのなかでも特に汚れやすい部分です。エアコンをつけたときにカビくさい臭いがする場合は、まずフィルター部分をお掃除してみるとよいでしょう。

フィルターの掃除方法はシンプルで、フィルターを取り外して水洗いし、乾いたら元に戻して完了です。注意点としては、汚れを取り除く際に細かい粒子が拡散しやすいので、吸い込まないようにマスクを着用しておくことを強くおすすめします。また周囲が汚れやすいので、なるべくお風呂場などで作業をすると安心です。

なお、濡れたままでフィルターを取り付けると、かえってカビが発生しやすくなってしまいます。水洗いをした後は、フィルターをしっかり乾かすようにしましょう。

なお、フィルターの掃除方法については、以下の記事で詳しく解説しています。気になる方は、ぜひこちらもチェックしてみて下さい。

吹き出し口

吹き出し口は、黒い粒のようなカビが発生しやすい部分です。カビを見つけたら、柔らかい布などで優しくふき取りましょう。汚れがひどい場合は、薄めた中性洗剤をタオルなどにしみ込ませると、より汚れを落としやすくなります。洗剤を使った後は、きれいなタオルでしっかりとふき取るのを忘れないようにしましょう。

エアコン内部

エアコンのお掃除をせずに長期間放っておくと、手の届かないほど奥の方でカビが繁殖してしまうこともあります。このような場所にカビが発生すると、自分で取り除くのは難しくなるため、専門業者によるクリーニングなどが必要になってしまいます。そうならないように、日ごろからのお手入れでカビを予防することが肝心です。

カビ予防を徹底したい方は、冷房を使った後に送風で30分程度運転しておきましょう。結露で湿った本体内部を乾燥させることができるので、カビが繁殖しにくい環境を維持することができます。また、最近のエアコンには、自動で内部を乾燥させる「内部クリーン機能」が搭載されている製品もあります。取扱説明書などを確認して、内部クリーン機能が搭載されているかをチェックしてみるとよいでしょう。

水や洗剤をかけない

エアコンの内部には、基板やセンサーなどの電子部品が多く使われています。そこに水や洗剤がかかると、故障の原因になってしまうので絶対にしないようにしましょう。

エアコンのお掃除をするときは、先ほど説明したように柔らかい布で優しくふき取るのが基本です。また、手の届かない本体内部の奥のほうを無理に掃除しようとすると、ファンなどの繊細な部品を壊してしまうこともあるので注意が必要です。取扱説明書もよく確認して、自分でできる範囲のお手入れにとどめておきましょう。

洗浄スプレーは使用しない

ホームセンターなどではエアコン用の洗浄スプレーが売られていることもありますが、故障のリスクを考えると使わない方が賢明でしょう。そもそも一般的なエアコンメーカーは、洗浄スプレーの使用を推奨しておらず、本体内部には精密な部品がたくさん使われているため、故障や発火などの原因となる恐れもあります。

エアコン内部のお掃除をするには、しっかりとした専門知識が必要になります。このような場所をお手入れしたい場合は、メーカーや専門業者などのクリーニングサービスを利用するようにしましょう。

定期的に掃除をする

エアコンのカビの予防で絶対に欠かせないのが、本体の定期的なお掃除です。特にフィルターには汚れが溜まりやすく、カビの栄養源になるのでこまめなお手入れを心がけましょう。メーカーや機種によっても頻度は異なりますが、シーズン中は2週間に1回程度を目安にしてみるとよいでしょう。あまりエアコンを使わない季節でも、1か月に一度を目安に状態を確認し、汚れているようであればお掃除をすることをおすすめします。

こまめにお部屋を換気する

カビが繁殖する大きな原因の一つが、高い湿度。お部屋を閉め切ったままにしていると、湿気がこもりやすくなり、カビにとって居心地のいい環境になってしまいます。

そのため、エアコンを使うときは定期的に窓を開け、新鮮な空気を取り込むようにしましょう。湿度を下げられるだけでなく、お部屋にこもったホコリやニオイも追い出してくれるため、より快適にエアコンを使うことができます。

なお、エアコンを使っているときに効率よく換気する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらも併せて、ご参考にしてみて下さい。

冷房を使ったあとは送風運転で内部を乾燥させる

冷房を使ったあとは内部の湿度が上がるため、カビが繁殖しやすい環境になってしまいます。そこで、送風運転を30分ほど行っておくとエアコン内部を乾燥させられるため、カビ防止の効果が期待できます。

また、最近のエアコンには、運転停止後に自動で内部を乾燥する「自動内部クリーン」機能が搭載されている場合もあるので、お使いの機種に搭載されているかチェックしてみるとよいでしょう。

1. 適用畳数をチェックする

新しいエアコンを選ぶときにまずチェックしたいのが、その機種の適用畳数です。適用畳数は冷暖房を効かせられるお部屋の広さを表しており、一般的に「6畳〜9畳用」のように記載されています。ここで注意したいのが、前の数字は「木造住宅」後ろの数字は「鉄筋住宅」での広さを表しているという点です。6〜9畳すべてのお部屋で使えるわけではないので、お住いの住宅にあった機種を選ぶようにしましょう。

2. 機能性をチェックする

最近のモデルには、エアコンをより快適に使えるさまざまな便利機能が搭載されています。特にカビ予防効果を重視したい方は、自動でフィルターの汚れを取り除いてくれる「フィルター自動掃除」機能や、運転停止後に内部を自動で乾燥させて湿気を抑える「内部クリーン機能」などをチェックしてみるとよいでしょう。

そのほかにも、手の届かないエアコン内部を自動的にお掃除してくれる「内部洗浄」機能や、空気中の汚れを抑制する「空気清浄」機能などが搭載されたモデルも発売されています。お掃除の手間を減らしてくれるだけでなく、汚れによる性能の低下を防いだり、お部屋の清潔性を高めてくれたりする効果も期待できる機能です。自分に合うのはどんな機能なのかを調べながら、ぴったりのエアコンを選んでみましょう。

家電量販店のお店に引き取ってもらう

新しいエアコンを購入する店舗に依頼すれば、リサイクル料金と収集運搬料金を支払うことで、古いエアコンを回収してもらえます。基本的には新品の設置時に古いエアコンを回収してもらえるので、おまかせで処分できることがメリットといえるでしょう。なお、店舗によって処分に必要な費用は異なるので、あらかじめどれくらいの金額になるのかを確認しておくとよいでしょう。

自治体と提携している回収業者に依頼する

自治体によっては、その地域の回収業者と提携して、エアコンの回収を請け負っているところもあります。お住まいの地域の自治体のホームページなどを確認し、回収サービスを行っているようならWEBやメールから申し込みをしてみましょう。リサイクル料金や収集運搬料金を支払うことで、エアコンを回収してもらえます。

一方で、自治体によっては、そもそもエアコンの回収自体を行っていないところもあります。その場合は、購入店に依頼したり下取りを利用したりして、別の方法でエアコンを処分するようにしましょう。

手間なくお得に買い替えるなら下取りがおすすめ

下取りとは、新しいエアコンを購入する際に、古いエアコンを一緒に引き取ってもらえるサービスです。ジャパネットの下取りサービスなら、人気モデルも特別価格でお得に購入でき、設置時にそのまま古いエアコンをお引き取りいたします。しかもWEBからのご注文なら、注文画面で取付工事の予約までできるので、お家に居ながら申し込みがすべて完結します。なお下取りを使う場合も、リサイクル料金と収集運搬料金はお支払いいただく必要がありますので、あらかじめご了承ください。

「お得にエアコンを買い替えたい」「古いエアコンをかんたんに処分したい」という場合は、ぜひジャパネットの下取りサービスをご活用下さい。